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安全の為の布石として。

またまた恒例の長い記事ですが…。




さて、あなたの愛車は大丈夫ですか?



近所にこんなクルマ、見かけませんか?

家が買える程の高級車
↑ライトが黄ばんでいます。


ちょっとした家が買えちゃう程の値札を付けられて売られていたであろうこのメーカーのクルマもこれでは台無しです。


掃除を怠った便器の様な色合いです。(お食事中の方、ごめんなさい。)

これは太陽から受ける紫外線などの影響でライトカバー(いわゆるライトです)の樹脂が変質して黄ばんでしまうのです。一時期の車両に採用されたパーツは、樹脂の上にコーティングがされていない為に、劣化速度が早く、樹脂の深部まで黄ばんでしまいますが、その後は研究が進み、樹脂の上に特殊なコーティングを施して劣化を抑えています。しかし、そのコーティングも所詮は樹脂なので、長時間太陽の光などにさらされると黄ばんでしまいます。

主な原因は樹脂が酸化する事による黄ばみです。

ウチのクルマも同様に黄ばんできました。

黄ばんだライト
↑まだ色は薄いですが、黄ばみが発生しています。


ちょっと化学をかじった人ならば、酸化してるなら還元すればいいんじゃないか?

と思うでしょう。


僕もその一人です。


早速実験です。

良く知られた還元剤としては、重亜硫酸ナトリウムなどが知られています。
手に入れようと思えば手に入れられますが、たかだかライトユニット2個の表面を綺麗にする為に10Kg単位で購入するのはアホくさいですし、余った薬品の処理に困るので、もっと緩~い方法でいきます。


手軽に手に入れられる還元剤としては、酸素系漂白剤があります。
衣類を白くする成分として、過炭酸ナトリウムや過酸化水素が低い濃度で含まれているのと、成分的に環境負荷が殆ど無く、勿論無害なので使えるかな…と思い、僕は今回過酸化水素が多く含まれていると表記されていたコレを使ってみました。
○○ター
↑モザイクかけるならもっとしっかりかけろ!(笑)

で、結果はというと…。





右ライト漂白剤テスト後
↑意外と効果あります。

黄ばみが少し減りました。
しかし、曇りがある事が判明。劣化したコーティング樹脂が表面を侵されている模様です。

左ライト漂白剤テスト後
↑こちらも案外綺麗になりました。

右のライト程黄ばんではいなかったのですが、思いの外綺麗になりました。


ま、実験はこんなくらいで。

この程度で終わらせるブログは書きません。

曇ったライトを綺麗に復活させなくては面白くありません。

表面のコーティング樹脂を削り落とします。


まずはコイツで。
#1500耐水サンドペーパー
↑耐水サンドペーパー。

間違ってもドライサンドペーパーは使わない様にしましょう。後々面倒な事になります。

コレを水に付けてはライトの表面を削り、また水を付けてはライトの表面を削り…を繰り返します。
ちなみにこの番手は1500番です。数字が少ない程粗くなります。下限は800番位でしょう。それより低くするとドライサンドペーパーと同様に、後々面倒な事になります。

研磨作業中
↑研磨中です。

ちなみに、ライトの周りに貼られた黄色いテープはマスキングテープで、余計な傷をグリルやボディに付けない為に貼っています。

ある程度研磨したら水で洗い流してから拭きあげて乾燥させます。
全体的に曇りガラス状態です
↑曇りガラス状になります。

この後、より番手の高い耐水サンドペーパーで仕上げていくという方法も有りますし、それでなくてはいけないと言う人も居ます。「ポリッシャーは使ってはいけない」とか。

しかし、それは程度の問題です。
よくライトの黄ばみ取りを3000円位から作業するというカー用品店などがありますが、手作業研磨で3000円では儲けがありません。で、ポリッシャーを使う訳です。

僕みたいに。
ポリッシャーを使います
↑ポリッシャー登場。

軽く中央部分をポリッシュした状態です。
曇りガラス状態だったライト表面は15秒程で半透明になります。この調子でどんどんポリッシュをかけていきます。
ポリッシュ終了
↑ポリッシュ後

曇りが取れて透明な状態になりました。
左側もこんな感じになりました。
ポリッシュ終了
↑綺麗になりました。

ここまでのポリッシュ作業は10分です。

納得の時間でございましょ?


