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FNB15 サニー のあれこれ…。

どうも、庭に植えた野菜達の合間から生えてきた強力な雑草達に苦慮しているけんねるです。


今回の更新は、あれこれ手こずって時間がかかってしまった我が家のクルマの改良の内容で埋め尽くされています。
毎度の事ですがダラダラと長いので、うっかり間違えて本を買ってしまったと思ってスクロールして頂くか、テキトーに流し見して頂くなり、マニアックな視線でモニタ画面を突き刺して頂いても一向に構いません。(笑)


今回のターゲットになったウチのマシンです。
FNB15 サニー EXサルーン
↑ニッサン FNB15 サニー EXサルーン 4WD 5MT


画像の下の一行で、マニアックなクルマだとすぐに分かる方も多いでしょう(笑)。
最近自動車ディーラーの営業マンがよく来るのですが、「こういうクルマってある?」って聞くと大抵黙ってしまいます。

「新しいクルマではちょっと…」

てな具合です。
AT、CVTでラクチンカーに特化した国内向け生産体制にドップリ浸かってしまった日本の自動車メーカーからこんなクルマが国内でリリースされる事は無いでしょう。
でもね、いろんな日本車がEU、北米市場ではMTモデルが設定されていて、それも結構売れているっていうのが現実なんです。

海外旅行でレンタカーを借りようと思って立ち寄ったレンタカー店で、MT車しか空いていない時に自動車での移動を諦めざるを得ないAT限定免許の方の話や、MT車にシブい顔をしたところを店のヤツに見られて、裏の倉庫から出してきたAT車を、思い切りボッタクられて貸されるかわいそうな知人の話なんかを聞くと、「それ見たことか」と思うオッサン世代の僕は、ちょっとネジれているのかも知れません。


そんな僕は、さっき出てきた画像の我が家の車をこんな風にしてみました。

FNB15 サニー

今回は足廻りもイジり、その過程でリヤスピーカーを増設し、オーディオヘッドユニットも社外品に変更しました。

そんなあれこれを紹介いたします。(前置きが長ぇよっ!)


まず、足廻りです。

このクルマは残念なクルマです。

あらゆるショックアブソーバーメーカーでも自動車用社外スプリングメーカーでも、このクルマに対応した製品を扱っているのはそれぞれ一社ずつしか無く、一体構成サスペンションに至っては全滅でした。
勿論、車高調整式サスペンションなんて、ワンオフ制作でしか手に入りません。

30万円で、納期は1ヶ月。

バカバカしいので、KYB(カヤバ)のショックとZOOM(ズーム)のスプリングを組み合わせる事にしました。


とは言え、そんなにホイホイ買えるものでは無いので、必要なものを少しずつ揃えてようやくここまでこぎつける事ができました。

2008年に購入したサニー。
新潟にある中古車販売店に出向いて試乗しながら、考えたプロジェクトの一環です。


もう2011年ですが…。


では順番にいきましょう。

FNB15 サニー EXサルーン
↑ジャッキアップします。

フロントサスペンションを取り外します。
必ずウマを使用して安全に行いましょう。

しかし、そのウマも時には牙をむく事があるので注意です。(今回そんな事件がっ)

FNB15 サニー EXサルーン
↑さっさとバラします。

スプリングコンプレッサー(アメリカ製)
↑スプリングコンプレッサーです。

このスプリングコンプレッサーですが、そこら辺のホームセンターで売られている様な数千円のものでは、一台か二台こなした段階で壊れて、最悪バネの組み込みができない状態で新しいスプリングコンプレッサーを買いに行くハメになるので、安全で丈夫で確かな品質のものを思い切って購入してしまう事をオススメします。

ちなみに、この製品を使った一本のサスペンションのバネ交換にかかる時間は、電動インパクトドライバを使用する事でほんの数分で済みます。

ばねの位置をきちんと合わせてからアッパーマウントを取り付けないといけないのが理由のひとつで、数千円のスプリングコンプレッサーを手工具で手回しでやっていたら早くても一本のサスペンションのバネ交換で30分はかかってしまいます。(サスペンションの車体からの取外しと装着の時間は含まれていません)

