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毎度お馴染み(?)、縦スクロール専門、良い意味では「スマホっぽく」、悪い意味では「ずぼら」な垂れ流し系ログです。

さて、今回は、いまだに他界人気を博しているらしい、スズキ・ジムニー(古いヤツですよ)の、ちょっとイラッとした部分を改善して、快適に、ご満悦にドライブできるようにしてみようというコンセプトで、嫌々買う事になった「オートマチックトランスミッション」仕様のジムニーをいたぶってやる事にしました。

本当は、マニュアルトランスミッション仕様が欲しかったのですが、なかなか巡り会えず、また、この手のタイプは人気があるので、選り好みをしていくと徐々に価格が高騰していってしまうので、安くても手放してしまいたいという立場の方から購入するのが最も安価です。

今回は、現在所有している愛車がセミレストア(自分でやるので)が必要になり、冬の雪やら融雪剤やら雨やらでその作業に更に手がかかるのを懸念して、晴れの日専用にする為にセカンドカーっぽい感覚で入手しました。

本命の愛車のセミレストアは後々のログで公開致しますので、「さすがに他にもう乗っている奴はいないであろう…」と思っているWHNP11・プリメーラワゴンの方は時々覗いてみてください。

という訳で、本題へ戻ります。


スズキ・ジムニーの詳細は、Wikipedia で適当にかいつまんで情報を入手して下さい。(いつもの丸投げです)

で、とにかくカーステレオの音が悪い。
トレードインタイプの有名どころのスピーカーを付けてもほとんど変化がないと嘆いておられるブログもたくさん見かけます。

何が悪いのかといえば、その口径です。
純正で装着されているスピーカーは、まさしく当時の「軽自動車用」なスピーカーで、左右2chのステレオなんだから、それだけでもありがたいと思えって感じのものです。
口径10センチのフツーのスピーカーで重低音なんて絶対に出せません。
余程のスピーカードライブシステムを使ってスピーカーが壊れるかも知れないくらいの電気を流してあげれば出るかもです。

まぁ、あっという間に断線するか、煙が出るか、一瞬で音が出なくなるかのどれかでしょう。

純正の小さなスピーカーに拘るなら、そのままの方が良いでしょう。
トレードインスピーカーや、高価なカーステデッキを購入すのは、お金をドブに投げ入れてしまうよりも性質が悪いです。


という訳で、元々の愛車のカーステレオの音が基準になってしまっている私の場合、このジムニーのカーステの音の悪さにはどうしてもイラッと来てしまうのです。
そこで、根本的な部分からの音場管理の改変を行う事にしました。

簡単に言うと、スピーカーの口径を大きくするという事です。
本当に簡単でしょ? (出た出た、上から目線系セリフ)

しかし、私はこのジムニーにそんなにお金をかけるのもなんだなぁ、という思いで、安価で最も効果の出やすい方法を実験的に行ってみました。

あ、ちなみに、とっても高価なスピーカーとアンプを導入すれば、小さな口径でもイイ音がします。
お金持ちの方にはうってつけです。

というのは、私は純正のフロントスピーカー周辺のグリルを兼ねたカバーを撤去する事にしたからです。
要は、見てくれが悪くなるので、見た目を温存して音を良く…と考える方は、ベタ付けが可能な17cm口径のトレードインスピーカーを導入して、穴位置などを加工すればよいでしょう。

ただ、トレードインスピーカーだって、そんなにお安いものではない。
安くても数千円はするでしょうし、逆に数千円程度のスピーカーは寿命が極端に短かったり、根本的に音質が悪かったりで、結局がっかりするパターンに陥りがちになります。

そこで、そこそこのスペックで、それなりの寿命がある程度保証されているスピーカーを…、と考え、普通自動車に装着されている純正スピーカーを導入する事にしました。

万人受けする仕様ですし、万が一壊れても中古で安価に手に入れられたり、そこで初めてトレードインスピーカーを考えてもいいだろうというロジックで進めました。


前述で、「フロントのグリルを取り去る」的な記述をしました。

そうです。
リヤスピーカーもくっつけます。

よくネット画像などで良く目にするオシャレでコンパクトなものではなく、ガッツリ普通自動車用のリヤスピーカーを取り付けます。

フロントは、純正用マウントごとタッピングビスで、元々の純正スピーカーが収まっていた穴に接触しないように取り付けられる事は日産純正17センチスピーカーで実証済みですので、あえて画像も入れませんが、頑張ってくっつけて下さい。
これだけでも曲を流してから最初の数十秒は背中がゾクゾクするほど快感です。


という訳で、本題のコアな部分を書き込んでいきます。

「この辺でもいういいや」という方は、どこか他のサイトへジャンプして下さい。

ここからが縦スク地獄なので…。


では始めましょう。

導入するものは基本的に、自動車メーカーの純正品である事を条件として含みました。

ある程度の「枷」があった方が張り合いが出るというものでし(←やかましい)。

という訳で、今回入手したのは、ダイハツのムーブの天吊タイプのスピーカーボックスです。
スピーカー付きのものをそのまま付けても構いませんが、純正の16センチスピーカーですので、低音はある程度犠牲になってしまいます。

私は、最低でも17センチをキープしたいので、この天吊ボックスからはスピーカーを取り外してしまいました。

ダイハツ・ムーブ用 天吊ボックス
↑ 中古で入手したダイハツ・ムーブの天吊ボックス

あまりに汚かったので、この後風呂場で洗いました。

下側に移っているのは、天吊ボックスを実際に吊る為に使用するアルミ製のチャンネル材です。断面がカタカナの「コ」の字になっているもので、雑多な話ですが、フロントのホイールアライメント調整にも私は利用しています。丈夫で軽いので。

元へ戻ります。

必要部材その1
↑ 大概、ホームセンターで売られている部材を用意します。

必要部材その2
↑ アルミ製のレールです。

案外、これらの部材が予算を圧迫するのです。

センター出し
↑ 天吊ボックスとレールのセンターの位置をあらかじめ出しておきます。

センター出しを怠ると、気を失うほどガッカリする羽目に遭うので注意しましょう。

上図は、ベニヤ板で豪快に作られた(もっと違う素材だと思っていたので、ある意味驚きました)ボックスとレールとの接点を全てビス止めする事で落下を防ぐ事にしました。長めのビスに接着剤を絡ませて使うとより効果的です。

画像内の金属粉は、ドリルでレールに開けた穴の残骸です。

レール取付位置確認
↑ ビス用の穴はあくまでも「下穴」なので、ビス径より細めのドリルで開けます。

穴の開け方で強度が大きく変わるのですが、間違って大きな穴をあけてしまった場合は、レール全体の位置をオフセットするなどして穴を開けなおしてしまった方が良いでしょう。
それ以外はL字ブラケットを添えるなどの加工方法になり、余計にお金と時間がかかってしまいます。

ムーブにセットする際に使用されていたブラケット
↑ ムーブに取り付ける際に使用されていたブラケットです。

貴重なグリーン亜鉛メッキ仕様です。
現在は基本的に採用禁止な金属表面処理です。

で、このボルトが刺さっているナットが溶接止めで、後々邪魔になる可能性があるのでグラインドサンダー(通称:サンだー)で取り払いました。

使えるものは何でも使います
↑ 購入してきた部材を組み合わせて、こんな感じに骨材を構成します。

レールを組んだところです
↑ 全体の組み上がりを確認します。

なんでもそうですが、それなりのスッキリ感があると、後で色々と対応をしていく際に余裕を得られます。

スピーカーを取り付けて行きます
↑ あらかじめ計測して邪魔になるボックス側の接触部分は削り落しておきます。

どうやって削ったのかは内緒です(冗談です)が、スピーカー自体に接着されているマウントが当たらないように何も考えずに平らにしておきます。

スピーカーマウントとボックスの「ベニヤ板」とのクリアランスを2ミリに設定しました。これで大きな音を出してもスピーカーコーンの淵が「ベニヤ板」に接触する事は無いでしょう。
16センチの穴に17センチ径スピーカーを取り付けるので、クリアランスを設けないと音を出した時に接触します。

あぁ、ベニヤ板がショック過ぎて笑ってしまう。

まぁ、金属製じゃなくて良かったです。本当は樹脂製だと思っていたので、ガス式ハンドカッターで切ってしまえば楽ちんだなぁ、と、甘い事を考えていた為に、余計にショックでした。

で、この癪に障る「ベニヤ板」を削っていくのですが、ハンドグラインダーのサンディングディスクでやると日が暮れます。対象材が木製なので、すぐに焦げて、ベニヤ板独特の煙が大量に出ます。
アタッチメントを付けたのこぎりディスクで行うと良いかも知れません。

では、こんな時にどうしたらよいか…、ですが、電気式丸のこぎり(通称:デンノコ、丸ノコ)で削っていきます。

※ 注意:木材切断専用の刃では行わないで下さい。また、深さ調整ができない丸ノコや、深さが足りない丸ノコのステーをバラしての作業は絶対に行わないで下さい。基本的に、プロの大工さんが溝切りや長さ調整に簡易的に使う工法ですので、難しいと判断された場合は、地道に手ノコとハンドグラインダーに専用のこ刃をセットして少しずつやった方が良いのかも知れません。 いずれにしても、今回の一連の作業は自己責任で行ってください。

ちなみに、私は電ノコにチップソーを取り付けて、ベニヤ板に対して直角に刃を当てて、チップの大きさの分だけ入るようにして左右に動かしながら削りました。数か所に溝を付けると、残りは手工具でつまんで折る事ができますので、そこからはサンディングでも電ノコでも仕上げていけると思いますが、私は終始刻み込みは電ノコで行いました。
大怪我の元になりますので、対象材をきちんと固定し、電ノコもしっかりと支えながら徐々に加工していきましょう。なお、このボックスのベニヤ板の中には、トラップ的に金属製の釘が打ちこまれているので、チップソーも金属も切れるものを選んでおいた方が無難です。私は、釘を発見した際には、釘をよけて刻み、釘だけサンダーで削り落としました。


スピーカー取付に必要な部材です
↑ スピーカー取付用の部材です。

やれやれといった作業が済んだらスピーカーの取り付けです。
今回使用したのは、日産純正の17センチスピーカーです。樹脂製のマウントにきっちり接着されたスピーカーを取り外す事はできないので、マウントごと使います。
マウントの取付穴からベニヤ板までの距離を計測し、スピーカーマウントとベニヤ板までのクリアランスを2ミリで取り付けようとしたところ、偶然にも購入した長ナットの長さでピッタリでした。お陰で調整用シムの代わりに購入したワッシャが無駄になってしまいましたが…。

スピーカを取り付けて行きます
↑ このようにスピーカーを取り付けます。

ちなみに、端子はカプラーが無かったのでハンダ付けして配線を増設しました。
コンデンサレスのスピーカーなので、プラスとマイナスはあまり関係ありませんが、四つのスピーカーの信号の入りと出は揃えておかないといけません。逆位相という作用が起きるともったいないので。

なお、プラスとマイナスが分からない場合は、テスターをmDCにして端子に当て、スピカー表面を軽く押した時に針がマイナスに振れた時に、テスターのプラスが触れている方がプラス端子だと考えると分かりやすいと思います。邪道なやり方ですが…。

表側からみるとこのような感じです
↑ 表側からだとこんな感じです。

径の差が10ミリあります。
↑ ボックス側の穴の淵が汚いので、車両へ取り付ける寸前になってマジックで黒く塗る事にしました。

超汚いボックスの淵。
日本で知らない人はそんなにいないであろう有名な油性ペン、マッキーで塗りつぶしてやりました。(画像はありませんが)
「マッキー」って、アメリカで、ティッシュがクリネックスと呼ばれているのと同じくらいの知名度だと思うのですが…。
「マジック」の方が上でしょうか…。

緩衝材
↑ 天吊ボックス用のブラケットが車両の金属部分に触れてしまわないように保護すします。

滑り止めゴム
↑ こちらは傷防止と滑り止めを兼ねています。

ホームセンターで売られていたものです
↑ ホームセンターで手に入れました。

何かの建築部材の梱包材です
↑ 何かの梱包材です。

土木建築関係の部材用の梱包材の一部です。
たまたま工事現場のゴミ捨て場にあったものを、管理者の人にお断りして分けて頂いたものです。

「まだまだいっぱい出るから取りに来ていいよ。」

と言われましたが、ちょっとあればいいんです。

でも、今考えると、もう少し貰いに行っておけばよかったかな…、と思っています。
丈夫で使いやすいのです。
恐らく、建材屋さんに聞けば何の梱包に使われているのかが分かるかと思います。
とにかく、固くてしっかりしたスポンジです。