ちなみに使用した研磨剤は住友3M社製のノンシリコンの超極細目です。

ノンシリコンでなければならない理由はこの後の処理の為です。


!
↑はい、曇りました。


「やれやれ、けんねるも遂にどうかしちまったんだな。ブログ書きたさにいい加減なことやってしくじったっていうオチなんだろ。」


って思ったかも知れませんが、コレはとあるコーティング剤を施した状態です。


カー用品店でよく見かける「ガラス樹脂コーティング剤」とは異なり、純然たる「ガラスコーティング剤」です。樹脂が混ざっているとまた黄ばみますし、効果が3ヶ月から半年程度しかありません。
しかし「ガラスコーティング剤」は3年くらいのスパンで重ね塗りなどする事で寿命はどんどん延びていくという素材です。
完全に薬剤がガラスとして形成するまでに2時間程かかりますが、炎天下でも作業できるのが良い所です。

という事で、ライトの表面はこの状態でしばらく放置プレイにします。

続いて中味をイジります。

最近、軽自動車でも採用されているディスチャージドヘッドライト、通称HID、またはキセノンヘッドライトと呼ばれているものに変更します。

購入したのはコレです。
HIDユニットの入れ物
↑明らかに過剰包装です。

1万円もしなかったのに。

中味を見てみましょう。

中味
↑おっと、ウチのやんちゃざかりの娘が!

もう一度。
中味
↑こんな感じです。

購入したのは、HIDライトの左右用のセットです。
ランプ本体(バーナー)と高圧制御ユニット(バラスト)とリレーと配線を一体化させた、割と丁寧な設計の製品です。


ちなみに、この製品、今まで無視されていたIH01型ハロゲンライトを採用したクルマに乗っている人々に救いの手を差し伸べるという製品なのです。
このIH01型ハロゲンライトは、最近の自動車の一部で採用されており、良く知られているのはニッサン系と富士重工系の一部の車両がそれにあたります。
流通量が少ないので、アフターパーツメーカーが無視しまくったのがこのIH01型ハロゲンランプです。

勿論、ウチのクルマもそのひとつです。


では取り付けていきましょう。

バラストを固定する同梱のステーは、若干緩いので、柔らかいスポンジテープを貼ってからバラストに取り付けます。
ステーを取り付けます
↑ステーの内側にスポンジが貼られてバラストをしっかり押さえています。

右側用の取り付け場所
↑リレーボックスの下に収めます。

ちょうどボディフレーム側にサービスホールやネジ穴があります。

収めました。
↑ちょっと分かりづらいですね。

こんな感じです。
右側バラストを取り付け
↑パッと見、分からない様に仕込むのがエンジニアの仕事です。

左側のバラストはここです
↑左側はエアインテークとボディフレームの間にスッポリ収まりました。

カプラーを接続
↑従来のランプバルブを動作させていたカプラーを流用するタイプです。

ものによっては左右それぞれを独立して配線させる場合もありますが、今回僕が購入したのは、片方のカプラーのみを使って左右を同時にコントロールするという方式の様です。
つまり、もうひとつのカプラーは余る事になります。しかし、取り除く必要は無く、エマージェンシーとして従来のハロゲンランプを接続する事ができる様に温存しておきます。

何かと養生が必要です
↑あまりにもずさんな接続カプラーだったので。自己融着テープで防水処理をします。

ビニールテープでも良いと言う人は居ますが、ビニールテープは時間の経過と供に劣化しますのでオススメしません。

バッテリーから直接電源を取ります
↑あらゆるディスチャージドヘッドライトはバッテリーから直接電源を取ります。

バッテリーのプラスの端子からリレーを経由して2つのバラストに電源を送りますが、きちんとその間にヒューズが設けられています。

ヒューズユニットを固定
↑建材にも使用されるブチルテープをヒューズユニットに貼り付けます。

そして車両のヒューズボックスケースに。
ピタッと
↑ヒューズボックスにHID用のヒューズユニットをくっつけます。

それから外れない様に結束バンドで補強します。
結束バンドで固定します
↑ヒューズボックスの蓋が外せる様に配慮して結束バンドをかけます。

結束バンド(コンベックスとも呼ばれます)は、白と黒と茶色がありますが、耐候性・耐熱性に優れているのは黒色です。茶色もまあまあですが、白色はもろく、短命なので、とりあえずの処置の時にだけ使う様にしましょう。