FNB15 サニー EXサルーン 純正サスペンション
↑純正サスペンションです。

バラすとこんな感じです。
4WDの車高は、2WDよりも数センチ高いので、コーナーを抜けた後に大きなモーメントの揺り返しが来るので、いささか不満でした。
そこで、ダウンサスを購入しました。

ZOOM社製のスプリングでしか存在しないニッサンFNB15用の製品には2種類あって、グッと車高が落ちる青色の製品と、40ミリから60ミリ程度までスプリングを2巻分までカットする事で調整できる黄色い製品とがあります。

迷わず黄色をチョイスしました。
理由は後程。

FNB15 サニー EXサルーン 社外パーツ組込構成
↑KYBショックアブソーバーとZOOMスプリングを組み込んでいきます。

画像の中のアッパーマウントは新しいものに変わります。車高の程度を見た段階で、最終的に組み込みます。

FNB15 サニー EXサルーン とりあえず装着
↑仮装着ですが、しっかり組み込みます。

これにタイヤ&ホイールを組んだものを装着してから車重をかけ、車高が自分の望んだ高さになるかどうかをチェックします。
結局、もうちょっと落としたかったので再度取り外しました。

全部バラしてスプリングをカットします。
今回カットするのはフロント用を1巻分です。メーカーではスプリングのヘタりは出ないと表現していますが、昔の純正スプリングの様に30ミリ近く落ちる事はないでしょうが、3ミリ位なら金属の特性上落ちる可能性があります。絶対的なヘタりゼロなスプリングであれば、航空機用等と同等素材になるはずで、おいそれとは購入できない価格になる筈ですので…。
一応余裕を見て1巻だけ。

FNB15 サニー EXサルーン スプリングを切ります
↑ブッタ切ります

2巻までならカットしてもジャッキアップ時に遊びが出ないのがこの製品の特徴です。
勿論車検対応です。まぁ、最終的な車高によっては車検非対応になってしまいますが。

FNB15 サニー EXサルーン 切った部分は養生
↑切った部分はしっかり養生します

これを怠ると、スプリングの寿命が縮まります。
油性のペンキで近い色のものを塗ります。すぐには乾燥しないので、ヘアドライヤーで強制乾燥します。(笑)

で、組み込みます。
FNB15 サニー EXサルーン 装着します
↑ショックアブソーバーの溶接部位には錆止め剤をふんだんに塗りつけてしまいましょう

在庫僅少という噂ですが、KYBのショックアブソーバーにはかすかに錆が発生していました。文句を言っても製品の交換にまた時間が経過するだけでしょうし、正常の範囲内と返答されたら嫌な気分になるだけですので、強力防錆剤でしのぎます。
自分でクルマをイジっていて一番助かるのはこの部分です。お金を出して業者にやってもらった場合に、気の利かない業者だと少々の錆など見てみぬ振りで終わらせてしまうでしょうし、そんな業者が大半なのも事実です。

ただくっつければ良いというものではないのです。

いんちき結婚相談所じゃあるまいし。(笑)


FNB15 サニー EXサルーン フロント用アッパーマウント
↑最終的に取り付けたアッパーマウントとベアリングです

なぜ交換したかというと、高級車や外国車では比較的多く採用されているアッパーマウントキャップが無い為にゴミや水滴が侵入したためか錆が広い範囲で発生していたからです。その錆クズがベアリングの内部に入り込み動きがシブくなってました。

防錆剤で済ます事も可能でしたが、僕は車体に対して発生する錆を忌み嫌うタイプなので、小さな交換可能パーツであれば新品を強力防錆剤で武装した上で取り付けてしまいます。