使い勝手は最高ですが、一体何のものなのかが分かりません
↑ 本当にもっともらっておけばよかった。

とにかく、丈夫で頑丈そうなスポンジ材で保護をします。
ブラケットと車両との接触を防いで、錆の原因を作らない事と滑り止めを兼ねた構成です。


やはり配線は美しく
↑ 配線を開始します。

ドア枠に取り付けられているゴムを剥がします。殆どの車両は手で引っ張るだけで外れます。
設計に不備がある車両だと、ここに接着剤が充填されているので上手に剥がさないとゴムが切れます。

配線は美しく
↑ 隙間から配線を滑り込ます。


カーステのデッキからの配線部分がたるまない様に、パネルやエアコンのステーなどに、擦れて切れたり、何かに観賞したりしないように端から結束バンドで止めて行きます。

配線を仕込んでいきます
↑ 配線を滑り込ませていきます。

カーステからの配線をしっかり固定しておかないと、長さが整えられなくなるので大雑把にならない様に小刻みにビニールテープでまとめておくと作業しやすいです。

私は、経年劣化で崩壊するビニールテープが嫌いなので、細い結束バンドを優先的に使いますが、経済的な事を考えると、やはりビニールテープの方が優位だと思います。

配線は細過ぎず太過ぎずで、余っているものも視野に入れます
↑ 配線は何かの余りものも使えそうなら使います。

今回はケチケチ作戦なので、何かの余りで捨てずにおいた配線も使いました。
これは集中ドアロック用の配線として使われていたものなので、太さ的には十分です。

所詮、カーステのスピーカー配線…、とはいえ、細過ぎてはロスが出ます。かと言って、メートル当たり一万円以上するようなケーブルを使うのは色々な意味で無駄なのでやめた方がオススメです。
今回の「余りもの」は、壊れた集中ドアロックのアクチュエータ用の配線です。電磁石方式でドアロックを動かす為にかなりの電流が流れる為、比較的太いのです。
ここまで太くなくてもよいのですが、わざわざ新しいものを買って来るのももったいないというケチ根性で、この配線を採用しました。


電気工事関係の方が良く使う、「青。白、茶、黒」の配列を参考にリヤ右に青と白、リヤ左に茶と黒を割り当てました。
途中で配線が足りなくなった為、同じく余っていた配線の緑を使いましたが、お陰で後ろまで届きました。

捨てずに取っておくものです…。

そう言って何年も手つかずのままゴミになってしまうパターンも多いのですが…。

見えない様に、見えない様に…
↑ 隙間に入れ込んでいきます。

可能な限りしまいこんで見えない様に…
↑ どんどん行きます。


ブラケットが付く位置を決めます
↑ 天吊ボックスのステーを取り付ける位置を決めます。

今回、スピーカーボックスと車両との間に、金属性の留め具は使用していません。
ブラケットが車体のフレームと天井の内張りとの間に挟まるような格好で押し込まれるので、下手にビスや留め具を使うと、屋根に穴が開いてしまうからです。

そのような理由で厳重に緩衝材とゴムでブラケットを保護した訳です。

ボックス本体を取り付けます
↑ 天吊ボックスを取り付けます。

ボックスと天井の間に、あの青い緩衝材が突っ込まれていますが、取付時にズレないように…、と仕込んだものです。ところが、これがまたうまい具合に振動による揺れを防止してくれるので、代わりの材料が手に入るまでこのままです。

やっぱりもっともらっておけばよかった、青いスポンジ!


汎用スピーカーグリルです
↑ 汎用のスピーカーグリルです。

17センチから21センチ対応の汎用品ですが、もっとお金を出せば派手なものが手に入ります。

なんちゃって黒色メッキねじ
↑ グリル取付用のねじの頭を黒くします。

なんて事は無い。
マッキー仕様です。
これで高価な黒ニッケルメッキ風なねじが出来上がります。
艶消しにしたい場合は、塗料を手に入れるしかなさそうです。

艶消しのねじを探して購入するのも手ですが…。

取り付けるとこうなります
↑ グリルを取付けました。

元々のグリルがボックスに付いていなかったので、こんな感じに以前使用されていたグリルの跡が残っていますが、音質改善重視なので、見なかった事にします。

時間の経過でこの跡は消えるかも知れません。

消えないかも知れませんが…。


取付完了後の画像を撮り忘れました。

また、時間があったら追加でアップデートしておきます。

音は当然の事ながら段違い平行棒です。

ちゃんとベースの音が聞こえます。
カスカスのヴォーカルの声に深みが出ました。


ここまで来ると欲が出ます。

ちょっと奮発して、USBメモリスティックから直接曲を読み込んで再生できるCDデッキを中古で購入してしまいました。

本来、MP3を対象にしたシステムのようですが、大容量メモリスティックなのをいい事に、全てWAVファイルで記録したものを再生させています。
CDデッキなのにCDが不要という…。

ただ、CDの機能は無いよりはあった方がいいと思うので、まぁいいかな、と。

逆に、CD機能ナシの新型のデッキは存在しますが、まだちょっと高価なので見送りました。

4スピーカーになったので、次にステップアップするなら、SRS-WOW システム搭載のものがいいかなぁ、と思います。


ジムニーだけど。


※ 追記致しました。

画像の追加です。

グリル装着後の画像です。

右フロントは、
フロント右側加工完了図
↑ 汎用グリルを装着。

ロングナットを利用して、スペーサーシムはワッシャで代用します。
で、スピーカーとグリルとの間に2mm以上のクリアランスを持たせます。振動時にビビリ音が出ないようにするためです。スポンジテープを使えばベタ付けで問題ないと思います。

ちなみに、右側はヒューズボックスを左上に移設してグリルの干渉を避けてあります。

同様に左を仕上げます。
フロント左側加工完了図
↑左の方はECUが邪魔でしたが、何とかきれいにくっつきました。

スピーカ側が3穴で、グリル側が4穴なので、取り付ける場合には双方の穴位置が重ならないように注意が必要です。


で、問題の天吊りスピーカーですが、まだ完璧ではありませんが、全体の感じはこんな仕上がりです。
天吊りスピーカ 全体画像
↑ 青いクッション材は、仮のものです。


内装に合うクッション材を見つけて詰め込む予定です。
白色とピンクは見つけたのですが、グレーだとか外装色に合わせた青色はまだ見つかっていません…。


ま、仕方ないですね。
「お金をいかにかけずに」が本来の目的ですから、買わずに廃材を貰ってくる方式で行ってみたいと思います。

どなたかの参考になればと存じます。
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僕の生涯の、最後の家族になる筈だった、愛犬が家から抜け出して姿を消した。

警察にも保健所にも問い合わせたが、クルマなどによる事故に遭った犬の情報もなければ、僕自身が何十キロも走って確認した段階でも、そのような現場も見当たらなかった。

近所で姿が目撃されたという情報は得られたが、何者かが捕まえてクルマで立ち去って行ったようだという情報もあって混迷を極めた。

そのワンコは深刻な心臓病で、朝晩の投薬が必須だというのに、家を抜け出してから3日が経過してしまった。
つまりその間は薬を服用していない事になる。

自前でだが、それなりに見た目にも奇麗にカットしたばかりだったし、人懐こくておとなしい性格な為、もしかしたら、保護されたままその家の犬として飼われてしまう可能性は捨て切れない。
ならば、願わくば、適切な投薬を生涯に渡って行って欲しいとさえ願う。
最悪自身の元へ戻ってこなかった場合にだが、そこにこのワンコの、この先の、続きの明るい未来があるのならば…、と願うしかなかった。

勿論、僕の元へ戻ってきてくれる事が最善の大前提に、自分の出来うる範囲で散々に手を尽くしたつもりだったし、実際にそうした。

人が集まりそうなところに迷い犬の張り紙をお願いしたり、近隣の全戸は無理だと思い、通り沿いのお宅を訪ねて回ったが、有力な情報は殆どなく、とても不安な毎日を過ごし続ける事になった。
食事を作る気力など起きず、それでも何か胃に入れねばいけないと思い、身体に良くないと知りつつジャンクフードに手を伸ばしてしまう始末へと陥った。

たった数日だが、自身の体力が急速に落ちて行くのが判るくらい食生活は悪くなった。
愛犬がいなくなった日の前日に買い溜めしておいた安売りのパンが尽き始め、改めて振り返ってみてもどうかしてしまっているとしか言いようのない、食べるパンの数を半分に減らすという手段をとった。買い物に行く時間を捜索に充てたいと考えたからだが、我ながら間抜けだと思った。
目と鼻の先にあるコンビニで少しばかり高価なぱんやらおにぎりやらを買って動けば済む程度の事だというのに、それに全く気が付かなかった。
頭では分かっていても優先順位の上の方に自分自身の食事はリストアップされて来なかったという訳だ。

取り乱すというのは、こういう状態を指すのだ。
実に典型的なパターンを演じてしまった訳だ。

日々のふとした瞬間に思い描くのは、やはり愛犬の姿だ。
最期まで手元で、最後まで付き合うと決めたワンコたちとの人生で、最も情けなく、心を搔き毟られるような、生き別れを経験する羽目になるのかも知れないと考えるだけで後悔の念が頭の中を埋め尽くした。

切り札はない訳ではないが、所詮、他人任せでしかない。
懸賞金をかけて捜索を大々的に行う事だ。
しかし、そんな財力など自身にはない事は分かっていたし、馬鹿げた妄想だとそれは諦めるしかなかった。

残された道は善意のある方による保護と、それから保健所や警察への通報だ。


それからまた一日が過ぎ、家に帰って玄関のドアを開ける瞬間に精神的なダメージを更に喰らった。
まだ完全に決まった訳ではないし諦めた訳でもないが、たった半年で、家族というものの全てを失う瞬間に自分が遭遇していると痛感した。

地元で知り合い、この周辺エリアで最も信頼を置いているたった一人の友人は自信たっぷりな口調で励ましてくれた。
「大丈夫。絶対に大丈夫だから、まずは自分がメシ食べなよ。」
どうしてそんなにきっぱりと言い切れるんだと思うと、不思議と涙がこみ上げた。
この数日間の気持ちの痛みをその言葉が緩和してくれた。
そして、彼は言う。
「強く心で願う事!」

愛犬が無事に僕の所へ帰ってくるようにと、願って、願って、呼吸を止めて空を仰ぐ。そして、ゆっくりと息を吐く。
無事に帰ってきたら、思う存分に抱きしめてあげよう。
もう、どこへも行かないように、そっと言い聞かせながら頭を撫でてあげよう。
今は、強くそう思うしかないのだと、必死でワンコの無事を願った。

神がいるというのなら、そして対価として何かが必要だというのなら、僕の目でも腕でも持って行けばいいとさえ思うようになった。
犬バカ風情も度を超すとこうなるのだ。


最後に残った僕の家族が姿を消し、そして時間が経つにつれ妙な思考に苛まれるようになった。
どこかのお宅で保護され、そのままそのご家庭が家族の一員として僕の犬を別の名で迎え入れてくれるというのならば、そして、きちんと獣医師にかかり、適切な治療を受けられるのであれば、それももうひとつのワンコの運命であり、生涯でもあるのだろうというものだ。
我に返った途端に、何を腑抜けた事を…、と思いながら溜息をつくのだから始末に負えない。 
でも、探すのを諦める訳でもなく、あちこちへと訪ねまわるのだ。

人は矛盾する生き物だと教えられた事があるが、身に染みて腑に落ちたのは、今になって、この歳になって初めてだった。
人が歳を重ね、家族が減り、やがて独りになった時、それが大切な存在であればある程、心に隙間はできやすくなるのだろうし、その隙間の大きさは計測不能だ。
計り知れないのだ。

そう、心底思い知らされた。


しかし、どんな所で、一体どんな力が、全くどんな風に働くのかは分らないが、友人の「大丈夫」が真になった瞬間に、そんなどん底な気持ちが一変したのだ。
180度ひっくり返ったのだ。
手のひらを返したように、未確定の、でも、真実味に溢れた情報に踊らされるかの如く、気持は晴れ上がる。
実に都合良く…、だ。

僕の犬が見つかったらしいとの情報が入ったのだ。

それは保健所からの連絡だった。
僕の愛犬らしき犬の保護をされた方から連絡があったので、そちらへ直接電話をしてくれというものだった。
保護をされた方へ連絡をし、愛犬の詳細な特徴と保護された犬の特徴との擦り合わせを行った。
間違いないと確信が持てる内容だった。
それから自分の愛犬思しき犬を迎えに急ぎ、そして、それはそのまま再会となった。

やつれたというか、クタクタになったというか、泥埃で汚れてはいたものの、見覚えのある犬がそこにいた。
名を呼ぶと反応して、ヨロリと立ち上がった。
保護をして頂いていた方は良かったと喜んで下さった。

