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ブレーキOH(オーバーホール)

ずーっと前から感じていたんです。

僕のクルマの左フロントのブレーキが、引きずっているのではないか…と。

ブレーキの引きずりっていうのは、簡単に言うと、踏んでもいないのにブレーキがちょっと効いた状態のまま走る事で、状態によってはローターの加熱などから出火したり、タイヤがそこだけ過磨耗してしまうというトラブルに見舞われます。

僕のクルマの場合、中古でウチに来た時からちょっとだけ引きずっていたみたいです。

同じ4WD機構のマニュアル車を購入して比べてみて確信しました。

そこで、主な原因を考えると、ブレーキユニットの構造物の中に含まれるゴム製の部品が劣化している可能性が考えられました。何て言ったって1998年の製造の車ですから。

という事で、ブレーキをオーバーホールする事にしました。
画像 102のコピー
↑ホイールを外してます。

元のキャリパーを取り外し、以前ストックしていたS14シルビアのブレーキキャリパーにホースを接続します。そうしないとブレーキフルードが全部流れ出て、後々面倒な事(本格的なエア抜き)になるので、手抜きをしました。

で、こんな風に置いておきます。
画像 103のコピー

次に、外した問題のキャリパーを分解洗浄します。
画像 108のコピー
↑ゲッ…。

酷いもんです。
これはキャリパーのシリンダーとピストンを分解した状態です。
見事に錆が廻ってしまっています。
普通だとこの状態の場合、ピストンの交換になりますが、幸か不幸か、ギリギリ処理の仕方によってはまだ使える状態なので、姑息な手段に出ました。

幸いにも、シリンダーの内部には錆が発生していなかったので、このまま使います。
画像 107のコピー
↑「酷いクルマに乗っているな。」


という事で、問題のゴム部分を全て剥がし、洗浄します。
画像 104のコピー
↑洗うんです。

通常、ガソリンや灯油を用いて洗ったりするんですが、容器が無かったので水で洗います。
お湯でもOKですが、温度が高いと腐食を誘発するので、我慢して水と石鹸で洗います。

ちなみに、剥がしたゴム製品は再使用できませんので、リペア・パーツを購入しておきました。
画像 105のコピー
↑純正部品として販売されています。

ひっくり返すとこんなんです。↓
画像 106のコピー
↑ブレーキキャリパー、フロント左右 各1個分のセットです。

画像 109のコピー
↑洗い終わって天日干しの最中です。

本来ならエアーガンで吹いて短時間に水分を飛ばすんですが…。


あと、肝心な洗浄中の画像が有りませんが、撮り忘れたので、記述で説明します。

分解して金属部品になったシリンダー部とピストン部を、一応用心のために、左右混合しないように洗います。
最初は石鹸で油分を落とし、次は紙やすりを使います。
僕が使用したのは、耐水サンドペーパーの1000番と1500番です。数字が大きいほど粒度が上がります(目が細かくなります)。
800番位でも平気ですが、念のために細かいのを選びました。

で、シリンダーもピストンも、円筒形ですが、中心軸に平行ではなく、垂直方向に磨きます。
洗面台の中の水があっという間に茶色くなってしまいます。頻繁に水を交換しながら、水が茶色くならない程度まで磨き洗いしていきます。
ここでの注意点は、磨きすぎない事です。やり過ぎると、せっかく元通りに直しても油が漏れてしまいます。

という事で、キレイになって、乾いた状態から、先ず、ゴム部品をはめ込んでいきます。
この時、ピストンシールと、ピストンブーツに付属のグリスを塗って素手ではめ込みます。
軍手などを使うとケバケバが入り込んでしまって意味がありませんし、ゴム手袋でも良いのですが、万が一ゴム手袋がパーツに挟まれてちぎれてしまったりすると、また厄介な事になるので、素手で作業する事をオススメします。
手に付いたグリスに埃やゴミが良くくっつきますので、時々ウエスやティッシュで指先をキレイにしながら作業します。

面倒なのが、ピストンのはめ込みです。
上手にピストンブーツを広げてうまくピストンをはめ込んでいきます。

5分も格闘してしまいました。

ピストンがはまったら、一番奥まで押し込んでみます。途中で引っかかったりしないか確認するためと、ブレーキに組み込む時にスムースにいくからです。

画像 113のコピー
↑ひと段落です。


あまったグリスは気休めとして、シリンダーボディの錆びている所へ塗っておきました。
あんまり意味無いんですけど。

ゴム部品がまだ残っています。
それは、ピンブーツとピンブッシュ、そしてブリーダー(エア抜きバルブ)のフタです。

せっかくなので、それらも交換しました。
ピンに至っては、これも酷い状態で、ゴムで覆われていた部分の下に大量の錆が…。

しかも1本は固着してしまっているではありませんか!

折らない様にうまい事引き抜いて錆を落とし(本来なら交換でしょう)、付属のグリスをたっぷり塗ってピンブーツを被せ、ピンにもグリスをできるだけたっぷり塗って元の位置へ戻します。

四本のピンのうち、二本にはブッシュが付くので、これも交換します。
で、元の位置へ。
ようやくブレーキが本来の位置へ戻ります。

画像 114のコピー
↑出来上がりまであともう少しです。

先ほど接続しておいた、S14のキャリパーを取り外し、さっさと元のキャリパーへ繋ぎ変えます。
ごく短時間でも油は漏れて来ますので、この作業の際には、ブレーキパーツクリーナー(スプレータイプの脱脂剤)と補充用のブレーキフルードが必要です。

で、この後、フロントブレーキのみのエア抜きを行います。

本来なら全輪やったほうが良いのですが、ブレーキフルードも劣化していなかったのと、ダミーキャリパーを接続して作業したので、フレーキフルードの損失とエアーの進入は最小限と考えます。

ちなみに、エア抜きは二人で作業するものです。


…が、今回は一人で作業しました。

時間が余分に掛かりますが、思う存分ブレーキフルードを吹き飛ばしながら満足できるまでやりました。


で、ついでに夏タイヤに履き替え、試運転。
引きずり感が見事に解消されました。
ゆるい坂道でブレーキを放すと、ちゃんとクルマが動きます。
今までは動かなかったんですよ。

これで燃費も少しは良くなるでしょう。

ブレーキの性能の低下は、走行距離や経過年数、また使用状況によって進み方が異なります。
普段乗らないからと言って平気な訳では有りませんし、ハードな使用をされているクルマだとブレーキの劣化は必ず進みます。

検査方法は至って簡単です。

ゆるい坂道で一端停車して、安全を確認しながらブレーキから足を離します。オートマチック車の場合はニュートラルに入れて同じ事をします。その時に重力に逆らう事無く自然に、そしてスムーズにクルマが動き出せば、ブレーキの引きずりは無いと考えて良いでしょう。

平地ではやらないで下さい。意味が有りませんので(笑)。
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コメント

うわわ、そんなことまで出来るんだ!
けんねるさんてスゴいよね~;(=∀=;)
作業お疲れ様でした!

私も坂道で試してみよっと。

すず様へ

倹約…というより、何でもやってみたい派だったりします。

すごーーい!!
やってみたい(←できない・笑)

うちの冷蔵庫も直しに来て~!(笑)

ふーたまま様へ

ちょっと気を遣うプラモデルみたいなもんです。命にかかわるので、多少の知識は必要ですけど。
女性の整備士さんなんかも最近は結構多いんですよ。


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ウチのワンコ達、その他、自分の周りでホットなものを順次掲載していきます

 

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