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ギターリメイク (続 後半) Epiphone Atomic 改

毎度、縦に長過ぎるブログをつらつらつらと、遅々として遅れ気味に? なりながらもなんとかアップデートをしてお…。

って長い!

いい加減にしろ、と言われそう。

とっとと本題に入りましょう。


前回は確か(確かって何だっ)ヘッドストックのリファインじみた作業を済ませたところまででした。

で、ボディの色がどうとかこうとかで、なかなか実際の色とキャップの色が予想以上に近くて驚いたよ、ってところで終っていた筈です。(筈ってなんだっ)


で、今回は仕上げに入って行きます。

やっている作業は一連のものです。
いちいち区切って何度も分けてアップするようなスタイルのブログが大嫌いなので、当ブログは垂れ流し式スタイルを採用しております。

どうでもいいですね…。

さて、今回のヤフオクでゲットした矢先に、東北で未曾有の津波災害が発生し、その影響で原発が大変な事になり、「アトミック」ってネームとデザインにマズさを覚えたのがそもそもの始まりでした。

実際のところ、原発対策においては未だ何も進捗が無い状態に等しく、強烈な放射性物質が太平洋に流れ込んでいるのですが、
海外のサイトで目にする内容と、日本国内で発せられている内容に誤差があり過ぎるようにも思えるのですが…。
このあたりの時事情報は他のサイトに突っ込んで行って皆様ご自身で直視なさって下さいませ。

で、続きです。

そのきっかけを機に、早速デザインを変えるべく色を剥がし、形状にも若干の歪みがあったのを削って修正し、下地を作り、塗料でその下地をガッチリ固めたところで放置になっていた訳です。

で、突然の生活環境の変化を契機に作業を再開するに至ったのです。

また前置きが長いな。


で、ヘッドストックの作業を終え、ボディの塗装状況も確認を終え、組み上げのステートへ移ります。

まず、いくつもの部品を外して入れておいた当時の箱を探し出して来ます。

パーツを入れておいた箱
↑ 多分無くなったものは無い筈…。

一応全部あるっぽいです。
それと、メッキが剥げてただのダイキャスト(英語ではダイイングキャストと呼ぶらしい)製のブリッジエンドは廃棄(ダイキャストは全面のメッキを剥離しないと再メッキできず、それをやると新しい安いギターが買えてしまうのです)して、当時の楽天市場で新しいものを購入しておいたのです。
画像の左側に、袋に入っているのがそれです。


久々に見る背面
↑ 新聞紙等を使ってマスキングしておいた背面を久々に見ます。

久々だからという訳ではありませんが、意外と綺麗な背面です。っていうか、でした、ですかね。

ぐちゃぐちゃに見える配線類
↑ 電装コントロール部が大変な事に!

どこから入り込んだのか、ボディ表面を削り込んでいた時の細かい粉がコントロール系の電気配線のボックスの中に入り込んでいるではありませんか!

埃を掃除します
↑ 可能な限り負圧で掃除します。

エアブロアで埃を吹き飛ばすのは手っ取り早いのですが、可変抵抗器は完全密閉式ではありませんし、他の部位へ埃が移動するだけに終わったりするのでやらない方が良さそうです。まぁ、プロの方々はやっているのかも知れませんが、そこはメーカーによって様々でしょうね。
とにかく、家庭のリビングでやるには、掃除機とお掃除用にジョブチェンジした歯ブラシを上手に使って掃除をします。

まとまるとこんな感じ
↑ やればできる!

綺麗になりました。
ちなみに、配線をきってあるのでこの状態ではギターの音は絶対に出ません。

可変抵抗器を取り付けます
↑ 様々な役割を持った可変抵抗器を、自分が使いやすいように再レイアウトしつつ取付ます。

とは言え、結局元のレイアウトに戻りました。
使いやすく洗練されて来ている訳ですからね。

(ちなみに前回いじくった他のギターは可変抵抗器が2つ増えましたが、どう言う訳かそれとほぼ同じレイアウトと配色で新しいモデルが発売されたのです。悔しかったですが、気にしない事にしました。スイッチを追加してフェイズ回路を付加しましたが…。って言うか…、はい、気にしてました。)

次へ…。

可変抵抗器を取り付けます(ワッシャ)
↑ ワッシャを入れます。

大した事ないと思われがちですが、ワッシャには表と裏があります。製造工程による形状形成なので仕方がありません。
エッジが立っている方が下側、外から見えない側になるようにくっ付けた方が丁寧な仕事と言えます。