保護をして下さった方は動物愛護に対して深い理解があった。
通常、動物を保護した場合には保健所へ連絡をする。次の手順として、保健所がその当該動物を回収に来る。保健所が保護した動物の所有者が引取りに来るのを待つという形式になっている。

今回、僕の犬を保護して下さった方は、保健所に連絡はしたものの引き渡しを拒んだとの事だった。
詳細は記述できないが、理由は保健所に行った事がある人ならば、そして事情に精通している方ならば、十分に理解できる内容だ。
お陰で、僕の犬は最短で、健康状態の増悪に晒される事もなく、僕の元へと戻ったのだった。

愛犬を連れて帰った僕は、毛に付いてしまった植物の種やゴミや糞などをバリカンを使って手早く刈り落し、シャンプーで埃汚れを洗い流し、かかりつけの動物病院へと向かった。

室内犬が迷い犬として彷徨った際には、その犬はいくつものリスクを伴う事になる。
未知のものに対する興味や刺激で、思いがけないものを口にしてしまったり、無意識のうちに触ってはいけないものに触れてしまったり、付かれては困るものに取りつかれたり、刺されたりしてしまっているケースが往々にしてあるのだ。

僕の愛犬に対する懸念事項もそれだった。

かかりつけの獣医師も同意見で、最初に行ったのが血液検査だった。
結果が出るまでにひと通りのエコー検査や、植物の棘等による怪我の治療、取りきれていなかったゴミの除去をしてもらった。
マダニ、ノミ、フィラリア、農薬、忌避薬、殺鼠剤などの影響の有無を確かめ、問題を端から潰していった。

今は治療薬の開発が著しく、同時に複数の症状に対処できるものが製造されている。
今回の診断で、僕の犬は大事をとり、抗生剤の注射と、ノミやフィラリアなどに同時に作用する上述の塗り薬と、血液検査からの判断で、肝臓保護薬の飲み薬で対処する事になったのだが、血液検査の結果が出るまで暫くかかる時間の間にもらった電話で、僕は更に心に染みる思いを経験した。
それは僕の犬が見つかった事に、電話の向こうで泣いて喜んでくれる知人男性の涙声だ。
つられて自分も涙が滲んでしまった。
自身でも犬と家族として暮らす電話の向こうの彼は、僕の犬の無事に惜しみなく涙を流してくれたのだ。

温かく、優しく、ありがたく…。


ワンコ達からもらえるものが、こんなところにもあったのだ。


何よりも嬉しい宝物を、一般的にペットと称される家族たちの繋がりから我々は貰っている。

たくさん貰っている。
それこそ計り知れない大きさのものを知らずしらずのうちにさまざまなカタチでだ。


ありがたい。

と、一言で言い表すには、もったいない。

そんな気がするのは僕だけかも知れないけれど。


仕方がないから、やはり…。



「ありがとう」

なのだ。




後日談というか、愛犬と共に自宅へ戻った数時間後の新聞の折り込みに、迷い犬の捜索願いのチラシが挟まれて配達されたのだ。
前日に新聞店へ折り込みチラシのお願いをしに行った訳なのだが、そこのオーナーが愛犬家で、親身になって格安で折り込みをして下さったのだ。
愛犬が見つかったからといって、恐らく折り込みが終わっているであろう時間に依頼の取り下げをするのも如何なものかと思い、そのチラシが配達された翌日に、捜索していた犬が無事に見つかった旨を記述したチラシを折り込んでもらいに御礼を兼ねて新聞店へ行った。頂いたご好意にケチをつけたくなかったので、事実は少し捻じ曲げられて伝わる事となった。



「お陰さまで、チラシが入った日に情報が入りまして、無事に見つかりました。」








愛犬の放浪日数=5.5日
愛犬の放浪距離=最短計測で約5km
その間の天候=雨天1日、最低気温12℃の日が1日

  • このエントリーのカテゴリ : わんこ
命があるという事は、いずれその灯火は消えてしまうという事でもある。

何故も何もない。

それが魂ではないからだという人もいれば、それが自然の摂理だからと躊躇なく口にする人もいる。

ただ、僕の場合はそのどちらをも否定はしない。そもそも否定する以前に、というか、肯定する以前にそのどちらにも当てはまらないところで思考が止まってしまうからだ。

確かに早いか遅いかで、死は必ず訪れる。
誰の身にも例外なくだ。
ならば魂はどうかといえば、魂そのものが客観的な評価、認識でしか存在しえない以上、考えても仕方がない事だと感じているからだ。

特に、別に、無感動や無感情や無慈悲になった訳ではなくて、ただ、当たり前のように、それがそういうものであるという捉え方をするようになっただけで、抗う事も、足掻く事も、実を言うと散々やった。

本当に自分ができる範囲でやり尽くせる事は、きっと多分、限界までやった。
そう思いたい。

「ごめんね、というケースではないです。」

獣医師は徐に声をかけてくれた。

「むしろ、ここまでやってもらえて幸せだったと私は思います。」

彼は、ゆっくりと、静かにそう言ってくれた。

「もしかしたら、治療を続けたせいで、苦しみが伸びてしまったのかも知れないと思われるかもしれませんけれど、私はそれは違うと思います。オトちゃんは、本当に幸せだったと思います。この飼い主さんと居られたことを幸せに思ってくれていると思います。」

そして、ご自身の犬を失った時の話と重ね合わせるかのようにして、優しく続けてくれた。

「もう少し後になるだろうけれど、先に行って待っていてくれよな。って、そういう気持ちで十分だと私は思います。本当に一緒に、懸命に頑張られたのを私は見て来ましたから。」


娘であるキョロちゃんが逝ってから、ほぼちょうど2か月後、母親であるオトが命の火を尽くした。

持病の皮膚病・脂漏症から始まり、マラセチア菌による外部からの攻撃の侵攻に紛れて、ブドウ球菌の皮下侵食を併発し、心肥大症を抱えながら、まずは皮膚の健全化を図るべきと始めたシャンプーの途中で、心臓発作でオトは気を失った。
その直後から食事を摂らなくなった彼女を院へ連れて行き、新たに腎不全が発覚したのだった。

恐らくは腎不全による痙攣か心房細動による失神が命を落した原因だろうと獣医師は診断した。
死の瞬間に、すぐそばにいなかった僕には、正確な死に繋がった下人を特定できる情報を伝える術がなかったが故の診立てだ。

真実を知ったからと言って気持ちが晴れる訳ではないし、そばに居なかった事を悔いたところで、それまでの彼女の苦しみを取り去れた訳でもない。

全てを、そうなってしまった事の結末を、ただ受け入れて、無理やりにでも腑に落ちるようにしなければならない。
そうでなければ、残酷でしかなりえないと、そう思うからだ。


キョロちゃんの時と同じように、昨日の雨が嘘のように空は晴れ上がった。

そして、キョロちゃんの時と同じ場所で、オトは空へと旅立った。

オトの逝った空


本来なら、荒れた肌に血痕を残したままの姿で荼毘に付される筈だったのだが、獣医師に無理を言って死化粧をしてもらっていた。

たかが犬、たかがペットの死体。
けれど、彼らはオトの遺体を丁寧に清め、花飾りの付いたリボンを餞代わりに添えてくれた。
医師ならではの適切な処置で、通夜を開けて旅に出るまでの間に、段ボールの棺を汚さずに済んだ。


まだ3年くらいは一緒に居られると思っていた。
まだあれこれと話しかけて反応を楽しめると思っていた。
まだこっそりと白菜を盗み食いしたり、キュウリに襲いかかるようにかじり付いたりする姿に笑えるのだろうと思っていた。

でも、もう、それらは全部、思い出になった。

僕だけの思い出になった。

そういえば、ドラえもんのポケットの中に、時間の流れを体感できるアイテムがあったっけ。

時だけは無造作に、無頓着に、躊躇なく強引に流れ去って行く。

僕の思い出は、その流れに乗って、僕がこの世を去る時までのものでしかない。それだけのものだろうし、それだけのものでしかない。

こうしてオンラインで、どこかにこのログが残ったとしても、その「時」が過ぎた瞬間に「無」に還る。

それまでの間だけれど、オトに伝えておきたい事がある。

一緒に過ごせた事。
共に闘った事。
家族になってくれた事。

本当に、心の底から、ありがとう。

愛しているよ。

虹の橋の袂で、転げまわって走りまわって、そしてグーグー寝ながら待っているように。


じゃあ、またね。
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いつもくだらない事ばかりで、縦スクロール専門的な僕のブログですが、ダラダラ感をそのままに、最近起きた切ない出来事をログにしました。
途中で疲れたら他のサイトへジャンプしてくださいませ。



今日の日が落ちてから間もなくの時。
ひとつの命が永い眠りに就きました。

振り返ればとてもいい子でした。
本当は大きな病を患っていたのに、この飼い主ときたら元気で病気をしない元気な子だと思っていたのです。

10日ほど前から震えたり食欲が落ちたりして、風邪っぽいのだろうか…、などと安易に考えていた。

確定申告から帰る時、ふと、あの子を病院へ連れて行こうという気持ちが湧きあがりました。今朝はそれなりに食事をしていたし、幾分、昨日よりは元気そうに感じていたのだけれど、何かがおかしいと、もしかしたら神か仏か、僕の身体に憑いているもの、傍にいる何かが耳元で囁いたのかも知れないのだけれど、ただ何となく、そんな程度の感覚で、僕はまっすぐ家に戻ると、書類を置いてその子を連れて病院へ向かった。

クルマに乗り込む時、やはりその子の身体は震えていて、そしてやはり元気がないのを抱きかかえる腕で感じてしまった。
頭の中には急がなくてはいけないのかもしれないという焦りが溢れ、雨の降りだした街の、かかりつけの動物病院へ向かう道を、規則をそれなりに守って走っている前のクルマに若干の苛つきを覚えながら、でも、助手席で丸くなっているこの子に気を遣いながらクルマを走らせた。

かかりつけの獣医師はこの子に触れはじめてから3分程で重篤だという診立てをした。

ご飯も食べたし、歩けていたし、少し寒くて具合が悪いだけだと思っていた間抜けな飼い主の僕は、その数分後に突き付けられる最初の検査によって出された診断結果に愕然とさせられるのだ。
そして、自身の愚かしさに項垂れ、戸惑い、慌てふためくのだ。

末期の腎不全だった。

エコー画像、レントゲン、血液検査でその全てが裏付けられた結果だった。

腎不全には特効薬がない。

幸いにも、人間に対しては、腎臓移植や透析などという手法が選択できる。
でも、この子にはそれがない。点滴やら微かか効果が認められているという投薬治療で、最期の時までを騙しだまし、ちょっとずつ、でも確実にその時へとにじり寄るような苦しい日々を送るという選択と、治療そのものを受けられないという選択しか残されない。
自分では選べないのだ。

安楽死は?

それはこの子の場合は僕が選ぶ選択肢だ。やはりこの子のものではない。

治療を施しても、もって半年くらいがリミットだと獣医師は僕に伝えた。リミットとは治療開始のそれではなく、命の営みのそれだ。

苦しいのか。
苦しいし、だるい。

痛いのか。
痛いと言うより辛い。

そんな日々をあと半年も続けて、そして、あと半年しかない日々を過ごすという現実を、もしそれが僕に起きたのだったら…、と身を置き換えて考えてみると、ぞっとする以外の言葉がすぐには見つからない。
誰かの意思で命を終わらせてもらった方がはるかに幸せなのではないかと思えるようになったのは、その数分後、点滴を使った治療と、投薬を併用した治療のプランに関わる説明をしてもよいかと獣医師が徐で優しい声で聞いてくれた時だった。

その獣医師は、彼は彼なりに自身の愛犬を自身で治療し、最期まで手を尽くし、そして看取った時に己のそれまでの処置に問題があったのではないかという遺恨を常に感じて生きていると言った。
だからこそ、治療に関して幾つものプランを、さまざまなケースを予測に入れて提示できるという能力に長けているのだろう。
彼の提示したプランは、当然の事ながら、大金持ちではない僕に合わせたものだった。

彼は、とりあえず、一旦このだるくてしんどい症状を可能な限り軽くして、通院できるようにする為の数日間の入院だった。

ギリギリだが、何とかできるかも知れない金額に至るプランだ。
それでも他の動物病院と比べたら安い方だ。とてもICUまで完備している病院とは思えない費用設定だ。

僕はすぐにこの子を入院させる事にした。

それではすぐに入院の為の処置をしますので待合室でお待ち下さい、と獣医師の傍らにいた女性スタッフがこの子を抱き上げて行った。

待合の通路でワクチンや、流行している病気や、新しいドッグフードのポスターを眺めながら、病院の奥の方から聞き慣れない声がしているのを耳にしていた。ネコか何か他の動物の声が響いているのだと、そう思っていた。
これから入院して、少しでも症状を軽くする為の処置を施されているあの子の声だとは微塵にも思わなかった。