リアはキャップが付いていた為、錆は発生していませんでした。

FNB15 サニー EXサルーン フロント用アッパーマウント&ベアリング
↑新品のアッパーマウントとベアリングです

当然の事ながらベアリングもアッパーマウントも、この車種については向きが決まっていますので、間違えない様にしましょう。

FNB15 サニー EXサルーン 左アッパーマウント
↑左のアッパーマウントの仕上がり図です

最後に防錆剤をベッタリ塗ってあります。

FNB15 サニー EXサルーン 右アッパーマウント
↑右アッパーマウントの仕上がり図です



続いてリヤを交換していきます。

リアを交換します
↑リヤを交換する前段階です

シートを外さないとサスペンションが取り外せません。

後のあらゆる事々の発端がここにあります。(笑)

FNB15 サニー EXサルーン 純正リヤサスペンション
↑リヤサスペンションを取り外します

よく、FNB15のリヤサスペンションの交換が難しいとか色々なものを外さないとできないという情報がありますが、基本的にリフトで高い位置まで持ち上げてしまうと正直しんどいと思います。
狭所で何回も切り返してクルマを曲がらせる様に、ショックアブソーバーを何度か上下に動かして取り出せばすぐに外れてきます。

装着時はその逆の動かし方で入れていきます。

FNB15 サニー EXサルーン 社外サスペンション
↑リヤサスペンション組み込みです

当然の事ながら、リヤスプリングもカットできますが、リヤはカット無しで装着しました。





実は…。

この作業の途中で大変な事が起きました。
リヤの純正サスペンションと社外サスペンションの画像の色合いが違う事にお気付きでしょうか。
リヤの純正サスペンションを取り外す時に一本ネジが緩まず、思わず揺すってしまったのです。その時、ウマに十分な車重がかかっていなかった為に、クルマが落ちました。

よく言う、パンタジャッキ(クルマに搭載されているものです。最近ではオプション装備だという噂を聞きましたが本当なのでしょうか…)の作業は軽微なものまでという事由を越えた典型です。

先にウマが倒れクルマのスペアタイヤハウスの下に転がり、パンタジャッキがブッ倒れました。よく見ると画像のパンタジャッキが違っている事が分かるかと思います。
最初のジャッキはシャフトが曲がり使えなくなってしまいました。予備を持っていたお陰ですぐに復旧しましたが、この時スペアタイヤハウスはウマにガッチリ押されてトランクの中でスペアタイヤが顔を出していました。

さっさとサスペンションを交換して、スペアタイヤハウスを板金です。しっかりウマにクルマを乗せ、スペアタイヤを取り外し、盛り上がったスペアタイヤハウスの上に乗って軽くジャンプします。この辺りの技術は自動車板金をやっていた頃に散々やった修理法で、機械工具を使わずに短時間に綺麗に直せるのです。損傷の程度によりますが。
今回は人間の体重と手工具で修正できる範囲でした。シワが寄った部分は持っていた中ハンマーをドーリー代わりに押し当てて、内側から丸ヘッドのハンマーで成型しました。画像が無くて説明し辛いのですが、珍しくテンパってしまい、写真を撮る余裕がありませんでした。申し訳ありません。

