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ヨメさんコラム:コロについて・23

『ありがとう、コロ。~Ⅱ~』



コロは、母さんからプレゼントされた座布団にいつも静かに腰を下ろしながら外の景色を見ていた。

騒ぐこともなく、行き交う人達に吠えつくこともない。

ただ、ただ…流れる景色を見ていた。

でも、ある日…
突然、屋根に上れないと思った時のコロは…
どんな気持ちだったんだろう?

最初の、その異変に気付いたのは母さん…

母さんは、朝、いつものようにリビングの窓のカーテンをあけた。
すると、コロが屋根の上に乗っていなかった…
『どうしたのかなぁ?』と思い、窓を開けてみるとコロは犬小屋と正面に向かい合うように崩れるように座ったまま動かなかった。

そして、コロは、リビングの窓の方にゆっくりと顔を上げて母さんを見た。

でも、またすぐにグッタリと肩を落としたまま顔を地面スレスレになるまで うなだれるように落とした。

母さんは、『いつもと違う!』と、すぐに思い、コロの側へと駆け寄った。

背中を優しく擦(さす)ってあげるとコロは尻尾をゆっくり地面を掃(は)くように振った。

母:「コロ、いいよ!無理して尻尾を振らなくても分かってるよ!…ね!
コロ?どこか辛いの?どうしたかなぁ?」と、何度か聞いた。

息遣いも心なしか早く感じられる。

母さんは、コロが家に来た日からの年数を考えた。
『この家が出来た年と同じだから』…14年。

『昨日まで何も変わりがなかったのに…平気で小屋の屋根に飛び乗ってたのに…
なんで、こんなに急に…?』と思い、
母さんは今度、父の元へと行った。
そして、コロの様子を話す。

でも父は…その時も、やはり冷静だった。

父:「母さん、何があってもいいように覚悟だけはしておくようにな。」と言った。

コロは、その日の朝から玄関へと連れて来られた。

その時は、まだコロは自力で歩くことが出来た。

母さんは、「コロは、覚えてるかなぁ?
うちに来た時に一番最初に居たところだよ。」
と言ってコロを玄関へと迎え入れたそうだ。


後日、その時のことを…

母:「もう、コロが屋根に飛び上がれなくなったんだ!と分かったら母さんの方まで身体に力が入らなくなったよ。

母さんもコロと一緒に年を取ってきたからね。
順番だから…仕方ないよね。」
と、寂しそうに話してくれた。




(明日へ つづく)

ヨメ:著
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