直後にスタッフの女性が僕に声をかけてきた。

容体が急変して…。こちらへどうぞ。

と、彼女は急ぎつつも落ち着いた仕草で僕を処置室まで導いてくれた。

そこに居たのは、あの聞き慣れない声を出していたのは、この子だったのだと自分の目を疑った。

幾つかの管や脈を取るセンサーのようなものが付けられ、ドラマなどの病室のシーンで人が亡くなった時に聞こえてくる、ピーという音がしたり、消えたりしていた。

心室細動を起こしている状態なのだという。

AEDでショックを与える事でなんとかできるかも知れない、と獣医師が人工呼吸器をこの子にセットしながら慌て気味に言った。

耐えられなかったのは僕の方だった。
この街に来て2年もしないうちにドライアイが原因で失明し、嗅覚と聴覚だけで生活しなければならなくなったこの子の瞳は、見開いたまま乾燥し、手足は有意識下で動いているのではなく、痙攣で微かに動いているように見えた状態で、人工呼吸器を外してしまったら即座に心臓は完全に停まってしまうとの事だった。

この状態で苦しみをこの子が感じているのであれば、どうか安楽死の薬を使って…、などと、口を衝いて出た自分の言葉はもう声にならなくなっていた。

獣医師の彼は、殆どなにも発する事ができていない僕の様子を見ながら、分かりました、とそう言った。

処置室から出され、数分待たされた後で再び処置室に戻された時、そこにはおおよその管やセンサーを取り外されたあの子の身体が横たわっていた。
手を伸ばして、その頭や背中を撫でた。

苦しかったね。
辛かったね。
ごめんね。

そんな事を呟いて、もう何度かその身体を撫でた。

痩せてしまって少し骨ばった感触のその子の身体から手を離すと、僕は診察室で待つようにと促された。

診察室の動物用の体重計の脇にある椅子に座って、レントゲンやエコーの画像の映し出されたPCモニターに目をやりながら思った。

あの子は、僕の日当と一日当たりの入院費が同じで、正直苦しいかなぁ、などと、治療プランを聞かされた時に思ってしまった自分の気持ちを拾い上げたのではないかと感じ始めた。その時に診察室に入って来た獣医師は、最初に僕に詫びた。
詫びる必要などないのに、彼は、診察をし、診断をし、今よりは改善する治療方法を勧めておきながらこんな事になってしまって申し訳ない、と、そういう事だった。

僕としては、本音で言ってしまえば、昼間誰もいない自宅であの子があのような容体に陥ったとしたならば、そして、原因も理由も恐らく全く分からないままで終わってしまうのなら、その悔いは数十倍にも数百倍にも膨れ上がる。けれど、彼のお陰で病名も症状も状態も腑に落ちる形で示してもらえたのだからありがたい。かえって入院にあたっての費用の金勘定で心の中で小さく溜め息をついていた自分の情けない姿の方が数千倍も痛い。

すると、獣医師はこんな事を躊躇いながら口にした。

私がこんな事を言うのも失礼な話なのかも知れませんが、あの子は悟っていたのではないでしょうか。とかく、そういう事が往々にしてあると私は思うんです。

僕もそれは信じたいと思った。
あの子は、病院の診察室で、人が交わした言葉の雰囲気で、その中で際立って僕の気持を察知して、先の知れたその身と、僕のような頼りない飼い主の境遇の両方を汲んで逝ったのかも知れないと思ったのだ。
まだ半年残っていたけれど、もう半年徐々に苦しくなって辛くなって痛い思いをする事と、今日を終いに最期の時にしてしまう事とを天秤にかけて、そして後者を選んで駄目な飼い主を救ったのだと、そう信じると言うよりも、もう、そうなのだと考えてしまっていた。

大した事など何もしてあげられなかった。
目が悪くなってから散歩にも行ってあげられなかった。
ずっと同じレイアウトの部屋の中で、目や顔を傷付けないようにしたひとつの部屋の中で暮らす毎日しかあげられなかった。
皮膚病もあった為、単調で味付けなど殆どないマンネリな僕の作ったものしかあげられなかった。

極めつけが、大病を患っていた事に全く気付かないでいる始末だ。

過去を嘆いても仕方がないと言うけれど、嘆きたいのが心情だ。
早く気が付いていれば、視力も健康な皮膚も、短くして命を落とす事もなかったのだと思えば思うほど悔やみきれない切なさが残る。
そんな事をしても、何ひとつ変わらないのだけれど。

せめて、今夜はずっとそばにいてあげたい。
迷惑なのかも知れないけれど。
押しつけがましい飼い主の不器用な愛情表現だと自覚はしているのだけれど。
今夜はそばにいてあげたい。

ワンコ達はヒトよりも速い時のカウントで生涯を駆け抜けてしまう。余程の事があろうとなかろうと、だ。ヒトの何倍もの時間の重さを背負って生きていると考えるのならば、飼い主もしくは好きな人が、そばにいてあげられる時間を最大限に作る事がワンコ達にとって、それは最も基本となる幸せなのかも知れない。

勿論、これは勝手な飼い主側の論理なのだけれど。
それしか思い浮かばないから、最後くらいはと思い至るから、だからこんな安直な事しかできないのだろう。

お通夜だから、朝までずっと一緒にいよう。
病院のご厚意で綺麗な旅化粧をしてもらったこの子の姿をずっと眺めていよう。

でも、もしかしたら、うっかりうたた寝をして、燈明も線香も消え失せた部屋で、夢に出て来てこの子は僕と遊んでくれるかも知れない。

むしろ、それを狙って眠ってみるのも一計かとも思う。

少し悩ましいところだ。

どちらにしても、伝えたい事は同じだ。

ごめんね。
今まで一緒にいてくれて本当にありがとう。
愛してるよ。

そして、もうひとつ。

それじゃあ、またね。
キョロちゃん。

本当の名前はキョウコ。
少し早目過ぎるお別れだね。

明日、キョウコは煙と共に空に昇ります。

晴れるといいな。


そして翌日。

目を疑うほどに晴れ上がった空だった。

快晴

雲ひとつない快晴。
上空に少しだけ強い風。
暦通りなのか、微かに春めいた空気だった。




今日はキョロちゃんが空へ昇る日。
願った通りに天気は晴れた。
予想以上に、昨晩の雨が嘘のように、お父さんワンコのごえもんを空へ見送った時と同じような晴れ具合だ。
親に似たのかも知れない、と思ってしまった程だ。

キョロちゃんの、魂が抜けて残された身体が納められた段ボール箱から、炉に入れてはいけないものを全て取り去ると、キョロちゃんの身体の全体が露わになった。

すっかり冷たくなってしまった頭を撫でた。
固くなってしまった背中も撫でた。
そして、身体全体をそっと撫でて、それでお終いにした。
自分の心にもけじめを付けた。

炉の係の方がキョロちゃんを箱ごと炉の中央に移し、線香の束を隣に置くように僕を促した。

それでは、これでお別れとなります。

係の男性の言葉でしっかりとさよならを受け止められたような、そんな気がした。

炉に火が入る。
この炉の仕様で、二段階でバーナーに火が着くらしく、少し大きな発火音が二度聞こえた。

これからおよそ1時間ほどかかります。

炉の係の男性はそう言って僕を待合室へと促し、コーヒーと水を一杯差し出してくれた。
それからの一時間は、長いようで短いようで、通夜を過ごした僕は気が着くと睡魔で船を漕いでいた。
ごえもんの時と同じようにと、眠気覚ましがてらに骨壷が陳列されている棚を見に行った。

ここで遺骨を処分してもらう事もできるのだが、僕は家へ連れて帰る事にしていたからだ。

色々なデザインのものがあったが、最もスタンダードな、何の飾り気のない、凝ったデザインの欠片すらない乳白色の壺に決めていた。

コーヒーを飲み干し、水も飲みきり、炉の火が消えるまでの時間を、少しだけゆったりと、外の景色を見ながら静かに待つ事にした。
それから30分程が経過した時、係の男性に声をかけられ炉へと向かった。

男性はそこで開口一番に言った。

何か薬とかずっと飲んでいましたか?
骨がもろいんですよ。年齢の割に弱いというか、年老いているかのような、少し病的にも思えて。
普通に健康ならば、もっとしっかりしているし、ほら、この辺りのかけ方もギザギザで、本来ならばまっすぐに亀裂が入るんですよ。少し力を入れると粉々になってしまうものだから、ちょっと驚いてね。

いや、大した事は何もしていないです。
昨日病院へ連れて行って病気が判明して、そのままい亡くなってしまったので。
という僕の回答に、彼は応えてくれた。

寿命ですね。
短いみたいだったですけれど、与えられた時間をしっかり生き抜いたのですよ。全うできて良かったのだと思いますよ。

そうですか。
そう仰って頂けると気持がまた少し楽になります。

骨壷が当初のサイズからひとつ下の大きさに変更になった。
ごえもんと同じ壺だと、大き過ぎてしまうからだ。
そして、箸渡しでキョロちゃんの遺骨をその標準より小さめの壷へと箸渡しで入れていく。
何人も見送る人がいると、順番に代わるがわる行うのだが、僕ひとりしかいない箸渡しは少しだけ慌ただしい。うっかり骨を壊してしまいそうになる。
そして、同時に寂しさを感じてしまう。

後は私がお入れします。

係の男性は手際良く、あっという間に遺骨を壺に無理のかからないように納め、そっと蓋をし、白い布で骨壷を包んだ。

手渡された骨壷を抱きかかえて待合室へ戻り、清算を済ませてクルマに乗り込んだ。

さぁ、お家へ帰ろうキョロちゃん。

クルマの出入りに少々スペースが必要な僕のクルマは、いつもなら切り返している筈なのに、そのまま細い通りに面した駐車場から一回で出ようとしたものだから、縁石でバンパーの下の部分をゴリゴリとこすってしまったようで、ミラー越しに誘導をしてくれていた係の男性の苦い表情が見えた。

この傷は記念になるね、キョロちゃん。

などと独り言を呟きながら火葬場を後にした。

助手席に置いたキョロちゃんの骨壷を見ながら、ワンコの世界にも、美人薄命、なんて言葉は通用するのかも知れないと、ふとそんな事を思った。
キョロちゃんは生まれてくる時に仮死状態だったものを、僕が必死に叩いたり気管に入った水を抜こうと振ったりして、僕の所で生まれてくる子達は絶対に死なせないと何度も繰り返して言いながら、やっとの思いで命を繋いだ子だったせいか、少しだけもの覚えが悪いようだったが、確かに整った顔立ちで綺麗な子だった。

ご縁がなくて独身で過ごしてしまったが、もしかしたら可愛い子達を産んでいたのかもしれない。

雲など全く現れる様子の無い空の下を、僕とキョロちゃんは家へと向かった。厄落としを兼ねて一か所寄り道をして、そして父犬のごえもんの壺の隣へと収まった。

灯明から線香に火を移し、お鈴をそっと鳴らして手を合わせた。

お帰り、キョロちゃん。

人それぞれで考え方や捉え方は異なるようだが、遺骨はきちんと埋葬しなければならないとか、散骨しなければならないだとか、カロートと作って納めなければいけないだとか、そのまま家の然るべき場所へ置けば良いという意見がある。

僕は位牌を用意できる訳でもなく、そもそも、ワンコに位牌が必要なのかも分からないし、かと言って、遺影を代わりに置いて日々、線香を立てようにも、肝心な写真でまともなものがない。
おかしな格好をしている時のものや、風景写真的に後ろ姿を捉えたものものばかりで、本当にまともなものがないのだ。
しかも、それぞれが体調に変化が出始めてからは全くと言ってよいほどワンコ達の写真を撮らなくなったのは確かだ。

弱みを背負った姿を残そうだんて、趣味が悪いと言っても過言ではないと考えていたからだ。
だからここ数年の僕のカメラの被写体は誰もいない風景であったり、無機物であったり、ブログ用の説明画像ばかりなのだ。

だから、当初より家に骨壷を置いて、お参りする形をとっているのだ。
元気な時の写真でも、と思われるかも知れないが、そうなると、本当に小さな頃の幼いものしかなくなってしまう。
それだけ、とりわけlキョロちゃんの眼病の発症は早かったのだ。

9歳という若さだったのだけれど、たくさんの人達の言葉にあえて乗せられて、進んで騙されて、誤魔化されて納得したキョロちゃんの生涯に、僕なりの気持の落とし所を置いて、そして、明日からは顔を前に向けて生きていかなければいけないのだ。

何故と言えば、少なくとも僕にはあと2つの命を今回のように見送る義務が残されているからだ。
万が一にも僕が先に逝く事があったらどうしようかと思案する事はあるけれど、とりあえずは歩かなくてはならない。