ハンマーで叩いた部分は塗装が剥がれてしまいますので、ボディ用の溶剤系黒スプレーと防錆剤を塗って完了です。スペアタイヤを元通りにして続きは別の日に。

ここまでの作業時間が5時間です。
昼過ぎに始めて、作業後に片づけをし終わった時には辺りが真っ暗になってしまっていました。





後日の内容です。
リヤガラスとリヤドアガラスにスモークフィルムを付けようと思っていたので、サスペンション交換時から座席もこの状態で家の中です。

FNB15 サニー EXサルーン リヤトレイ部分
↑先にスピーカーを付けると厄介なので先にフィルムを貼ります

スモークフィルムを貼ると言っても、そう簡単な作業ではありません。
実はここでもハマってしまいました。

FNB15 サニー EXサルーン リヤドアガラス
↑ドアのフィルム貼りは難しい事はありません

今まで日射熱対策とUV対策を兼ねてこんなものをつかっていました。
遮熱用品
↑よく売られているヤツです

MADE IN CHINA
↑当然の事ながらMade in Chinaです



FNB15 サニー EXサルーン リヤドアガラス取外し
↑内張りを外してガラスを外します

FNB15 サニー EXサルーン リヤドアガラス
↑このガラスも外します

FNB15 サニー EXサルーン リヤドアガラス
↑外します


FNB15 サニー EXサルーン リヤドアガラス無し
↑リヤガラスを外してしまいます

ここまでやるとさっさとこなしてしまいたくなります。雨が降らない予報の日をチョイスして行いましょう。

FNB15 サニー EXサルーン リヤガラス廻り
↑リヤガラスとリヤドアガラスを施工します

まずはリヤドアガラスを施工してしまいます。

FNB15 サニー EXサルーン リヤドアガラス
↑施工前のリヤドアガラスです

FNB15 サニー EXサルーン リヤガラス
↑3分割で施工します

一枚貼りが最も美しいのですが、どうしても完全な成型ができなかったので、悔し涙を飲みながらの3分割です。
スモークフィルムの厚さに寄るのですが、曲面に平面フィルムをマッチさせるのは一苦労どころかかなりの熟練度を要します。

実は一枚張りを一度したのですが、隅の部分のシワを解消できず、それが気に入らずに剥がしてしまいました。そして3分割で対処した次第です。
プロは160度前後に温度設定したヒーターガンを使って処置します。僕の場合は温度設定の無いヒーターガンでしたので、フィルムに熱をかける時間と距離が命になります。
一枚張りを3分割にする事で、作業性は100倍違うと言っても過言でもありません。プロであれば大した事無い事でしょうが…。

分かりやすく中間部位のフィルム施工でご紹介します。
FNB15 サニー EXサルーン フィルム施工
↑大体の大きさにフィルムをカットします

FNB15 サニー EXサルーン フィルム施工
↑ガラスの上からフィルムを乗せて成型していきます

必ずガラスへの貼付けの時に使う施工用溶液をふんだんに吹き付けてからフィルムを乗せます。こうする事で最終的に室内側になるフィルム面が傷付かない様になります。

施工様ヘラで要所を軽く押さえます。要所になるのは両サイドとそれを繋ぐ中央線部分です。横一文字にフィルムを抑えてシワを無くし、両サイドも同様にしてシワを無くす様にしていきます。なるべく熱成型する部分を綺麗に分散しつつ成型部位を少なくする為に有効です。

FNB15 サニー EXサルーン フィルム施工
↑シワの部分を温めて成型していきます

注意点は、シワの部分を温め過ぎない事です。フィルムの主成分はPET材ですが、一度縮むと元には戻らないと考えて下さい。シワを小さく刻んで、温めてはヘラを軽く当ててガラス面と密着する形状になる様に徐々に詰めていきます。フィルムの外側程大きく収縮しなくてはならないので、一気にシワ全体を温めてしまうと内側寄りの部分も縮んでしまい、結局シワが残ってしまいます。縮む量には限りが有るのです。

FNB15 サニー EXサルーン フィルム施工
↑シワを撲滅するとこんな感じです

ガラスの外側でフィルムをカットしてしまいます。
FNB15 サニー EXサルーン フィルム施工
↑カットラインに沿ってマスキングテープを貼ります

マスキングテープは定規の代わりです。カッターでカットを入れていきますので、必要な場合は二重貼りでも三重貼りでも良いと思います。細いですが、ガラスの外側から熱線の上でフィルムをカットする様にします。こうする事で室内側でフィルムは熱線の上で隣り合いますので、時々リヤガラスのスモークフィルムが重なった部分が濃くなって横に2本程度走っているいるクルマをよく見かけますが、その様な事がなくなります。