リレーを固定
↑リレーユニットを固定します。

本当はボディフレームのサービスホール等を使いたかったのですが、配線の長さの関係で急遽結束バンドで固定する事になりました。

バーナー登場
↑こんな状態で箱に入っていたバーナー本体です。

プラスティックのカバーを外してからライトケースに装着します。

HIDバルブとハロゲンバルブ
↑左がHIDバルブで、右が今まで装着されていたハロゲンバルブです。

現在主流のH4ハロゲンバルブとこのIH01ハロゲンバルブの二極化とHID採用車の増加が同時に進むでしょう。
ハロゲンランプの良い点は、部品点数が少なく済む事で重量を抑えられる所です。問題は消費電力の多さです。
HIDランプの良い点はその明るさと視認性の良さに対する消費電力の少なさです。最大の欠点は部品点数の多さの為にどうしても増加してしまう重量でしょう。

僕は安全性を重視してHID化に踏み切りました。
霧の日や雨の日の運転がずーっと楽になります。

ランプを取り替えて結線
↑HIDバーナーを装着して、必要な配線を接続します。

この製品は間違って配線を接続する事が無い様に配慮されています。
実物大のプラモデルを作る感覚で十分できる範囲です。

バッテリー周辺
↑バッテリー周辺をまとめ上げます。

もうひとつの方を装着
↑コレを接続するだけです。

配線はなるべく外から見えにくい裏側へ
↑ラジエターサポートの下側を通って、ラジエターサポートメンバーを辿る様に配線します。

結束バンドで固定していきます
↑車両側に既に存在するケーブルやハーネスを利用して、HIDのハーネスを結束バンドで固定していきます。


配線は金属製です。振動が配線の一部分に集中的に加わる事で金属疲労を引き起こし断線、短絡(ショート)等の原因になり危険です。なるべく配線が振動の影響を受けない、もしくは振動をうまく分散、または最小限にする様に工夫します。

点灯チェック
↑最後にもう一度点灯チェック

実は配線を結束バンドで固定する前に、一度点灯チェックをしています。配線を固定しつくしてから点灯しないなどのトラブルがあると面倒な作業をやり直す事になるからです。

ハロゲンでの点灯状況を撮影しておかなかったのは僕のミスですが、明らかに明るくなりました。







ただ…。





右と左とで微妙に色合いが違う(色温度が違う!)のがさすが、○○製ですね。(笑)
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コメント

すげえええ!

正直ライトのカバーを磨いてピカピカにするとこまでしかよく分かりませんでした///
すんごく綺麗になりますね~v
うちも磨いていただきたいくらいw

いつもながら、細かいところや難しいところまで色々自分で出来ちゃってスゴイなぁと思います///
あと、お嬢さんの姿がちらっと見れてうれしかったですv
まさか君も機械に興味があるのかい?(゜∀゜;)

No title

ワイド…だけでも結構キレイになってる~と思いましたがさすがけんねるさん。ピッカピカです!
年を重ねるとお肌が黄ぐすみしてくると言いますが…どうすればいいですかっ?!(すいません)
やんちゃざかりのお嬢さんが微笑ましくつい吹き出してしまいましたw

すずさまへ

お近く(ブッ飛ばすと2時間半くらいみたいですかね…)ですから、ドライブがてらにいらっしゃって下されば磨きますよぉ~。ガラスコーティングは二時間以上経ってから乾拭きしてピッカピかです。
ウチの娘は細かい図柄とか衣類のタグの文字を丹念にジーっと見入る習性があるらしく、細かい事は好きかも知れません。

Puririさまへ

お、お肌の黄ぐすみは、チェーン展開しているドラッグストアのオリジナル製品で、「ケシミン」と同じ様な成分で同等以上の効果が得られるサプリメント系医薬品がリリースされているので、そいつをバリボリと食べると効き目が出てくるかもしれませんね…。食べ過ぎはダメですけど。(し、しまった。真面目に答えずに流すのが礼儀だったのかもっ!)


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