いつか自分の墓にこの子達と一緒に僕が納まれば、色々な意味で帳尻が合うのだが、それにはまるで程遠い環境に、今、僕は立っているからだ。仕事も生活も今のままではダメなのだ。
無念のままに全てが終わってしまうかも知れない。

そう言えば、通夜の晩、意図した事ではなかったのだけれど、何度かうたた寝をして線香やろうそくの火を絶やしてしまっていた。
だけれども、夢枕にキョロちゃんは現れなかった。
僕の眠りが浅過ぎたのか、キョロちゃんも疲れていたからなのかも知れない。

今夜あたりには会えるだろうか。

妙な気分のまま、今日はこのまま布団に潜り込もうと思う。

愛犬家に良くある愛犬自慢の画像のアップだけれど、僕もご多聞い洩れずだ。

キョロちゃんが昇った空の画像と、この子がおかしな格好をしている姿を誰かに診てもらいたいと思ってしまうのだ。

こんな飼い主でごめんね、キョロちゃん。


そして、後日談ならぬ、翌朝の話だ。

ハッとしたのだ。
ごはんを作り過ぎてしまった事に気がついたからだ。

そうなのだ。

使わなくなった皿がひとつ増えてしまっていた事をすっかり忘れていたのだ。

いつも同じ野菜+ちょっとしたお肉の入ったスープを味付けせずに作っておいて、ワンコ達と自分用で味付けを変えて分けっこしているのが我が家の食事のパターン。

それはそれとして、ワンコ達のお皿にご飯をよそおうとして、二つしかないのを見て、少し、やっぱり寂しさが込み上げて、ひとつ小さく息を吐いてから、二つのお皿にご飯を入れた。

ワンコ達を連れて、このワンコ達が生まれた所へ、かつて暮らしていた町ね帰ろうかという気持ちを強くしても許されるような、手前勝手な理屈を頭の中で模索し始めながら、二つのお皿を見ている自分がいる。

他にもかなり深い所からの経済情報の影響もあるけれど、この地に留まる理由が加速的に削がれている僕の人生に、目に見えない誰かが僕にそう囁いているからなのかも知れないけれど、それに乗せられてしまおうという自身の強さなのか弱さなのか良く分からない曖昧な心理に振り回され始めたのだ。


続きは、後日談にて。
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先日スパークプラグを交換した私の愛車、プリメーラワゴン(←略すなっ)。

あれ以来燃費は改善したままですが、とんでもない事実が車検の1週間前に発覚。

リヤブレーキの様子がおかしいのです。

ブレーキパッドとディスクローターの当たりがおかしく、接触面が3分の位置くらいなのが目視で分かるくらいにっ!

ずーっと坂もぼって頂けると分かるのですが、このブレーキキャリパー、自分でオーバーホールしたもので、次にトラブルを起こしたら交換だと考えていた部位です。
しかし、当時の私は気が付いていなかった。

このクルマが「古い」という事にっ!

1998年生産で、パーツは新品でも手に入るのですが、古ければ古い程価格が高くなって行くご時世。
もっと早くストックしておけば良かった…。

見事に両方とも同じ症状を示しています。

軽くバラしてみましたが、ピストンが固着して斜めにパッドを押していたせいで、パッドの当たり面が減って偏摩耗をしていたようなのです。

暫く前に、フロントディスクが妙に速く減るような気がしていたのですが、弦人はコレでした。

という事で、慌てて部品を「中古」で手配してみました。

何しろ、車検は2週間後です。
作業は自分でやるので、早めに手に入れておかないとマズいのです。

しかし、前述のとおり、パーツはそう簡単に見つかりません。

しかも、この車種は3種類のリヤブレーキが存在し、グレードによって形状が異なる為、ご多分にもれず販売台数が少ない車種の後期のマイナーチェンジなので、玉数自体が少ない。
オマケに同じパーツを共有している車種も少ない(もしかしたら加工しないと装着できない)為、中古品があまり出回っていないのです。

こんな時に「行きつけ」の自動車改造のお店にS.O.S。
外したら最期、元に戻らなくなってしまったブレーキキャリパーを針金で車体にぶら下げた状態でお店のオーナーに工場へ乗って行ってもらいました。ブレーキが前しか効かない状態で…。
ブレーキの形状の違いの問題があるので、現車が工場に合った方がよかろうと判断したからです。

まぁ、オーナーさんは何故レーサーにならなかったのかと思う程のドライビングテクニックを持っている方なので、心配は全くしませんでしたけど。何かあっても何とかできちゃうだろうと…。

で、なんと、一個だけゲットして頂きました。
やはり業者さんでもネットワークの違いで出て来るモノも違うのです。

これでどうなるのかです。

何が? って車検がです。

交換した(って言うか、交換してくれちゃいました)ブレーキは片方だけ。
もう片方はそのままだったので。

そして、結果的にはパスできました。

ブレーキの不具合と、その後の修理予定を伝えてから車検専門業者にクルマを持ち込みました。

「車検で求められる制動能力をギリギリでしたがパスできたのでOKとします。でも、すぐに直して下さいね。」

なんて担当者に言われました。
つまり、交換していないブレーキキャリパーはろくに仕事をしていないって事です。

新品で購入するべきなのかを悩みながら中古品を探してもらっています。

悩みの原因はこのクルマのリヤクロスメンバーの交換を考えているからです。
雪国のクルマの下回りは錆びやすく、特に後ろ側は洗浄しにくかったり、融雪剤が大量に付着しやすいので錆びとの戦いで衰えやすいのです。

このクロスメンバーって部品は、簡単に説明すると両サイドのホイール(タイヤ)を支えているものなので、ヨレたら大変な事になるのです。

その前にフレーム補強を兼ねてクロスメンバーの交換を…、と目論んでいるのです。
その為には部品代だけでもストックしておかないとならないのです。

故に、ブレーキ部品も中古品でなんとかしたいと…。


他の車種のものが流用できると良いのですが、その情報で有力なものは今のところありません(悲)。

でも、日産の事です。
専用設計で一車種を開発する筈がないので(嬉)、多分見つかると楽観していますが、何せ「古い」ので…。

パーツが手に入ったら画像付きで記事を書きます。

用が無い方が圧倒的に多そうですが(笑)。
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毎度の事。

我が愛車は本当にチマチマしたチューニングだけで燃費を改善し、パワーを上げて参りました。

もうすぐ二十歳になろうと言うのに、発売当時のカタログ値の燃費を維持、場合によってはそれを越える状態になりました。


そんなチューニングの中のひとつを久しぶりに更新します。


「そんなバカな」
だとか、
「あり得ない」
だとか。

苦言も罵倒もどうぞご自由になカテゴリーなのですが、これがまた大きな(微かですよ。あらゆるところの相乗効果が必須という意味です)下支えになります。

それは、「スパークプラグ」です。


ほら、

「そんなバカな。」
「あり得ない。」

でしょ。


でも、バカにならない。


一般的に最も分かりやすいのは、スパークプラグの先っちょの材質辺りでしょうか。

「イリジウム」

なんてのが結構有名です。

あとはメーカーです。

主なメーカーは、
DENSOとNGKです。

これまで何度もいろいろなプラグに手を出し、ちょっとマニアックな選定とかしてました。

例えば、

「熱価」

とかですかね。
詳しい方なら分かるって部分です。

これもエンジン性能に影響が出る場合があります。


それは置いておきましょう。
この際。
説明が長くなるので。

私のブログの欠点がモロ出し似なる恐れが高いので。(笑)


さて本題へ。

今回のドナーは勿論の事ながら我が愛車。

1998年製
↑ 1998年製の日産プリメーラワゴン

一応オーテックバージョンのエアロスポーツというグレードです。

4WDの5MT。

エンジンはSR20DE。
日産有数の優れたエンジンのひとつです。

これにターボを後から付けるとそれなりに高出力になります。
無理をかけられないのでくっつけませんが。


で、このクルマの私なりのそもそものコンセプトは、より環境に優しい改良です。

「ハイブリッドにすれば?」

なんて言わないで下さい。

改造社で公認を取得する以前に、ハイブリッドほど環境破壊に貢献しているクルマはないのです。
一台のハイブリッド車を構成する為に使用されrうレアメタルがどれだけの山を崩して得られているのかを考えれば自ずと答えが導き出されてきますよね。

で、アホくさいので他の手段を取りまくっています。

先に結論から。

現在のこのクルマの燃費は、ハイオクガソリンを使用して 13.5km/L です。

ちょっと前のCVT車に近くなりました。

まだまだ成績は伸ばせそうな感じですが…。


さて、今回のチマチマしたチェックポイントはスパークプラグです。

DENSOからNGKへ浮気します。

理由は幾つかあるのですが、そろそろ寿命かもしれないのと、マフラー出口付近に「すす」が付着するようになったからです。

バラします
↑ 太い口径ですが純正なのです。

新品での入手はできなくなりました。
何せ古いので。

純正マフラー
↑ すすがくっ付いています。

オイル燃焼系のすすだと、少しベタつき感があるのですが、このすすはサラサラです。

真っ先に疑うのは不完全燃焼です。

で、プラグ交換という訳です。

今回購入したのはコレです。

梱包バッチリ
↑ おっと、梱包された状態ですね…。

ネットで購入しました。
ちょっとお高いヤツをおごってあげる事にしました。

NGK premium RX です。
どこがプレミアムなのかは使用してみないと分かりませんが、もしかしたら化粧梱包の分だけ高いとか…(笑)。

4本入りで一箱
↑ 4本入りでセットになっていますね。

使う工具です
↑ SR20は深いところにプラグがあるのでエクステンションが必要です。

バラします
↑ ハイテンションケーブルを引っこ抜きます。

左がDENSO 右がNGK。
↑ そろそろ寿命です。

スパークプラグが焼けて来ています。
先端の形状に関わらず、伝導率が落ちているとロスに繋がるので交換対象です。

形状はほぼ同じ。
↑ よく見比べると、DENSOのプラグ先端はお疲れ模様です。

当然ですが、まだ十分に使用できますし、ちょっと手を加えれば本当にスパークしなくなるまで使い倒す事ができます。

まぁ、趣旨に沿って交換します。
復旧し。
↑ 元通りにします。

なんてズボラな作業。

ハイテンションケーブルも交換してあげたいのですが、それは次回ですね。

予備にします。
↑ DENXO は予備にします。

作業終了です。
↑ 作業終了です。

さて、コレでどれだけ変わるか…、ですが、暫く走ってからでないと落ち着いた結果が分かりませんが、少なくともマフラー付近のすすは明らかに無くなりました。

完全燃焼に近付いたという事ですね。

ガソリン車は基本的に完全燃焼ができないが故に今まで研究開発が継続されて来ているのです。

ちょっとゴリゴリにエンジン改造をやる方は、ひとつのシリンダーに対して2つのプラグを装備できるような改造を施したりするのです。
完全燃焼を狙うのが目的です。
燃えずに排出されるガソリンを燃やし切ってしまう事で出力アップを図れるからです。

私にはそんな事をする勇気が無いのでこんなつつましい改良で満足していくのです。

コレで十分なのです。

ちなみに、先日の事ですが、燃費計算をしたら 14.1km/L になりました。
ただそれきりで、その後は13.7km/L くらいで落ち着きつつありますが、まあ効果があったと判断します。


良かった、良かった。
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中途半端が嫌いで、温泉卵が食べられない(目の前に出されれば食べます…)筆者ですが、全くもってうっかりと後始末の記述をし損ねていました。


「え? 何だっけ?」

と、考えて下さった方には感謝の意を捧げます。

答えは…、




ネジです。

あの足りなくて取り付けるのをはしょったヤツです。


ネジが足りていません
↑ コレです。

専門のお店に行けば、似た様なネジも容易に手に入るのですが、そんなお店、近所にありません。

ギタークラフトをやっているお店はありますが、ネジ2本だけ売ってもらえるのか、タダで譲って頂けるのか、そのどちらも少し抵抗があったので、似かよったものをホームセンターで探す事にしました。


ふざけるな!

ホームセンターのネジコーナーにはまともなネジが無いではないか!

