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ヨメさんコラム:コロについて・3

『コロとの出会い』



コロとの出会いは、平成4年の6月頃。

まだ梅雨の開け切らない肌寒い時期のことだった。


その当時、私はケーキ屋さんでバイトをしていた!と言っても3ヶ月だけの期間限定のバイト。

なぜなら、ケーキ屋さんが経営に行き詰まり3ヶ月後に閉店すると決定していたからだ。
私も短期間の社会勉強だと思いバイトをしていた。

その時、シフトが違うものの同じお店でバイトをしている女の子と知り合った。

でも、その子は私よりもお店の店長さんと仲良しだった。

ある日、お店も閉店の時間を迎え、店内の掃除を済ませた私は店長さんを捜しに外に出た。

すると、店長さんとそのシフトの違うバイトの女の子が立ち話をしている。

普段なら知らない振りをしてお店に戻るが、女の子の足下に子犬が ちょこん と座っているのが目に入った!

私は幼い時から犬が好きだったので子犬を見つけた途端に何も考えずに駆け寄ってしまった。

私:「かわいいね~!」

まるで、紀州犬のような顔に薄茶のポメラニアンのような密度の高い細かい毛をまとい、スラッと長い足を持った…ライオンのような…なんとも言えない容姿のワンコだった。

私:「えっと…、あの~、犬だよね?」
女の子:「うん、うちはいろんな種類の犬の雑種を飼ってて…
これは、何と何がかかってるのか分からない。」
私:「へ~?」
女の子:「たしか…、スピッツとポメラニアンと柴犬と…あと…何かなぁ?
とにかく雑種の犬が産んだ子供。」
私:「へ~、いろいろ入ってるんだぁ~!
いろいろ混ざるとかわいくなるもんだね~。

(社交辞令ではなくて本当に可愛かった!)

それで、散歩でここまで来たの?
もう暗くて寒いのに偉いね~(^^)」
店長さん:「ううん、違うよ!
この犬を俺に飼って欲しいって頼みに来てんだよ。でも、ちょっと…無理だな~。」
女の子:「明日、親がコレを保健所に連れて行くって言うから可哀想だと思って連れ出して飼ってくれる人を捜してるんだぁ…。
だけど、誰も引き取ってくれなくて…。」
私:「なんで?飼えないの?」
女の子:「犬が勝手に産んだ子供だから飼えない…って親は言ってる。
雑種だから売りたくても価値がないし、ここまで大きくなっちゃうと…。
うちも困ってるんだよ。」
私:「かわいそうだね…。」
女の子:「じゃあ~、もらってくれる?」
私:「えっ…え?」
女の子:「お金はいらないからもらってよ!」

私は、その子犬の顔を見た。
子犬は、寂しそうな顔をして遠くを見ていた。

まるで、『生まれて来なければ良かった。』と言いたげな切ない顔で私と目を合わせようとはしない。

この女の子の言う通りなら家族で毎日のように、この子犬の頭の上で「いらない子、いらない子…。」「保健所へ、いつ保健所へ行く…。」と言っていたんだと思う。

犬は人の言葉を理解できるらしい…。

だったら、その会話をずっと聞き続けて育ち自分に未来は無いと諦めてしまったのかも知れない。

目に輝きもなく、鳴き声一つ上げず、尻尾も振らない。

子犬は気力もなくクタ~として崩れたように座っていた。



(明日へ つづく)

ヨメ:著
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