FNB15 サニー EXサルーン フィルム施工
↑熱線、アンテナ端子のある部分は前もってカットしておきます

FNB15 サニー EXサルーン フィルム施工
↑フィルム張る前にガラスの内側を綺麗に清掃します

僕が使用したのは無水アルコールです。
無水アルコール
↑販売時の名称はエタノールです


間違ってもガラスクリーナーなどは使わない様にしましょう。大抵のガラスクリーナーにはシリコンが含有されている為、拭き上げ後にシリコン成分が残り、油膜の様になってしまうからです。

エタノールは薬局(ドラッグストア)で手に入りますが、在庫で大瓶で常に置いてある所は最近は少ないと思います。予約注文するか薬品卸のお店で購入するパターンになるかと思います。

なぜ大瓶か。

グラム単価が安くなるからです。(笑)
また、無水エタノールはきれいな水で希釈して消毒用に使える事と、電気機器の基板洗浄等にも使用できます。全く美味しくありませんが、飲んで酔えます。(お酒は二十歳になってから)

ちなみに試薬として使われるメチルアルコール(メタノール)等の毒物劇物指定物質の購入時同様に住所、氏名等を聞かれる場合があります。


FNB15 サニー EXサルーン フィルム施工
↑タップリと施工液を吹き付けます

拭き付けムラがあると、フィルムをガラスに合わせた時にくっ付いて、最初からやり直しになる可能性が大きくなります。

FNB15 サニー EXサルーン フィルム施工
↑スプレーなどのミストの広がりが悪い時は、施工用ヘラで塗り広げます

FNB15 サニー EXサルーン フィルム施工
↑位置合わせができたら空気と施工液を中央から徐々に追い出していきます

上段の貼付け済みフィルムの下端と、中段フィルムの上端が熱線の上で隣り合う様に位置合わせをしたら、まず、弱くヘラを当ててガラスとフィルムの間に施工液が残る様に空気だけを簡単に追い出しておきます。この状態であればフィルムは微調整ができますので、「ここだ!」という場所にフィルムを整えます。そこから本格的に施工液と空気の追い出しを行います。
フィルムの中央部分から徐々に追い出していきますが、一気に力を入れてしまうとフィルムがずれてしまうので、あくまでも「徐々に」です。

FNB15 サニー EXサルーン フィルム施工
↑残るは下段です

ガラスにフィルムを貼っていくと、施工液が室内に垂れてきますが、途中でタオルなどで拭き取る事はオススメしません。タオルの繊維埃がガラスに付着し、フィルムを貼った時にその事実に気付くという悲惨な状況に陥るからです。
新聞紙とマスキングテープを駆使して養生しましょう。今回の車輌にはリヤスピーカーが装着されていなかったので新聞紙を軽く置くだけで済ませていますが、スピーカーが有る場合は、ビニールをマスキングテープで押さえてスピーカーを保護して、その上から新聞紙をマスキングテープで押さえて施工液を受けるようにします。

ガラスの根元に穴が開いていてそこに施工液が流れ込みそうな時は、マスキングテープで蓋をしてしまいます。最後に剥がせばOKです。


仕上がり具合は一番最後のあたりで。



さて、もうひとつの課題。
スピーカーの取り付けです。

パイオニア社製 トレードインスピーカー
↑以前に採用したパイオニア社製トレードインスピーカーです

価格の割りに再生能力が高いので今回も採用です。

FNB15 サニー EXサルーン フロントドアスピーカーの交換
↑ドアの内張りを剥がすには幾つかのネジを外さなくてはいけません

最近ではほぼ100%の車輌がネジを隠す様に設計されています。何度も取り外す事を前提に設計されてはいないので、内張りの取り外しには注意が必要です。

FNB15 サニー EXサルーン フロントドアスピーカー交換
↑内張りを取り外します

パワーウインドウのスイッチのカプラーは取外しがしにくい上に壊れやすいので、無理して壊してしまうより、可能な限り、こんな感じにカプラー配線を外さないで作業するのもアリです。

