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ヨメさんコラム

『私のお祖父さんのこと(4)』




父さんを通じてお祖父ちゃんを知る。

よくお経を詠んでいた本当の理由。
父さんとだけは打ち解けて何でも話していたこと。
本当は家族を愛していること。

父さんは他の家族の言葉に影響を受けず、お祖父さんを大切に思っていたんだね。
それって結構、風当たりが強かったんじゃないのかなぁ?

でも、父さんがお祖父さんを好きでいてくれて本当に良かった。

私は、それが何よりも嬉しい。お祖父さんを好きな父さんを誇りに思う。




父さんは、お祖父さんが詠むお経が好きで詠んでいる時には邪魔をしないように静かに近付き、後ろで正座しながら目を閉じて聞いていたそうだ。

他の家族からは、「あんた、よ~あんな親父と一緒におられるねぇ?」と言われたそうだけど…。

元々、そんな事を気にするような父さんではない。

ある日、父さんはお祖父さんの詠むお経を録音して残そうと考えた。
父:「親父の葬式に親父の詠んだお経を流してやるでな(^□^)」
お祖父さん:「ほお~、そんな事ができるんか。」
父:「おう、俺は親父のようにお経を詠めんで…せめて、残しとかな。」
お祖父さん:「ほうか(そうか)…。」

その当時、「録音する!」と言っても今ほど簡単に録音なんてできる時代ではなかった。

昭和30年~40年の頃、映画「三丁目の夕日」で見たような風景が実際に広がる時代。


その頃、まだ青年だった父は働いて、高価なテープレコーダーを買った。

このテープレコーダーを想像できるかなぁ?
私は、実家で実物を父さんに見せてもらったけど…。
そうだなぁ~、レコーダーの本体はビデオデッキくらいの大きさがある!
そして、セットするテープは送り出す方と受け取る側と独立している!
テープの幅も広い。
テープを巻き取ってあるプラスティックのコイルは手のひらと同じ大きさだ。
デカ!重たい!ごっつい!扱いにくい!

この、ごっついレコーダーにマイクを接続すると録音ができる。


父さんはマイクをお経を詠むお祖父さんに向けて録音をしたそうだ。

父:「親父は、あんまり意味がわかってなかったから緊張もせずに良い声が吹き込めたんだ。」


その後、実際にお祖父さんが亡くなった時、お葬式でお祖父さんの詠むお経が流された。

家族からも知人からも変わってると言われた父さんだったけれど…。
父さんはお祖父さんとの約束を果たして満足だったと思う。


そして、時は過ぎ世の中にカセットテープが出回った頃。
父さんは、お祖父さんのお経を吹き込んだテープをカセットテープへ録音し直し、今も大切に保管している。

父:「俺が死んだら、親父のテープを流してくれ。」
私:「あんまり、考えたくないけど…いいよ。わかった。」
父:「貧乏で何も残せれんかった親父の唯一の形見だからな。」
私:「じゃあ、次は私が大切にするよ。」
父:「頼むぞ。」





(明日へ つづく)
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  • このエントリーのカテゴリ : わんこ

コメント

自分のお葬式に身内のお経のテープをながす・・・
なんだかいいですね~

わたしはどんなお葬式にしようかな・・・時々考えます(笑)

ふーたまま様へ

良かった。
父さんの気持ちをバカにしないで受け止めて下さって本当に嬉しいです。
ありがとうございます。

私は、自分が死んだ後の事を考えるのは残された人を思う大きな愛情があるからだと教わった気がします。

本当は、誰だって死にたくない。
でも、永遠に一緒にいられませんもんね(TT)
けど…いつか必ず来る死について考えると今を大事にできるように思います。

私も、お葬式どうしようかな~?
できれば…80才を過ぎて迷惑かけないうちに旦那様をちゃんと見送って思い残すことない時に静かに逝きたいです。
あっ、葬式のことじゃないじゃん!!

コメント、ありがとうございます。


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ウチのワンコ達、その他、自分の周りでホットなものを順次掲載していきます

 

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