ワッシャの製造方法にも幾つかの種類がありますが、現在は裏表のないワッシャが広く出回っています。ただし、製造コストが僅かに高いです。

可変抵抗器を取り付けます(ナット)
↑ ナットを付けます。

六角頭のねじ類は、きちんとスパナを使って締め付けます。
モンキーは一見扱い易そうに思えますが、苦肉の策の時に使う感覚で。

当たり前のようにモンキーを引っ張り出して来ると、素人だと思われるっていうか、信じ込まれてしまいます。
理由は、モンキーはネジ頭を傷めてしまう可能性が非常に高いからです。取り返しのつかない状態に陥る事にもなるので、良く考えてから使うかどうかを考えましょう。

ちなみに、抵抗器のシャフトを挟んで押さえているのは、クニペックス社製のウォーターポンププライヤです。
安いものはそこら中のホームセンターで売られていますが、そんな安物のなかでも扱いやすいのはクニペックスの製品です。(個人的感想です。当然の事ながら…。)

なお、私が使用しているのは多段調整式ウォーターポンププライヤで、少し精度が高いものです。
最悪の場合にモンキー程度の仕事をしてくれます。

可変抵抗器を取り付けます(終了)
↑ 締め過ぎに注意して可変抵抗器の取付は終了です。

ネジを閉め込み過ぎるとボディが割れます。

前もって印しをしておいたピックアップです
↑ 表面の保護と視認性の高さを確保する為にこんな風にしておくと良いでしょう。

マスキングテープには色々な色がありますが、メーカーとしては3M社とニチバン社が私の好みです。
長時間貼り付けたままでも糊残りせずに剥がせるので。

他社製品は、環境にもよるのでしょうが、同環境で糊残りします。

糊が残ると結構厄介で時間をドブに棄てるような事になるので私は少々高くても良いマスキングテープを使うようにしています。
(個人の感想ですからね、一応…。)

ネックフロント用
↑ Fの刻印があります。

Fはヘッドから見てフロント用です。

リヤブリッジ用
↑ Rの刻印があります。

Rはヘッドから見てリヤ用です。

要は、このギターはヘッド用とリヤ用とで、異なったピックアップを搭載されている事を意味します。
FもRも全く同じ物を搭載したギターもあるのですが、たいがいFとRで異なったピックアップを搭載したギターは、少々お高級なカテゴリーに入ります。
音が良いだとか、サーキット(配線や回路の設計)が良いとか、デザインやボディなどの材料が良いだとか。
要は安物では無いっぽさを示していると言って良いでしょう。

ピックアップホルダに装着
↑ ピックアップホルダーに組み込みます。

ピックアップホルダーも、このモデルはF用とR用で形状が異なります。
「レス・ポール」と呼ばれるカテゴリーに属するギターは基本的にこの手です。勿論、レス・ポールでも例外はあるのですが、それはずーっと後の方で…。

で、ホルダーとピックアップをセットします。
ありがたい事に、磨けば光る金属ボックスタイプのピックアップですので、綺麗にしてから組み込みます。
左側と右側は、ビフォア、アフターという感じで並べてみました。

塗装で埋没した下穴を復活させます
↑ 塗装で埋没した下穴を復活させます。

インパクトレンチ用のビットドリルを使って、手でクリクリと下穴を作り直します。
何もせずにネジをいきなりもみ込むと塗装が割れる可能性があるからです。

ピックアップをマウントします
↑ 早速ピックアップをマウントします。

あれ?
おかしい…。

ネジが足りないぞ!

箱の中を捜したり、箱を持ち出して来たルートを探ってみても見当たりません。

紛失したのか、元々付いていなかったのか?

記憶が曖昧です…。

他のギターから移植しようとしたのですが、見事なまでに全部黒色、もしくは錆発生…。せっかくきれいにするのに、「珠に傷」を自ら作り出してどうするっ、って事で、とりあえず、ネジは後で購入して追加する事にしました。

間違えないように結線してハンダ付けします
↑ だいたいの配線の流れを見ながら、間違えないように結線します。

ハンダ付けが基本になりますが、そのままだとショートの原因になるので絶縁処理を行います。

熱収縮チューブをかぶせます
↑、熱収縮チューブを利用します。

これは、熱を与える事で縮むという特性を持ったチューブで、電装屋さんや、マニアックなラジコン等の模型関係のお店なら必ず在庫を持っていますので、ホームセンターで手に入らなかった時は電装屋さんや電子パーツ屋さんへ行きましょう。