FNB15 サニー EXサルーン フロントスピーカー交換
↑純正スピーカーです

ネジ3本と配線カプラーが取り付けられています。

FNB15 サニー EXサルーン フロントスピーカー交換
↑パイオニア社製トレードインスピーカーに同梱の接続配線カプラーを使うと即交換準備OKです

FNB15 サニー EXサルーン フロントドアスピーカー交換
↑これまた付属のスペーサーでホホホイのホイでくっつきます

配線がガタ付かない様にテープで固定します。


さて、更に課題のリヤスピーカーの取り付けです。

が、ここで大問題が発覚します。

このB15サニーのEXサルーンにはリヤスピーカーが基本的に装備されていません。しかし、リヤトレイのパネルにはスピーカー用の穴が設けられており、しかもスピーカー用配線もあるのです。

しかし、いざリヤスピーカーを取り付けようとデッキ裏を確認してみます。
当然の事ながら、フロント・電源用10Pカプラーソケットと、リヤスピーカー用6Pカプラーソケットが存在しますがリヤ用のソケットには何も接続されていません。

で、ここで疑問です。

リヤスピーカー側にカプラーが有るのに、デッキ側にカプラーが無いのは何故?
大抵はリヤスピーカー用カプラーが有る場合はデッキ付近まで配線が来ていてカプラーがデッキのそばに折り曲げられて固定されています。しかし、このクルマにはそれが有りません。

捜索してみます。

FNB15 サニー EXサルーン リヤスピーカー取り付け
↑デッキ裏です


FNB15 サニー EXサルーン 配線捜索
↑10Pカプラーしかありません

FNB15 サニー EXサルーン 配線捜索
↑メインハーネスはこの辺りを通過しています

FNB15 サニー EXサルーン 配線捜索
↑これは6Pカプラーですが、スピーカー用ではありません

FNB15 サニー EXサルーン 配線捜索
↑ハンドルの下のパネルを剥がします

で、見つけました。

ターゲットは上の画像のヒューズサーキット盤の裏に有りました。

FNB15 サニー EXサルーン 配線捜索
↑この画像の茶色いカプラーがリヤから来ている配線の現在の終着駅です

白い物体は方々からやってくる配線を一旦集中させて分散させる、列車のターミナル駅の様な役割を果たしています。
要はこの茶色いカプラーにまとめられている配線にリヤスピーカーの分だけがここで終着駅にされていたという事です。
それを延長させてオーディオデッキまで持っていけば良いという事です。


こんな時にはこれを使います。
ターミナル端子
↑ターミナル端子です

これを使って信号の伝達確認をします。

配線作成
↑使用するのは工業用4芯ケーブルです

古いものですが、偶然手元にあったのと、現代では純度が高い銅線は高価過ぎてバカバカしいので買いません。この配線は30年ものですが、化学薬品を取り扱う工場設備用のものですので、信頼度は抜群?です。(笑)

配線作成
↑こんな感じに…

配線作成
↑こんな工具で…

配線作成
↑こんな風にします

配線作成
↑反対側はギボシで…

ニッサン車用変換カプラー 10P用
↑フロントスピーカー、電源用変換ハーネス

え?
変換ハーネス?

って思った方は鋭いです。

急遽純正デッキとオサラバして社外オーディオデッキを装着する事にしました。
で、フロントスピーカー用配線と電源配線、ACC、イルミネーション、アンテナコントロール端子などをあらかじめ接続してデッキに繋げておきます。

配線単体
↑こんな風にして…

社外オーディオと接続
↑こんな感じにしておきます

このデッキは1998年辺りの製造日です。
オーバーホール上がり品を貰い受けて保管しておいたものです。本来は軽のオーディオがブッ飛んだら付けようかと思っていたものです。