4軒もハシゴした挙句に、どうにか代わりになりそうなものを見付けて購入して来ました。

ヘタすると、ガソリン代やら費やした時間やらを考えたらネットで購入した方がマシだったかも…、とも思いましたが、まぁ、いいでしょう。

レトロっぽさが失せましたが、それなりに収まりましたので。

ホームセンターでゲット
↑ 皿ネジです。

極めて普通の皿ネジに見えますが、このサイズが売っていなかったのです。
ドライバーはプラス1番で、本当はナベ皿が欲しかったのですが、どこにもありませんでした。
妥協して皿ネジです。
その代わり、ステンレスに拘りました。

青っぽく見えるクロメートという表面処理のネジは簡単に錆びますので、人の手が触れる所には使わない方が良いのです。
まぁ、ギターというものはマメに掃除して油分を与えるのが本来の姿なので、これは詭弁なのですが。

金属部位は置いておくだけで曇りが出たりするのです。

という事で、ちょうど良い長さの、本来二本しか必要の無かったネジが、同形状のものが手に入らなかったばっかりに8本も投入される展開になりました。

ネジが揃いました
↑ ピントが甘いですが…。

何とかピックアップホルダーのネジ、8本が今時の仕様で取り付けられました。

ちょいと膨らんでいるとレトロっぽいのですが、まぁ、この色でレトロもクソもありません。

コレはコレで良しとしましょう。




え?


あぁ、アレですか…。

ずーっと気になっていた方もいらっしゃったかもしれません。

ネックとリヤピックアップ下あたりにある、「穴」ですよね!

ピックガードです
↑ ピックガードです。


木目の綺麗な高価なギターをお持ちの方は案外取り付ける方がいらっしゃいます。
弾いているうちにピックが当たってボディが傷だらけになるからです。

でも、超うまいプレイヤーに窺うと、

「アレはヘタクソなヤツが付けるんだ」

だそうで。

なるほど。

超うまい人は、ボディに傷など付けずにあんなとんでもないフレーズをニコニコしながら弾きこなし、美しい木目(虎目と呼ばれるものが大多数です)を見せびらかすのです。

特に、レス・ポールは、高級なものはゴールドトップという金色一色のものか、木目のものとに大きく分かれ、ブラックや、アニメ「けいおん」で知れ渡ったレッドバーストなんぞは比較的安価でポピュラーなものに分類されがちになります。

木目が素晴らし過ぎると、大した音が出る訳でもなく、コンデンサがいつの間にかオイルから電解に変更されているのにも拘らず、百万円を超える価格で取引されてしまう世の中です。
まぁ、飾っておくだけのコレクターにはそれしか見えないのかも知れませんし、それ以上のものは必要無いとも言えますね。

しかし、ギターは見た目ではありません。
いや、見た目はわりと重要かな…。
でも、とんでもなく美しい虎目のボディでなくても良さそうです。

って言うか、それで良いではありませんか!

要は中味。

各パーツにどの木材が宛がわれ、強度としなやかさを保ちながら弦の振動を逃がさない作りであるかが重要で、そこには当然の事ながら電気回路やピックアップ等の抵抗バランスの調和もポイントになって来ます。

なので、弾く為のギターをご購入なされる際は、ちょいとデータを探って、より良い構成である事を重点にお探しになられる事をお勧めします。

で、話が猛烈に脱線しましたが、あの「穴」にあの「ピックガード」が元々くっつけられていたのです。

安物っぽく傷だらけです
↑ プラスチック製です。間違いありません。

傷がバッチリ入りまくっています。
通常は下側の穴にはL字に折り曲げられたブラケットが取り付けられ、ボディの下側あたりへネジ止めして、ボディになるべく傷がつかないように配慮されているものなのですが、さすが「ATOMIC」。
そんなのどうでもいいぜ系のボディ色のデザインだったので、構わずスリーブで高さを合わせてネジでグリグリって感じで…。

まぁ、これは冗談で、透明なピックガードで独特のカラーリングを余すところなく見せる為の細工なのです。通常のL字ブラケットを付けてしまうとボディ色の斬新さの伝わりにロスが出る為にこの仕様になったのだと思います。

ただしかし、現状に至るとそれが裏目になってしまいます。

っていうか、なってしまいました。

まさか、こんなに収まりの良いカラーで想像以上に仕上がってしまった為、このピックガードを取り付けると、「艶消し度」抜群なのです。

仮にくっつけるとこうなります
↑ これは何とかしないといけません。

自動車などで使用されるカーボン調のフィルムを貼ってみようか、前に乗っていたクルマのガラスに使っていたアメリカのペンタゴンの窓ガラスにも採用されている遮光フィルムの余りでもいいかな、などと考えてみましたが、とりあえず保留にします。

どちらもピックが当たると目立つ傷が付きそうだからです。

今まで入手したギターの中で、ピックガードが付いたギターなんてアコースティックギター2本だけでしたので、まぁ、超うまくなくてもそれなりに弾いていれば傷は付くまいというバカポジティブな発想で、もしかしたら穴を何らかの形で埋めてしまうかも知れません。


いずれにしても、音が抜群なので、「どうでもいいか」という選択肢も残っている訳ですが…。


今度はボディ背面の凹み傷を修復して行こうかと思います。
いや、しかし、そこは誰も見ないしなぁ…、と思いきり躊躇しているのも事実です(笑)。

やはり、ギターは主に外面の良さに近い「見た目」はある程度必要なのかも知れません。


あぁ、今回の記事…、半端無く自己矛盾な仕上がりだな。

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毎度、縦に長過ぎるブログをつらつらつらと、遅々として遅れ気味に? なりながらもなんとかアップデートをしてお…。

って長い!

いい加減にしろ、と言われそう。

とっとと本題に入りましょう。


前回は確か(確かって何だっ)ヘッドストックのリファインじみた作業を済ませたところまででした。

で、ボディの色がどうとかこうとかで、なかなか実際の色とキャップの色が予想以上に近くて驚いたよ、ってところで終っていた筈です。(筈ってなんだっ)


で、今回は仕上げに入って行きます。

やっている作業は一連のものです。
いちいち区切って何度も分けてアップするようなスタイルのブログが大嫌いなので、当ブログは垂れ流し式スタイルを採用しております。

どうでもいいですね…。

さて、今回のヤフオクでゲットした矢先に、東北で未曾有の津波災害が発生し、その影響で原発が大変な事になり、「アトミック」ってネームとデザインにマズさを覚えたのがそもそもの始まりでした。

実際のところ、原発対策においては未だ何も進捗が無い状態に等しく、強烈な放射性物質が太平洋に流れ込んでいるのですが、
海外のサイトで目にする内容と、日本国内で発せられている内容に誤差があり過ぎるようにも思えるのですが…。
このあたりの時事情報は他のサイトに突っ込んで行って皆様ご自身で直視なさって下さいませ。

で、続きです。

そのきっかけを機に、早速デザインを変えるべく色を剥がし、形状にも若干の歪みがあったのを削って修正し、下地を作り、塗料でその下地をガッチリ固めたところで放置になっていた訳です。

で、突然の生活環境の変化を契機に作業を再開するに至ったのです。

また前置きが長いな。


で、ヘッドストックの作業を終え、ボディの塗装状況も確認を終え、組み上げのステートへ移ります。

まず、いくつもの部品を外して入れておいた当時の箱を探し出して来ます。

パーツを入れておいた箱
↑ 多分無くなったものは無い筈…。

一応全部あるっぽいです。
それと、メッキが剥げてただのダイキャスト(英語ではダイイングキャストと呼ぶらしい)製のブリッジエンドは廃棄(ダイキャストは全面のメッキを剥離しないと再メッキできず、それをやると新しい安いギターが買えてしまうのです)して、当時の楽天市場で新しいものを購入しておいたのです。
画像の左側に、袋に入っているのがそれです。


久々に見る背面
↑ 新聞紙等を使ってマスキングしておいた背面を久々に見ます。

久々だからという訳ではありませんが、意外と綺麗な背面です。っていうか、でした、ですかね。

ぐちゃぐちゃに見える配線類
↑ 電装コントロール部が大変な事に!

どこから入り込んだのか、ボディ表面を削り込んでいた時の細かい粉がコントロール系の電気配線のボックスの中に入り込んでいるではありませんか!

埃を掃除します
↑ 可能な限り負圧で掃除します。

エアブロアで埃を吹き飛ばすのは手っ取り早いのですが、可変抵抗器は完全密閉式ではありませんし、他の部位へ埃が移動するだけに終わったりするのでやらない方が良さそうです。まぁ、プロの方々はやっているのかも知れませんが、そこはメーカーによって様々でしょうね。
とにかく、家庭のリビングでやるには、掃除機とお掃除用にジョブチェンジした歯ブラシを上手に使って掃除をします。

まとまるとこんな感じ
↑ やればできる!

綺麗になりました。
ちなみに、配線をきってあるのでこの状態ではギターの音は絶対に出ません。

可変抵抗器を取り付けます
↑ 様々な役割を持った可変抵抗器を、自分が使いやすいように再レイアウトしつつ取付ます。

とは言え、結局元のレイアウトに戻りました。
使いやすく洗練されて来ている訳ですからね。

(ちなみに前回いじくった他のギターは可変抵抗器が2つ増えましたが、どう言う訳かそれとほぼ同じレイアウトと配色で新しいモデルが発売されたのです。悔しかったですが、気にしない事にしました。スイッチを追加してフェイズ回路を付加しましたが…。って言うか…、はい、気にしてました。)

次へ…。

可変抵抗器を取り付けます(ワッシャ)
↑ ワッシャを入れます。

大した事ないと思われがちですが、ワッシャには表と裏があります。製造工程による形状形成なので仕方がありません。
エッジが立っている方が下側、外から見えない側になるようにくっ付けた方が丁寧な仕事と言えます。

ワッシャの製造方法にも幾つかの種類がありますが、現在は裏表のないワッシャが広く出回っています。ただし、製造コストが僅かに高いです。

可変抵抗器を取り付けます(ナット)
↑ ナットを付けます。

六角頭のねじ類は、きちんとスパナを使って締め付けます。
モンキーは一見扱い易そうに思えますが、苦肉の策の時に使う感覚で。

当たり前のようにモンキーを引っ張り出して来ると、素人だと思われるっていうか、信じ込まれてしまいます。
理由は、モンキーはネジ頭を傷めてしまう可能性が非常に高いからです。取り返しのつかない状態に陥る事にもなるので、良く考えてから使うかどうかを考えましょう。

ちなみに、抵抗器のシャフトを挟んで押さえているのは、クニペックス社製のウォーターポンププライヤです。
安いものはそこら中のホームセンターで売られていますが、そんな安物のなかでも扱いやすいのはクニペックスの製品です。(個人的感想です。当然の事ながら…。)

なお、私が使用しているのは多段調整式ウォーターポンププライヤで、少し精度が高いものです。
最悪の場合にモンキー程度の仕事をしてくれます。

可変抵抗器を取り付けます(終了)
↑ 締め過ぎに注意して可変抵抗器の取付は終了です。

ネジを閉め込み過ぎるとボディが割れます。

前もって印しをしておいたピックアップです
↑ 表面の保護と視認性の高さを確保する為にこんな風にしておくと良いでしょう。

マスキングテープには色々な色がありますが、メーカーとしては3M社とニチバン社が私の好みです。
長時間貼り付けたままでも糊残りせずに剥がせるので。

他社製品は、環境にもよるのでしょうが、同環境で糊残りします。

糊が残ると結構厄介で時間をドブに棄てるような事になるので私は少々高くても良いマスキングテープを使うようにしています。
(個人の感想ですからね、一応…。)

ネックフロント用
↑ Fの刻印があります。

Fはヘッドから見てフロント用です。

リヤブリッジ用
↑ Rの刻印があります。

Rはヘッドから見てリヤ用です。

要は、このギターはヘッド用とリヤ用とで、異なったピックアップを搭載されている事を意味します。
FもRも全く同じ物を搭載したギターもあるのですが、たいがいFとRで異なったピックアップを搭載したギターは、少々お高級なカテゴリーに入ります。
音が良いだとか、サーキット(配線や回路の設計)が良いとか、デザインやボディなどの材料が良いだとか。
要は安物では無いっぽさを示していると言って良いでしょう。

ピックアップホルダに装着
↑ ピックアップホルダーに組み込みます。

ピックアップホルダーも、このモデルはF用とR用で形状が異なります。
「レス・ポール」と呼ばれるカテゴリーに属するギターは基本的にこの手です。勿論、レス・ポールでも例外はあるのですが、それはずーっと後の方で…。

で、ホルダーとピックアップをセットします。
ありがたい事に、磨けば光る金属ボックスタイプのピックアップですので、綺麗にしてから組み込みます。
左側と右側は、ビフォア、アフターという感じで並べてみました。

塗装で埋没した下穴を復活させます
↑ 塗装で埋没した下穴を復活させます。

インパクトレンチ用のビットドリルを使って、手でクリクリと下穴を作り直します。
何もせずにネジをいきなりもみ込むと塗装が割れる可能性があるからです。

ピックアップをマウントします
↑ 早速ピックアップをマウントします。

あれ?
おかしい…。

ネジが足りないぞ!

箱の中を捜したり、箱を持ち出して来たルートを探ってみても見当たりません。

紛失したのか、元々付いていなかったのか?

