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SR20エンジン。

ずっと抱えてきたもののひとつを手放す事になりました。

以前所有していて、いつか自分で手を加えた新型エンジンを載せてやろうと思っていた愛車を街路樹に激突させて失ってから2年。


当時、同じ名前のクルマの次のモデルに搭載されていたエンジンを座敷に迎え入れてから1年半が経過していた時でした。

そのエンジンは、エンジンスタンドにくくりつけられて、本当に座敷の片隅に置いてあったのです。
エンジンをバラす工具から集めなければならないところからのスタートでした。

エンジンって、正確に平面を出した金属製の定板と呼ばれる、いわゆる二次元版の定規も必要なほど繊細なものなのです。
命を預ける足廻りとは違った意味で、二番目に大事なパーツと言えるかもしれないのがエンジンだと僕は思うんです。


それまで乗っていたクルマのエンジンが気に入らないと言う訳ではありませんでした。
僕の愛車にはターボが装備されておらず、上位グレードのモデルとは単純に計算しても100馬力くらいの出力差があった訳で、知人のそんな上位モデルのパワーや排気音なんかに憧れているのも確かに事実でした。

クルマ好きがたたって自動車の整備工場に転職して、車体整備士の資格を取り、もっと勉強すればエンジンだってイジれるってところまできて、エンジン調整のホンを買って読んだり、「チューニングエンジンの基礎」みたいな本まで買っていた自分を思い出します。

お陰で知識と対策は万全でした。

あとは資金を投じて作業場所を確保するというところまで来ていました。


まぁ、そんな時に最初の離婚を経験し、ワンコのごえもんとエンジンとの暮らしになり、時間を作ってはディーラーのテクニカルサポートの方と仲良くなって、いろんなマニュアルのコピーをもらいに通ったり、純正の強化パーツの有無なんかを問い合わせたりしていました。

エンジンのコントロール系の配線の接続の仕方の情報がゲットできたあたりで、エンジンチューニングの計画が少し休止状態になりました。
それは、高価な工具と補器類(ターボチャージャーやインタークーラーやメタルガスケットなど)の購入に充てる費用が滞ったからです。
全部まともに買うと50万円は必要でしたから。

で、ターボチャージャーとガスケット以外は中古で何とか揃えようと、頻繁にヤフオク見たり、解体屋さんへ通ってみたり…。
どれも思い出です。



で、あの日が訪れる訳です。


愛車を走行不能にしてしまう自損事故。

イイ車だったんですけどね…。

ハザードの回路は生きていましたが、左フロントのタイヤはサスペンションごとちぎれ飛び、つぶれたボディーが食い込んだ拍子にメインコンピュータとエンジンをつなぐ配線(ハーネス)が断線して、エンジンがストップ。ストラットタワーバーも引きちぎられてしまっていました。フロントガラスも亀裂が入り、こんな時に雨が降り始めた夜の事でした。

家まであと2分という所でした。

エアバッグも装備されていないクルマの中に居て、怪我ひとつ無かったのは偶然ではなかったと今でも信じています。
ちょっとオカルトな考え方かもしれませんが、大事に扱った「モノ」は、持ち主にもしもの事が起きた時に助けてくれると、僕は信じているのです。

よく、女性が大事にしていたアクセサリーを失くしてしまった時に、「それは難を避けてくれたんだよ」とお年寄りが言う事があったり、普段身に付けていた物が命を救ってくれた事なんかが周囲で起きたり、刑事もののドラマなんかで、犯人が打った銃弾が胸ポケットにしまってあったライターとかシガーケースに当たって助かったというシーンが印象に残っているからかもしれません。


そんな訳で、僕は愛車に守ってもらったんだと今でも思っています。
これと言って神社やお寺で、交通安全祈願を受けてあげた事も無かったし、あちこちぶつけて傷だらけにしていた愛車。
でも、エンジンオイルは自分でマメに変えたり、洗車も必ず自分でやったりして、なるべく気持ちを掛けるようにしていたのは事実です。



動けなくなった愛車を見て、少し切なくなりました。
心の中で「ありがとう」って言いながら、ナンバーを外した時は思わず涙が出そうになりました。


肩身代わりに、シフトレバーとオーディオデッキといくつかの使えそうなパーツを取り去り、殆ど満タンだったガソリンも抜き取って他のクルマに入れてしまいました。

使えそうなパーツは使ってくれる人に格安で譲ってしまい、今手元に有るのは薄汚れたシフトレバーとオーディオデッキのみです。



写真の一枚も無いんですよね…。



で、忘れ形見のようになってしまった次のモデルのチューニングベース用のエンジンが座敷に…。



そのエンジンが、本日売れました。

使ってくれると言う方が現れたのです。


その方は僕ほどアグレッシブな利用法ではなく、そのエンジンをそのまま載せ変えて使うんだそうです。
その方が僕も良いかも知れないな…と思っていたタイミングでもあったので、少し安心しました。

でも、僕が以前乗っていた愛車と同じ型式のクルマに、次のモデルのエンジンを載せるという点では何ら違いは無いので、知っている事をできる限り教えてあげられたらいいなと思っています。


受け渡しは一ヵ月後です。
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