多分動くでしょう…。

リヤから来たスピーカー配線
↑例のターミナル駅からフロントスピーカーの分だけ引き継いだカプラー

配線配置図
↑アルプス電気(アルパイン)さんのHPからプリントアウトできました

配線接続テスト
↑配線図を確認しながら動作チェックします

短絡するとアンプ側出力がカットオフされる保護回路が働いているので、ショートさせない様にチェックします。

結果からは見事何事も無く動作し、仮接続したスピーカーが音を出したので次の工程へ移ります。

端子を間違えない様に奥まで差し込んでしまえば良いだけです。
より確実な接続を望む場合はハンダ付けをオススメします。ギボシでも良いですが、万が一抜けた時に直すのに苦労しそうな場所だからです。

センターコンソールパネル
↑社外品を取り付けるには専用のパネルとステーが必要です。

社外品用センターコンソールの組立
↑こんな感じに組んでいきます

ステーの形状の違い
↑ステーの形状が異なります

些細な事ですが、ステーの一部の形状が違うだけで肝心なものがくっ付かない仕様になっています。

デッキを装着
↑デッキをステーに装着したらハーネスを捕縛します

アース処理
↑アース配線をボディアースに落とします

デッキをセンターコンソールへ収めます
↑アース配線とハザード配線を捕縛して振動時に音を出さない様にします

センターコンソールトップを装着します
↑室内側はこれでカタチにはなりました

イルミネーションチェック
↑イルミネーションチェックをします

OKなので、ここでちょっとブレイク…。ブレイク代わりにこんな事をやってみました。

エアコン用フィルター
↑標準タイプと高性能タイプとありますが、高性能な方を試してみる事にしました

高性能エアコンフィルター
↑中味はこんな感じです

見た目は至って普通です。エアコンユニットは殆どのクルマが大手2社によって牛耳られているので、他のメーカーの車種でも装着可能なものがあります。

古いフィルター
↑古いフィルターです

取り外した古いフィルターには色々なものが引っかかっていました。エアコンフィルターの汚れにより室内の悪臭の改善が損なわれる事も多いかと思われます。

エアコンフィルター交換
↑蓋を外します

中から古いフィルターを取り外します。

エアコンフィルター装着場所です
↑ここへ新しいフィルターを差し込むだけで装着完了です

エアコンフィルター交換
↑装着方向に気を付けて装着です

グローブボックスを装着
↑フィルター装着後に蓋をしたらグローブボックスを取り付けます

とても簡単な孝造になっていて、受け台にボックスの両端を載せたら、プラスチック製の止めシャフトを差し込みます。

ピンを差し込みます
↑こんな感じに


グローブボックス装着完了
↑この作業はこれでOKです




さて、元へ戻ります。

リヤスピーカーの取り付けです。

同じモデルのスピーカーを使用します
↑プラスとマイナスを間違えない様に接続します

ギボシのオスとメスの形状の違いを利用して誤接続を防ぎます。

スピーカー端子を変更します
↑スピーカーに付属の変換カプラーが非対応の形状なので自作します

ブッタ切ります
↑ブッタ切ります

変更します
↑ギボシに変更します

リヤトレイ側のスピーカー端子も変更です
↑ブッタ切ってギボシに変更します

接続します
↑スピーカーと配線を接続します


一応この段階でも動作チェックをします。音が出たらOKです。

で、音が出ましたので取り付けに入ります。

スピーカーに付属のインシュレータテープを貼ってから装着
↑スピーカーに付属の吸振テープをトレイとの接触部分に貼ってから装着します。

この段階で目に付いた車体側の錆は防錆剤で処置しておきます。

トランクルーム内側より
↑スピーカーを固定したら後処理です

スピーカー用配線をスピーカーフレームに捕縛します。
振動による配線の疲労と騒音発生を抑えます。






EXサルーンのリアトレイにはスピーカー用の穴もカバーも付属していません。


そこで、当然の事ながら手に入れておきます。

カバー
↑左右共通です

スピーカーカバー
↑表にするとこんな感じです

リヤトレイに穴を開けます
↑寸法を計測しながら穴を開けます

カッターナイフで3度程刃を入れれば切り抜き可能です。一気にやると割れたりしますので注意が必要です。

リヤトレイ装着