記憶が曖昧です…。

他のギターから移植しようとしたのですが、見事なまでに全部黒色、もしくは錆発生…。せっかくきれいにするのに、「珠に傷」を自ら作り出してどうするっ、って事で、とりあえず、ネジは後で購入して追加する事にしました。

間違えないように結線してハンダ付けします
↑ だいたいの配線の流れを見ながら、間違えないように結線します。

ハンダ付けが基本になりますが、そのままだとショートの原因になるので絶縁処理を行います。

熱収縮チューブをかぶせます
↑、熱収縮チューブを利用します。

これは、熱を与える事で縮むという特性を持ったチューブで、電装屋さんや、マニアックなラジコン等の模型関係のお店なら必ず在庫を持っていますので、ホームセンターで手に入らなかった時は電装屋さんや電子パーツ屋さんへ行きましょう。

ハンダごてで熱収縮チューブを収縮させます
↑ ハンダごてで熱を与えます。

この位置では難しいというかできませんが、自動車などで配線を組む時にライターであぶって縮ませる職人さんもいます。
とにかく熱で収縮するチューブです。

熱収縮で絶縁します
↑ ショートしない事を確認します。

少しマージンを取ってハンダ付けをした(再配線の可能性を考慮)ので不格好になりましたが、まっ、良しとしましょう。

配線完了
↑、配線完了です。

なかなか収まりが良く見えます。
で、ここから1本の針金みたいなものが次の画像のブリッジマウントの穴に向かって空いている細い穴を通ります。
これが無いと雑音だらけのギターになってしまうのです。
画像では分かりにくいのですが…。

ブリッジマウントの位置確認
↑ ブリッジ関係のマウント位置を確認します。

このままの状態で叩きこんではいけませんっ!

当然ですが、あくまでも位置の確認で、マウントはマウントで個別に打ち込めるようになっています。

ちなみに、先ほどの針金はこの画像の一番奥の穴に向かって出て来ています。
いわゆる「アース」というものです。

ブリッジマウントの打ち込み
↑ まず、マウントを打ちこみます。

当て木を添えて木槌等で叩くか、プラスティックハンマーで打ち込みます。
やり過ぎるとボディ面が挫屈したり塗装が割れますので注意が必要です。

ここでしっかり収まるかどうかの確認です
↑ しっかり収まるかを確認します。

それぞれがしっかり収まっているのかをいろいろな方向から見て確認します。斜めになっているとパーツがはまらなくなるからです。

ブリッジの部品はこの向きで装着されます
↑ ブリッジの各部品はこの位置関係で装着されます。

まぁ、向きを間違える事は無いと思いますが、間違えると面倒なので一応再確認をします。

微調整の方法
↑ マウントが斜めだった時は、ダミーのボルトを用意して修正します。

あまり無茶はできませんが、マウントが斜めに入り込んでしまった場合は、画像のようにダミーのボルトを捻じ込んでおいて、頭の部分を叩いて調整します。
ただし、くれぐれも叩き過ぎない事。
ココがダメになるだけでギターは音を出せなくなる可能性があるからです。
つまり、重要基本コンポーネントなのです。

無事に装着完了
↑ 無事に収まりました。

マイナスドライバーでブリッジのボディからのクリアランスを自在に変えられるようになっているのが分かりますが、ここから先は弦が張られてからの作業になります。

ちなみに、この部位を真正面の上から見てみましょう。

良く見るとナナメですが、実は…。
↑ ピックアップとエンドブリッジの間にあるパーツの向きが斜め…?

と思われるかも知れませんが、全てのギターがこのレイアウトを執ります。
エンドはあくまでも弦が抜けないようにする為のもの。
メインブリッジは弦の太さと発する周波数から正確な音調を出せるように計算された角度でマウントされます。
で、弦にも様々な仕様がある為、微調整ができるようになっています。

ヘッドストックまわりを組みます
↑ ヘッドストックにペグを取り付けて行きます。

それぞれがきちんと動作するかを確認してから取付ます。
妙なガタがある時は、思い切って買い替えか、手に入るならば単品で注文して交換してしまいます。

今回は全て問題無しでしたので、くっ付けて行きます。

位置と向きを確認しながら固定します
↑ 向きを良く見て会わせてから固定します。

ペグの向きが揃わないと、意外と目立ってカッコ悪いんです。

ちなみに、ちゃっかりですが、USA でセットアップされたっぽい事を示すシールが貼られていますが、信頼性については述べずにおきますね。
多分大丈夫だと思いますけれど。

殆どのギターのペグは左右で形状が違います。
↑ ナット締めも前述のとおり、適切な工具で安全に。

埃が目立ちますが、後で全部きれいに掃除します。

可変抵抗器の摘まみを取付ます
↑ 可変抵抗器にツマミをくっ付けます。

段々と派手になって来たような…。
金メッキじゃないからまだ許せますが。

適切と思われる高さにセットします
↑ ブリッジ関連を適切な高さにセットします。

いわゆる弦高と呼ばれるものを総じて調節する働きと、その弦を無理のないように引っ張るエンドのボディからの高さを考えてセットします。

弦をエンドから通してヘッドの方へ
↑ 弦を張って行きます。

張り方はいろいろですが、細かい事を言えば、なるべくネックに偏った力が加わらないように気を遣います。
私の場合は6弦、1弦、2弦、3弦、5弦、4弦の順に弱いテンションで張って行きました。

「別に関係無いよ」
という方もいらっしゃるのですが、些細な事でネックは変調をきたすので注意します。
このあたりで素材の違いによる強度の差が出て、それが価格に跳ね返るのでしょう。

ヘッドのペグで巻きます
↑ ペグに弦を指し込んだら、巻き込んで行きます。

それなりにテンションを得られるようにらったら無駄な弦はサッサと切ってしまいましょう。

一時期ファッションなのか何なのか、弦を長めにきって振り回しているギタリストがいましたが、瞬殺の如く廃れるだろうなと思っていたら、ギタリストごとステージの上から姿を消しました。

奇をてらい過ぎると煙たがられるのです。
超天才的な何かを盛っていない限り…、なのですが。

全部で6本それなりにテンションを掛けておきます
↑ ギターっぽくなってきました。

6本揃うとやはり違いますね。
「ギター」って感じがします。

アーチ状の確認
↑ ブリッジがアーチ状になっているのを確認。

確認というか、これが当たり前なのですが、緩やかなカーブでアーチを描いていないと演奏しにくいのです。
アーチ状になっていないものもあるのかも知れませんが、私の知る限りでは、アーチの曲がり具合がメーカーやモデルによって若干異なるのが現実なのだと思います。

良く考えると、ヴァイオリンもチェロも、コントラバスに至ってもこのアーチは採用されているので、弦楽器にはこれは必須な条件なのだと思います。

ネック振動感知式チューナー
↑ かなり多くのミュージシャンが使っている便利グッズです。

ネックを通じて伝わって来る開放弦の振動を感知して表示するチューナーです。
ちょっと違和感を覚える人や、こんなオモチャみたいなものを信頼できないって方々は使いません。
プロでも凄い人はラックマウント式のチューナーを使用しますし、それ以外の方は有線式の接続にコンパクトなアナログ式チューナーやデジタル式チューナーを利用します。

確かに電気信号になったものの方が信頼性は高いのでごもっともな話です。

ネックの反りを直したら蓋をします
↑ お安いギターには装備されていませんが、この蓋の下にネックが反ってしまった時に修正をする事ができるシャフトネジが仕込まれているのです。

希にダミーの蓋がくっ付いているだけのインチキっぽいギターもあるのですが、このギターはきちんと調整できるタイプでした。
当然の事ながら、久々に弦を貼られてネックが反ってしまったので、それ以上反らないように早めに修正をかけます。
シャフトネジまで曲がってしまうと意味が無いですからね。

用事が済んだらカバーをします。

完全に仕上がったヘッドストック
↑ ヘッドストックの完成型です。

まぁ良くなったかなって感じです。

これよりは…。

元々のヘッドストック
↑ 物足りなさ満点です。

元々のエピフォン アトミック
↑ ビフォア…。

エピフォン アトミック」です。

このギターには透明なボディーガードプレートがありますが、現在のギターに付けるのかどうかは思案中です。

仕上がり
↑ アフターです。

エピフォン アトミック 改」です。

「アトミック」の欠片もありませんね。
本来あり得ないインレイもヘッドストックにありますし。

ネーム募集と貸してみようか…。

ミスマッチ?
↑ ついにやられちゃったのかな…、私…。

でも、案外しっくりくるような気がしないでも無い…。

しかし、ギターと掛け軸って…。


せっかくなので、ダメ押しで。

右がエピフォンのレス・ポールの例外モデルです
↑ 右側がレス・ポールのボディデザインの例外です。

ボディ前面の形状が局面では無く平面です。
エピフォン レス・ポール スペシャル というモデルですが、実はこれは Made in Japan の最期のロットです。
この後は全て韓国製になりました。

ヘッドストックのネック調整用のシャフトネジのカバーには、GIBSON の文字が入っています。
ブランドが「エピフォン」だけれど、中味は「GIBSON」という意味会いと解釈しても良いです。

まぁ、GibsonEpiphone も同じグループですし、本来の開発力で行けば Epiphone の方が先行していて優れていたのです。
色々あってGibsonの傘下に入りましたが、同じ音が出るのなら Epiphone で十分で、Gibson で見栄を張らなくてもいいんじゃないのかなぁ…、という少しナナメった視点から、私は Epiphone のファンなのです。


ちなみに、この後アンプにつないで音を出してみたのですが、絶品でした。
知人の Gibson Les Paul よりもパワフルで突き抜けるような音が出ます。

見てくれはどうあれ、「アトミック」 に相応しい仕様だったのでしょう。



縦長なのが特長的なブログをこれからもかけるだけ書いていきたい所存でございます。



「疲れるからやめてくれ!」

って?






イヤです。(笑)






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続きです…。


露天での塗装&テレビ番組を見ながら(塗装の間隔がおよそ30分なのでちょうど良いのです)だったのですが、まさかの降雨。
曇り時々雨の予報で、一応軒下で雨がかからない事を想定していたのですが、まさかの「跳ね水」が…。

っというトラブルがありましたが、塗装途中に降った雨粒を除去した後に重ね塗りを継続します。

通常の塗装で3回塗りでおよそ40分程度で触っても大丈夫なスプレー缶塗料を、一本使い切るくらいの感覚で分厚く塗り重ねて行くので乾燥には時間がかかります。
っというよりも、かかります。

っていうか、しっかり乾かさないと次の作業に進めません。
「ウチウミ」という現象が起き、表面は乾いているのに、内部がまだ乾燥していない状態に陥るからです。
かといって、安易に加熱させるのもNGです。

蒸発していない内部の揮発性成分が沸き出してしまったり、ヘッドストック自体が木製なので極端な加熱はそもそも不毛の一途を辿ります。

なので、最も適しているのは真夏の晴れた日の屋内、もしくは日陰の環境に近い状態で乾燥させる事です。



で、肝心の続きです。

乾燥したヘッドストックにデコボコができてしまったのですが、いずれにしても貝殻シートを張り付けた厚みの分だけクリア塗装を盛ってあるので、気にする事無く研削して行きます。

研削はドライでは無く、ウェットで。
つまり、耐水ペーパーで水を使いながら行います。

耐水サンドペーパーで加工1
↑ 水を使って平滑面を出して行きます。

耐水サンドペーパーで加工2
↑ 面出しをする為には平面をサンドペーパーにあてがいます。

耐水サンドペーパーで加工3
↑ 使用したサンドペーパーの番手は360番から2000番です。

サンドペーパーは数字が小さい程粗く、大きい程細かくなって行きます。

耐水サンドペーパーで加工4
↑ 水で時々削った分の塗装を洗い流しながら慎重に作業を進めます。

360番で大まかに面を出し、番手を上げて行きます。
400番~2000番と…。

途中をはしょっても問題ありませんが、技術が必要になります。
如何に面出ししたい対象に対して均等に力をかけて平滑にさせるかという技術です。
サンドペーパーにあてがった物の持ち方や使い慣れの有無などで、力加減が分からずに面に対して斜めに削って行ってしまう可能性が出てくるからです。

なので、心配な場合は水で表面を洗い流して削れ具合を見ながら徐々に番手を上げて行きます。
粗い目から細かい目に移る時に力のかかり具合やその方向が分かり易いのです。

ポイントとしては、あてがうものはなるべく硬くて、しっかりした平面をしたものを選ぶのが楽ちんです。
木のブロックなどでもOKです。

今回はコバックス社製のバフレックスを誤使用した形で代用しました。
本来これは、グレーの部分に専用の粘着テープの付いたサンドペーパーを貼り付けて使うものなのですが、カッチリとした平面を出す事ができません。

