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ヨメさんコラム

『ごえもんの術前検査』(7)




狭い診察室で小さな診察台を挟み、先生の一つ一つの表情も読み取れるような近い距離で…
『ごえもんの心臓が大きい』と聞かされた時は…。ホント言うと私は…かなり、ショックだった。

それは、検査前に『大切にしてるし!ごえもんは元気だし!大丈夫!』などと安易に考えていた私がいたから…。

あまりに無防備に構え過ぎていたせいで、先生の話を聞いて私は軽くパニックになるほど衝撃を受けた。

『ああ~、ダメだ。心が閉じてしまいそう…。
こんな大事な時に先生の声がだんだん聞こえにくくなっていく。
ちゃんと記憶しなければ…ごえもんの事なんだから…。』

もう、その時は…それだけで頭がいっぱいで必死に先生の言葉に集中した。


肋骨は、内臓を守るために体を支えている骨なので心臓の鼓動が伝わらないそうです。

でも、ごえもんの肋骨の部分を触ると骨から『トクントクン』と心臓が動いてるのが分かる。
その鼓動が私を正気にさせた。

『ああ~、ごえもんを守ってあげられるのは私達だけなんだよね…。』


先生:「心臓が大きいと言っても今日明日にも何か起こると言うことではありませんよ!
実は、こんな風に見せるのは本当は恐縮なんですが…。」
と言って別のレントゲンをごえもんの写真の横に並べた。

先生:「この子が最近、調子が悪いと言って飼い主さんが病院に連れて来られた子なんですが…。
比べると判りますが心臓がごえもん君より大きいです。」

そのレントゲン写真は、素人の私にも心臓が肋骨に触りそうなほど異常に大きくなってしまったのが判るワンちゃんのレントゲン写真だった。


先生:「これを見せたからと言って、『ごえもん君は安心していいです!』と言ってるんじゃありません。
ここまで、大きくなる子もいるということを知っていただきたくて見せただけなんです。
(先生の言わんとすることは私にも分かった。)
この子は、もう心肥大の症状が出ています。
飼い主さんも哀しんでいました。

ごえもん君がこのままの心臓で心肥大の症状が出ずに一生を終えられるのか、または、何年後かに心肥大の症状が出るのか。それは今の段階で何とも言えません。
ただ、今日の血液検査からも ごえもん君にとって今の身体のバランスは良い状態だということは言えます。」
私:「はい、今は…毎日の生活で特に気になることはありません。
でも、心肥大は治らないと言ってましたが…このワンちゃんの治療は?」
先生:「これ以上、心臓の肥大をさせないようにするためと、心臓の機能を助けるために、毎日たくさんの薬を飲んでいますよ。
心肥大は心臓の壁が厚くなっているので全身に血液を流すポンプの力が余計にかかります。
そのため心機能を上げるための強心剤と弱い力でも血液が流れるように血管を広げる薬です。
でも、この薬は飲み始めたら生涯飲み続けなくてはなりません。
途中で止めると今まで飲んでいた分も無駄になります。
心肥大は治らないんです。」
私:「…」

ううう…、ごえもん…どうしたらいいの?





(明日へ つづく)
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