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ヨメさんコラム

『私から見た旦那様の車のこと(5)』




私は2度ほど交通事故に遭っている。

その2度共、私の車に相手が追突して来た事故ばかり…。

1度目は私が22才の頃。
社用のため会社の車を使い、近所の郵便局へと向かった。

さあ、郵便局に入ろうと左折しかけた瞬間に後ろから追突された。
すごい衝撃の後、そのまま郵便局の駐車場の奥のフェンスの前まで惰性で運ばれた。


実は、高台にある小さな郵便局のため駐車場のフェンスの向こうは崖だった。
私は、止めたくても止まらない車のブレーキを必死に踏んだ。
「落ちたら死ぬ!この力は何?私に死ねって言うの?」そんなことを思ったのを憶えている。

だって…、まさか追突されるなんて思いもしなかったので突然の衝撃の後に急に目の前に迫るフェンス越しの崖に死を意識した私はパニックになったんだ。

そして、ブレーキを踏み続け、ようやく車が停止したのはフェンスに当たるギリギリ手前だった。
あの恐怖を言葉にして語り尽くすことなんて出来ない。

追突してきた相手は精神科の病院に通院している若い男性。
その時が丁度、病院からの帰り道だったそうだ。

左折しかけている私の車に気付かずにノーブレーキで突っ込んで来たんだ。

後から警察の方から聞かされたのは「現場には、あなたの運転する車のブレーキ痕しかありませんでした。」と言うこと。本当に怖かった。

私は、車に追突されたので首を強くむち打ちした。
救急車で病院へ運ばれ、レントゲンを撮ると首の3番目の骨がズレていると言われた。
そのまま、私は首を固定した状態で3日間ほど入院することになった。
それから通院して完治するまでに半年もかかっている。


2度目は私が26才の頃。
直進する私の車に脇道から、突然、車が飛び出して追突した。

助手席側から押され、その衝撃で私の車は横倒しになった。
シートベルトをしていた私は車から投げ出されることはなかったものの、運転席側のドアに右半身を強打し、破れたガラスの中に頭を突っ込んでしまった。

車が横転して、辺りが静かになった頃に私の右側の頭部から出血が始まった。
その一瞬を私は一部始終記憶している。

その時は、まるでスローモーションのようにゆっくりと感じられた。
頭がゆっくりと破れたガラスに当たるのも分かった。
私が、薄く目を開けるとボタボタと頭から血が落ちて自分の血で着ている服が赤く染まるのを見た時に車の中で「ギャーー」と狂ったように叫んだ。

その時も救急車で私は病院に運ばれた。
病院で処置してもらう時、先生が「女性だから傷跡が残らないように細かく縫いますから安心して下さい。」と言ってくれた。

傷は頭部の表面だけで中まで達していなかったのは幸いだった。
結局、右側の額から髪の生え際にそって耳の辺りまで24針縫ってくれた。
お蔭様で今は跡も分からないくらい綺麗です。

しかし、記憶はトラウマとなって私に残った。

私は、事故が異常に怖い。血が怖い。傷が怖い。

だから、旦那様が事故をしたと聞いた時に体がカーと熱くなりドキドキが止まらなかった。

あの時の自分の痛みが辛さが悲しみがドンドンと甦る。

涙が止まらなかった。
でも、私は旦那様と直接話しが出来たので少し安心した。

私が事故した時には自分で連絡することが出来なかったから…。

私は、すぐにでも帰りたかったけど帰れなかった。

母さんにも「すごい子だね、あの子。なんて強い子なんだろう…」と言われて旦那様の強さに感謝した。

そんな思いをしてまで帰らないのだから、私は今、目の前にあることに一所懸命になることにした。

…と言っても、旦那様を心配しないでいらるわけじゃない。


でも、会社で任せてもらった仕事がある。

しかし、こんな中途半端な状態で旦那様の所に帰っても旦那様が喜ぶとは思えない。

ジレンマの中、砂を噛むような思いで仕事をした。
会社では、旦那様の事故のことを一言も話さずに普通に仕事をした。

だって…、誰かに話したって私の心配が晴れるわけじゃない。
私の張り裂けそうな気持ちを理解できるものじゃない。


でも、本当は…気持ちをわかったような顔をされるのも嫌だったんだ。

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