↑リヤトレイを装着します

徐々にスーパーサルーンに近付いていきます。

その他を装着します
↑家の中からようやくクルマの中に戻りました


パッと見スーパーサルーンまであともう少し。



FNB15 今回の仕上がり図
↑ちなみにスモークフィルムは色の薄いものをチョイスしました

一応NASAやペンタゴンで採用されているフィルムです。何度も失敗したので出費は多かったですが、自分が納得のいく仕上がりになったので満足度は高めです。


なお、リアスピーカーとデッキまでを直接繋ぐ事ができる純正部品があります。
Y11系ADバンのリヤスピーカー装着車や、Y11系ウイングロードなんかも恐らく共通ですが、デッキからスピーカーまでダイレクトに結線できるハーネスが存在します。これならラクチンです。


また、今回のサニーの車高ですが、普通の2WD車と比較して、フロントは5ミリダウン。リヤは5ミリアップというセッティングになっています。リヤ側がちょっと高めになっているのにはそれなりの理由があっての事です。

いざと言う時に早く走れて、公道でも無理が利く仕様になっています。

周囲でよく見かける車高が異様に低いクルマは公道で早く走る事ができません。構造上の問題ですが、国道レベルの舗装では段差がかなりたくさんあります。予算の関係で、どうしても段差が次々に発生してしまいます。
そんな所を車高調整式サスペンションでベッタリ落とした車輌は、段差でショックを傷め、最悪の場合車体底部を路面にこすり付ける事になります。

上品な車高セッティングが効率も性能も良いということになります。



まだまだ手を入れるところが山積しています
↑あ、あれもこれも…(笑)


長々とお付き合いいただきありがとうございました。 
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コメント

No title

なにこのプロの仕事…いや匠の技w
とりあえず今回びっくりしたのは、窓が外せるというところです。(そこかよっというお怒りの声がきこえそうっ)
しかしこんな隅々まで丁寧にメンテナンスしてもらえて幸せだな~。
私もたまには愛車のメンテナンスをしなければと反省しました。(自転車ですけど)

puririさまへ

自転車のメンテ基礎は、「注油」です。錆は大敵で、錆が発生すると走行の妨げにもなるので。
ベアリングを非接触タイプに変更したり、タイヤやリムホイールに拘ると、いわゆるエコ走行性能がアップします!

まさか

おなじ事してる人がいたとは…
自分は前期ですけど、fnb15 スーパーサルーンっすやっぱりZOOMしかないっすよね 笑
デッキは純正を残して小物入れを潰して付けましたよ~
メインのHIDもちゃんとIH01用入れてフォグもHID入れてました。
マフラーが探しても無くてしょうがなくタイコに穴開けて大径のマフラーカッター付けてました。
ちなみ16インチ入りますよ7Jで +48か38だったと思います。タイヤは205/45/16のBSのG3履いてました 笑

FNB15 MC さまへ

もうサニーは手放してしまったのでしょうか…?
サニーイジりの知り合いが欲しいです~。最近はFNB用のマフラーを一社発売しているみたいです。ナナメ出しでなければ買いたい気がします。

アッパーマウント

アッパーマウントはいくらでしたか?

サニーさんへ

確か、1500円くらいだったような気がします。思ったより安かったな…という覚えがあるので。実際にはベアリング等と一緒に購入してしまったので、正確な金額は分りませんが、自動車部品販売業者や日産ディーラー、日産部品で価格は教えてもらえます。

ダウンサス

底突き等はありませんか?

サニーさんへ

底突きはありません。ただし、わだちの酷い所は気をつけて走らないと、エンジンを支えているフロントクロスメンバーがアスファルトに当たる事があります。私は路面の高い所をタイヤが通過するようにクルマを寄せて走行します。ちなみに、最低地条項はクリアできていますので車検はパスできます。


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ウチのワンコ達、その他、自分の周りでホットなものを順次掲載していきます

 

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