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自動車ガラスの研磨

お得情報と言えばそうかもしれません。


実は、先日の降雪の際に、我が家のクルマに積もった雪を下ろしたのですが、その時の雪の積もり具合が15センチ以上で、かつ、重めの雪だったので、無精をして雪かきで雪下ろしをしてしまったのです。

よく確認してから行えばよかったのですが、その雪かきには先端部に金具が取り付けられていたのです。金具の無い樹脂製のものであればこんな事にはならなかったのですが、金具がクルマのガラスの表面に僅かに接触した際にキズを付けてしまっていた様なのです。

後日、実際に車を運転した時に明らかにワイパーの動きとは異なる動線のスジが何本も付いているではありませんか!


外から指で触れると、その部分だけ何となく抵抗があるのです。

すぐに先日の雪かきによるものだと気付きました。


で、ここで普通に自動車整備工場などへ相談すると、十中八九「ガラス交換」を提示されてしまいます。

だって、僅かなキズの為に数万円もする自動車ガラスを更に上乗せの工賃代を支払って交換するなんて…!ってなる訳です。

でも、都会ではその辺りもきっちりサポートする業者さんが居て、ガラス表面を研磨して貰えたりします。お店によっては出張もしていただけるのです。
ただし、その出張エリアには制限があって、我が家はそのエリア外。しかも対象エリアの街から更に80キロ程離れていたので、相談以前の問題です。


知り合いの腕利き板金屋さんにも聞いてみましたが、やはり我が家のある街一帯は「ガラス交換」だそうでした。

「ガラス交換」って意外と簡単にできるんですよ、プロが行えば。それなりの道具と材料(専用接着剤)があれば、誰でもできるのがガラス交換です。作業は大変ですけどね。

まず、ワイパーやその下のカバー類を取り外し、ガラスの周囲についている帯状のカバー(これは一度剥がすと大半は再使用不可)を引き剥がします。するとガラスのエッジ部があらわになります。
次に専用工具のひとつ、「ピアノ線」を利用した切断用具を用いてガラスと車体の間に存在する接着剤をピアノ線をノコギリの様に動かしながら切断していきます。

車種にもよりますが、手早い作業者だと5分もあればガラスが物理的に車輌から分離する状態になります。そして、吸盤式のハンドラーでガラスを取り外します。

車輌に残った接着剤と、ガラス位置決めクリップステー(ガラスを外すと再使用不可になってしまう部品です)の残骸を綺麗に取り去り、新しい位置決めクリップステーを取り付けます。

ここで、新しいガラスとガラスの周囲に取り付ける帯状のカバーの仮組みを行います。実際に用意したものが車輌と合わなかった場合に、接着剤を塗ってからだと大変面倒な事になってしまう為です。

仮合わせで問題が無い事が確認できたら、一端合わせたガラスを外して、接着剤を塗る部分に「プライマー」と呼ばれる薬品を塗布します。ササッと乾燥するので、次は待望の接着剤の塗布です。多過ぎても少な過ぎてもダメです。ちなみに、意外と思われるかも知れませんが、「サンスター社」の接着剤の信頼性が高いです。また、プライマーが無いと接着力は半減してしまいますので、ご自分でガラス交換をされる方は必ずプライマーを塗布して下さい。

逆に言うと、プライマーを使用しない業者は信用しない事です。

ずいぶん前に、ガラス交換をした車輌が玉突き事故に遭い前の車輌に衝突した時にガラスが剥がれて舞い飛び、通常ではありえない事故拡大を発生させたとして、調査の結果、プライマーを使用していなかった自動車修理会社が裁判の結果、舞い上がったガラスによって発生した傷害と物損の損害の責任を負ったという事例があります。

それでは作業の続きです。

接着剤を塗ったら急いでガラスを車輌に載せます。ガラス用の専用接着剤は硬化時間が短く容器から出るとどんどん加速度的に硬化していきます。間に合わないと接着剤をもう一度剥がしたりと色々な作業をやり直さなくてはならないからです。
ガラスの周囲の接着具合を見ながら、しっかりと押し当ててガラスが安定する位置に留めます。そしたら、すかさず新しいガラスの周囲に貼る帯状のカバーを取り付けます。このカバーもガラス用の接着剤によって張り付くものなのでサッサと作業します。
ここまでの作業が済んだら、はみ出した接着剤があるかどうかを確認し、あればウェス等で拭き取り、余裕があればシンナーを含ませたウェスで同じ部分を清掃します。
ここまで来れば一安心です。

ゆっくりとワイパーやカバーを取り付けて、ガラス接着剤が降下すれば作業完了です。




で、今回の記事の目的はガラス交換ではありません。
いかにして、ガラス交換をしないでガラスのキズを取るかです。


と言う事で、私はこんなものを入手しました。

酸化セリウム
↑酸化セリウム


酸化セリウムという物質です。

要はガラス専用の研磨剤です。

他にはコランダムという物質もありますが、余程キズが深い場合は最初にコランダムを用いて粗研磨(と言っても結構綺麗に磨けます)してから、酸化セリウムで仕上げるという場合に便利です。

今回は酸化セリウムのみを用いて研磨しました。

ガラスのキズの部分を画像にしようと試みたのですが、キズが分り辛い画像にしかならなかった為、アップしませんでした。

硬質スポンジにフエルト系のバフ生地を張り付けたものを使って手作業で研磨するか、専用の研磨器を用いて研磨します。

酸化セリウムと水を容積比で1:1に混ぜたものが「研磨剤」として機能します。水との割合は適当ですが、空気が乾燥している場合は少し水が多めの方が作業がはかどるかも知れません。小さなビンを用いて、その蓋に数ミリφの穴が開いているものでも十分容器として使用できます。小さなペットボトルでも同じ仕組みで使えます。

酸化セリウム研磨剤をバフに数滴垂らしてはガラス表面の傷がある部分を中心に円心状や反復状に研磨します。手作業でやると根気が要りますが、逆に削り過ぎにはなりにくいので、初めての方は手作業をオススメします。

この研磨剤は水分がなくなると研磨力がガタ落ちするので、のんびり作業をしていると一向に研磨が進みません。
また、酸化セリウムは水溶性ではないので、バフに垂らす度にボトルを軽く振る必要があります。

今回入手したのは酸化セリウムは25gでしたが、実際に9箇所の線キズを消すのに使用した量は10gも無かったので、時間ができたらワイパー傷等を中心に研磨してみようと思います。


なお、酸化セリウムは、いわゆる「レアメタル」の一種なので、少々高価ですが、光学系のレンズを製造する会社でも入手が困難になったりした事が近年発生しているので、今後価格が上昇する傾向にあるのかも知れませんが、僅かな量でも販売してもらえるのでそれ程気にしなくても良いでしょう。
勿論今回実際にかかったお金は2000円程度で、作業は自分で行いましたので、ガラス交換を考えたら数万円をセーブした事になります。
ゴミも出さずに済みました。


エコの観点からも、このガラス研磨は非常に有用だと思います。

皆さんも是非、ガラスの小キズが目立ってきたら「研磨」に挑戦してみてください。
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コメント

No title

ガラス交換の詳しい手順を読んでいる間中「これはもしや交換しちゃった系男子?」と少しドキドキしましたw
磨かれたのですねー。ホッ。
確かにちょっとしたキズであの大きいガラスをとっかえるのってどうなのかなーって思いますね。
お久しぶりです。ご無沙汰している間もコメントくださってありがとうございます。
嬉しかったです('∇')

お久しぶりです。

お元気でしたでしょうか?
こちらはまあまあどえらい事になっております。


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