ハンダごてで熱収縮チューブを収縮させます
↑ ハンダごてで熱を与えます。

この位置では難しいというかできませんが、自動車などで配線を組む時にライターであぶって縮ませる職人さんもいます。
とにかく熱で収縮するチューブです。

熱収縮で絶縁します
↑ ショートしない事を確認します。

少しマージンを取ってハンダ付けをした(再配線の可能性を考慮)ので不格好になりましたが、まっ、良しとしましょう。

配線完了
↑、配線完了です。

なかなか収まりが良く見えます。
で、ここから1本の針金みたいなものが次の画像のブリッジマウントの穴に向かって空いている細い穴を通ります。
これが無いと雑音だらけのギターになってしまうのです。
画像では分かりにくいのですが…。

ブリッジマウントの位置確認
↑ ブリッジ関係のマウント位置を確認します。

このままの状態で叩きこんではいけませんっ!

当然ですが、あくまでも位置の確認で、マウントはマウントで個別に打ち込めるようになっています。

ちなみに、先ほどの針金はこの画像の一番奥の穴に向かって出て来ています。
いわゆる「アース」というものです。

ブリッジマウントの打ち込み
↑ まず、マウントを打ちこみます。

当て木を添えて木槌等で叩くか、プラスティックハンマーで打ち込みます。
やり過ぎるとボディ面が挫屈したり塗装が割れますので注意が必要です。

ここでしっかり収まるかどうかの確認です
↑ しっかり収まるかを確認します。

それぞれがしっかり収まっているのかをいろいろな方向から見て確認します。斜めになっているとパーツがはまらなくなるからです。

ブリッジの部品はこの向きで装着されます
↑ ブリッジの各部品はこの位置関係で装着されます。

まぁ、向きを間違える事は無いと思いますが、間違えると面倒なので一応再確認をします。

微調整の方法
↑ マウントが斜めだった時は、ダミーのボルトを用意して修正します。

あまり無茶はできませんが、マウントが斜めに入り込んでしまった場合は、画像のようにダミーのボルトを捻じ込んでおいて、頭の部分を叩いて調整します。
ただし、くれぐれも叩き過ぎない事。
ココがダメになるだけでギターは音を出せなくなる可能性があるからです。
つまり、重要基本コンポーネントなのです。

無事に装着完了
↑ 無事に収まりました。

マイナスドライバーでブリッジのボディからのクリアランスを自在に変えられるようになっているのが分かりますが、ここから先は弦が張られてからの作業になります。

ちなみに、この部位を真正面の上から見てみましょう。

良く見るとナナメですが、実は…。
↑ ピックアップとエンドブリッジの間にあるパーツの向きが斜め…?

と思われるかも知れませんが、全てのギターがこのレイアウトを執ります。
エンドはあくまでも弦が抜けないようにする為のもの。
メインブリッジは弦の太さと発する周波数から正確な音調を出せるように計算された角度でマウントされます。
で、弦にも様々な仕様がある為、微調整ができるようになっています。

ヘッドストックまわりを組みます
↑ ヘッドストックにペグを取り付けて行きます。

それぞれがきちんと動作するかを確認してから取付ます。
妙なガタがある時は、思い切って買い替えか、手に入るならば単品で注文して交換してしまいます。

今回は全て問題無しでしたので、くっ付けて行きます。

位置と向きを確認しながら固定します
↑ 向きを良く見て会わせてから固定します。

ペグの向きが揃わないと、意外と目立ってカッコ悪いんです。

ちなみに、ちゃっかりですが、USA でセットアップされたっぽい事を示すシールが貼られていますが、信頼性については述べずにおきますね。
多分大丈夫だと思いますけれど。

殆どのギターのペグは左右で形状が違います。
↑ ナット締めも前述のとおり、適切な工具で安全に。

埃が目立ちますが、後で全部きれいに掃除します。

可変抵抗器の摘まみを取付ます
↑ 可変抵抗器にツマミをくっ付けます。

段々と派手になって来たような…。
金メッキじゃないからまだ許せますが。

適切と思われる高さにセットします
↑ ブリッジ関連を適切な高さにセットします。

いわゆる弦高と呼ばれるものを総じて調節する働きと、その弦を無理のないように引っ張るエンドのボディからの高さを考えてセットします。

弦をエンドから通してヘッドの方へ
↑ 弦を張って行きます。

張り方はいろいろですが、細かい事を言えば、なるべくネックに偏った力が加わらないように気を遣います。
私の場合は6弦、1弦、2弦、3弦、5弦、4弦の順に弱いテンションで張って行きました。

「別に関係無いよ」
という方もいらっしゃるのですが、些細な事でネックは変調をきたすので注意します。
このあたりで素材の違いによる強度の差が出て、それが価格に跳ね返るのでしょう。

ヘッドのペグで巻きます
↑ ペグに弦を指し込んだら、巻き込んで行きます。

それなりにテンションを得られるようにらったら無駄な弦はサッサと切ってしまいましょう。

一時期ファッションなのか何なのか、弦を長めにきって振り回しているギタリストがいましたが、瞬殺の如く廃れるだろうなと思っていたら、ギタリストごとステージの上から姿を消しました。

奇をてらい過ぎると煙たがられるのです。
超天才的な何かを盛っていない限り…、なのですが。

全部で6本それなりにテンションを掛けておきます
↑ ギターっぽくなってきました。

6本揃うとやはり違いますね。
「ギター」って感じがします。

アーチ状の確認
↑ ブリッジがアーチ状になっているのを確認。

確認というか、これが当たり前なのですが、緩やかなカーブでアーチを描いていないと演奏しにくいのです。
アーチ状になっていないものもあるのかも知れませんが、私の知る限りでは、アーチの曲がり具合がメーカーやモデルによって若干異なるのが現実なのだと思います。

良く考えると、ヴァイオリンもチェロも、コントラバスに至ってもこのアーチは採用されているので、弦楽器にはこれは必須な条件なのだと思います。

ネック振動感知式チューナー
↑ かなり多くのミュージシャンが使っている便利グッズです。

ネックを通じて伝わって来る開放弦の振動を感知して表示するチューナーです。
ちょっと違和感を覚える人や、こんなオモチャみたいなものを信頼できないって方々は使いません。
プロでも凄い人はラックマウント式のチューナーを使用しますし、それ以外の方は有線式の接続にコンパクトなアナログ式チューナーやデジタル式チューナーを利用します。

確かに電気信号になったものの方が信頼性は高いのでごもっともな話です。

ネックの反りを直したら蓋をします
↑ お安いギターには装備されていませんが、この蓋の下にネックが反ってしまった時に修正をする事ができるシャフトネジが仕込まれているのです。

希にダミーの蓋がくっ付いているだけのインチキっぽいギターもあるのですが、このギターはきちんと調整できるタイプでした。
当然の事ながら、久々に弦を貼られてネックが反ってしまったので、それ以上反らないように早めに修正をかけます。
シャフトネジまで曲がってしまうと意味が無いですからね。

用事が済んだらカバーをします。

完全に仕上がったヘッドストック
↑ ヘッドストックの完成型です。

まぁ良くなったかなって感じです。

これよりは…。

元々のヘッドストック
↑ 物足りなさ満点です。

元々のエピフォン アトミック
↑ ビフォア…。

エピフォン アトミック」です。

このギターには透明なボディーガードプレートがありますが、現在のギターに付けるのかどうかは思案中です。

仕上がり
↑ アフターです。

エピフォン アトミック 改」です。

「アトミック」の欠片もありませんね。
本来あり得ないインレイもヘッドストックにありますし。

ネーム募集と貸してみようか…。

ミスマッチ?
↑ ついにやられちゃったのかな…、私…。

でも、案外しっくりくるような気がしないでも無い…。

しかし、ギターと掛け軸って…。


せっかくなので、ダメ押しで。

右がエピフォンのレス・ポールの例外モデルです
↑ 右側がレス・ポールのボディデザインの例外です。

ボディ前面の形状が局面では無く平面です。
エピフォン レス・ポール スペシャル というモデルですが、実はこれは Made in Japan の最期のロットです。
この後は全て韓国製になりました。

ヘッドストックのネック調整用のシャフトネジのカバーには、GIBSON の文字が入っています。
ブランドが「エピフォン」だけれど、中味は「GIBSON」という意味会いと解釈しても良いです。

まぁ、GibsonEpiphone も同じグループですし、本来の開発力で行けば Epiphone の方が先行していて優れていたのです。
色々あってGibsonの傘下に入りましたが、同じ音が出るのなら Epiphone で十分で、Gibson で見栄を張らなくてもいいんじゃないのかなぁ…、という少しナナメった視点から、私は Epiphone のファンなのです。


ちなみに、この後アンプにつないで音を出してみたのですが、絶品でした。
知人の Gibson Les Paul よりもパワフルで突き抜けるような音が出ます。

見てくれはどうあれ、「アトミック」 に相応しい仕様だったのでしょう。



縦長なのが特長的なブログをこれからもかけるだけ書いていきたい所存でございます。



「疲れるからやめてくれ!」

って?






イヤです。(笑)






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