なので、ひっくり返して掴む部分をあてがって削りました。

面の確認
↑ 2000番で仕上げた状態です。

上手に削って「艶消し風」って感じにするならばこの段階で仕上がりでも良いかと思います。

今回は鏡面狙いにするので、更に作業を進めます。

ここから先はコンパウンドを使用します。

コンパウンドで研磨
↑ 住友3M社製の細目で仕上げて行きます。

自動車用ですが、塗装面を磨くという目的に違いがありませんので、ホームセンターなどで手に入るものでも同様に仕上がるかと思います。

コンパウンドにも、粗目、中目、細目とありますが、サンドペーパー2000番まで仕上げたならばいきなり細目で構いません。
多分ですが…。

表面を数回確認しながら研磨
↑ こんな感じになります。

ティッシュなどでコンパウンドを扱うのは楽な様で楽ではありませんし、コンパウンドを無駄に使用してしまいます。
実際には布系のものを使って研磨しました。
タオルや雑巾のたぐいの布地が適しています。


同一面の下に、ギターに元々あったロゴと後から貼り付けたシール式の貝が収まりました。

P1050830a_20150912033406bb6.jpg
↑ 加工前です。

ヘッドストック研磨後
↑ 加工後です。

ちょっと物足りなかったデザインが少しマシになった気がします(笑)。


ボディ仕上がり面
↑ ボディはこんな感じに…。

赤系だったので、若干の色合いの誤差が、スプレー缶の蓋と実際の塗装色との間に出るのだろうと思っていたのですが、意外と誠実な発色をしています。

使用したカラースプレー缶
↑ このキャップと殆ど遜色のない色になりました。

メタリック塗装なので、上にクリアを吹いて覆ってあります。


こちらもヘッドストック同様にコンパウンドで磨きます。

全体画像
↑ 手や指で触れてザラツキ等が無いかどうかを探りながらコンパウンドで磨きます。


全体画像
↑ 塗装工程は終了です。



この続きも、またまた早めに更新する予定です…。

何とかします…。
  • このエントリーのカテゴリ : 技術
一体何が「近日更新」…だっ!

あれこれあってアップデートできなかったのです。
ごめんなさい。


では、続きです。

ヘッドストックに飾りを付け加えます。

Gibson 社のヘッドストックによくある、三角形を寄せ集めたダイヤ形のものを検討したのですが、少しランクを下げておこうと思い、
こんなもの(型紙)を用意しました。

マーク下書き
↑よくあるヤツです。


次に、昔自作したトレーシング台。

P1050838a.jpg
↑どこかで見た事ありませんか?

コピー機の原資を置くガラス板です。
ちなみに20年以上前の機種のものです。
廃物利用で、エコですね…。

P1050840a.jpg
↑下側から蛍光灯で照らして型抜きをします。

中学生時代の授業で教材で作った全く別の用途の物を再利用しました。
LEDでないところが昭和です。
というか、LEDだと目を傷めますのでオススメしません。

P1050839a.jpg
↑ 画像では分かりませんが、しっかり透けて見えます。

この角度ならどうでしょう。

切り抜き準備完了
↑ 作業しやすいでしょ。

使った素材
↑素材はこれです。

フィッシングで主にルアーを楽しまれる方ならよくご存じの物です。
これを加工してオリジナルのルアーを作るための製品です。

「こんな黄色いのをくっつけてカッコ悪くね?」

的な方も多い事でしょう。

まぁまぁ…。

で、これをカットしてヘッドストックに貼り付けます。

キンキラキンに光るそれっぽいステッカーも存在するのですが、芸が無いし、はがれてカッコ悪くなるので、可能な限り天然のものに拘ってみました。

ちゃんと裏側に粘着剤が貼られているので、余程の事が無い限り剥がれませんが、そのままだとこの貝殻の薄切りは黄色いままです。

クリア塗装2
↑ クリア塗装を…。


肝心な貝シートの貼付時の画像を撮影し忘れました。


まぁ、しかし、このように虹色に光るのですよ。
クリア塗装で覆うだけで。

で、ここで留意点があります。

貝のシートはそれなりに厚みがあります。

軽くクリア塗装を施しただけだと、ヘッドストックの表面に段差ができてしまいます。

なので、時間をかけて「超分厚く」クリアを盛って行きます。

短気な人は要注意です。
本当に時間をかけて塗り重ねて行きます。

専門用語としては「指触乾燥」と言うのですが、指先で塗装表面に振れた時にベットリとくっ付かず、心地良いペタり感があり、指紋が残らないような程度を指します。

今回はスプレー缶を使用しました。
エアースプレーガンを使うと綺麗に吹けるのですが、スプレー缶も捨てたものではありません。
上手に使えば適量ですし、案外と綺麗に仕上がります。

だいたい撮り溜めたアニメを一話分見る度に塗る感じです(笑)。

一体何作品見たのか分かりませんが、直射日光を避け、高温下に晒されないように気を付けます。
気泡ができて面倒な事になります。

で、次の画像をどうぞ。

クリア塗装1
↑ 表面にブツブツがあります…。

これは気泡ではなくて、水泡? です。

玄関先で塗装していたのですが、突然の大雨で跳ねた水滴が塗装中の表面にポタリと…。

でも、慌てる事はありません。
指触乾燥のほんの少し前に、新聞紙の切れ端を使って水泡を突き挿し、上手い事水を新聞紙に吸い上げます。
幾つかの水を吸い上げると更に便利な事に、他の水泡を突いた時に周辺を軽く平らにならす事ができるようになります。
しかし、新聞紙も紙。
クタクタになる前に新たにちぎって水取りをします。

そして、塗装再開し、なれの果てが上記画像です。

表面にデコボコがありますが、水は予想外ではありますが、表面の不平滑感は予想範囲内です。



この次に仕上げ作業を行うのですが、一応予定としては期日公開で行きたいと思います。
(大丈夫かなぁ…。)
  • このエントリーのカテゴリ : 音楽
かなり前の記事で、エレキギターのリメイクを記述しています。

本当です。

暇な方は探してみて下さい。(丸投げ)


エピフォン コレア アトミック

↑ 「コイツをどうにかしてやろう」って記事です

電装系部品取り外し、各器具類取り外し、塗装剥がし、ボディ経常修正、マスキング、下地用クリア塗装。

そこで記事は止まっている筈です。

そうです。

そのままクリア塗装の完全感想を待つという口実で、完璧なまでに放置していました。
一応自宅で最も昼間に気温が上がる部屋においておいたのですが…。(言い逃れ)


で、過去記事から復帰した方にはこちらをご覧頂きます。

ボディ下地処理終了

↑久々に登場です

元々のシェイプ出しのミス(マシニングで切削しているのと思うのですが、何故か歪んでいました。いい加減なのか、安いギターだからこんなものかと言った感覚なのかも知れません…)を手作業で修正(キチンとやらないと、表面を塗装した時に歪みが目立つのです。)し、下地処理用の浸透性のクリア塗装で武装し、表面を細かい目の耐水サンドペーパーで磨き上げた状態です。


マスキング1

↑ボディには白い縁飾りがあるのでその部分を先にマスキングします。


マスキング2

↑ボディ表面側の縁の境界をマスキングで覆います。

ボディ面塗装後に、すぐこの部分だけ先に剥がしてエッジ剥げ(乾燥してからだと塗装した色がテープに引っ張られて剥げてしまう場合があります)を防ぎます。


この部分の塗装以外に手を加える部分があります。

ここです。

ヘッドストック
↑ヘッドストック


ギターのこの部分を「ヘッドストック」と呼びます。

この部分がガランとしていてカッコ悪いので、ちょっとだけ手を加えて華やかにします。


ヘッドストック下地処理

↑まずは塗装のための下地処理です。


#2000 くらいのサンドペーパー(ドライでもウェットでも可)でおおよそまんべんなく施します。

ちなみに、この作業を「足付け」と呼びます。


タイムオーバーで作業中断。
じらすつもりはありませんが、この先は次の更新で。

さぁ、どうなる。

なお、今回は一気にやってしまわなくてはならない事情があるので期日更新です。
  • このエントリーのカテゴリ : 音楽
紆余曲折を経て、私は家を出て行ったあの人の知り合いと実は繋がっているのです。

前もってですが、今回は完全に「ウンチク話」です。

さて、前出のその方々は音楽好きで、いい歳して現在バンドをやっています。

私が今住んでいる街(市だけど町と表記してもいいくらいだが)には、かつてアマチュアバンドの全国大会で勝ち残り氷室恭介率いるBOOWYとトップ争いをした伝説の地元バンドがいるのです。顔見知りですが、皆さん今はそれぞれに音楽活動を本業の傍らに行っていらっしゃいます。
ハイレベル過ぎて付いて行けませんが…。

前置きが長くなりました。

で、そんな私のところへ、ベースを弾いて欲しいと冒頭のバンドオッサン・オバサンバンドから誘われ、困っている人をみすみす受け流すのもイヤな性分なので、とりあえず本来はギター弾きなのでベースは上手くないぞという条件で参加する事にしました。

お金も少々かかります。
楽器は無料で貸してもらう事で折り合いを付けました。

彼らは「メリケンサウンド」で押せ押せ系が好きらしく、単純ですがところどころやたらと難しい個所があるので注意が必要です。

外すとカッコ悪いので気を遣います。


私は欧州系の曲が好きな音ですが、欧州系は元々クラシック音楽が文化の中に盛り込まれているので、メロディもコード進行もハーモニーも美しさが伴います。そう言った意味では歌詞の内容が分からなくてもBGMとしても楽しめるのですが、聴きながら歌詞の内容が分かってしまうとドップリと行ってしまいますね。

恋愛の曲もメリケン系では少々強引だったり、男はフラれるとがっつりヘコむんです。そしてノスタルジック
一方欧州系は女性の前で膝間付いて手を差し伸べるような感覚の歌詞が多く、センチメンタルでダメな時は意外と潔い。

その間を行くのがドイツのロックです。

だいたいライブの観客は男性が多いらしく、ミーハーという意識は無いっぽいと聞いた事があります。カッコいいもの、ガッチリしたものに引き寄せられるらしく、黄色いと表現される女性の完成よりも「オーッ」と言ったローマ時代の騎士の歓声みたいなのがライブ会場に轟くのだそうです。

おもしろいですね。

「所変われば品変わる」みたいな。

ではそのあたりを踏まえて日本の音楽シーンはどうかと言うと、先日もちょいと書きましたが、基本的にパックンチョなので、エディションで様変わりさせています。
勿論、真新しい唄も次々に生まれていますが、不思議な事にそれらの大半が一発屋にもなれずにデビュー&二曲目のシングルくらいで消えて行きます。

せめてアルバムまではリリースして欲しいというバンドは多いです。

「根本的になにが悪いか…」ですが、原因はデジタル録音の進化のし過ぎです。

レコーディングで失敗しても、何度でもりトライできる。甘えが生じてレコーディングしながら練習しているような感じで徐々に補完して行って最後にキメる…みたいな感じです。酷い場合はピッチコントローラーでヴォーカルの音ズレを強制的に修正します。

ディスに―の「アナと雪の…。」の主題歌でMay j. さんの露出が多く、実際の本編で唄を担当したMさんが音楽番組で唄わないのはデジタルでパンチインをしているからだと言われています。よーく聴くと「そうかもなぁ」的な程度しか分かりませんが、その筋の人が滑らせた口から聞いた話なので真実味は高そうです。

要は、テープ録音っ時代の集中力に欠ける意識がもたらす抜け隙きがせっかくの音楽の質を下げているみたいです。
「一発録り」に拘らなくなったせいでしょう。

それでも上手いバンドは短時間でアルバム一枚くらいは仕上げてしまいます。次のエディションの時間を得るための技術力の高さと言えますね。

時間をかけて録音しても基本的に一発録りで、SEやらリバーブ、コンプ&リミット、ディレイ、音量の調整と、要所に僅かなアクセントを仕込む程度だけで見違えるほどに昇華させるのが音楽編集者の技量となるのですが、ここが最も重要になるのだと思います。

何かと疑惑の多いとされている宇○田さんの楽曲も、とあるエンジニアが僅か0.5秒のSEを仕込んだだけでまとまった曲がある程ですから、職人とは凄いものです。
上記の一文は「さておき」ですが…。


今デジタル録音で問題になっているのが、ダイナミックレンジの使用率の高さです。

お気づきの方は多いかもしれませんが、古いCDと新しいCDでは音量が格段に違う筈です。
CDへの書き込みに安全マージンを取らざるを得なかった当時の技術の低さが障壁となっていたのです。
ダイナミックレンジで0dbをオーバーすると音そのものがちぎれるようにブレるように振動してしまうのです。なのでおおよその音量でマスタリングを行う訳です。(手じたるなのでノイズは入りません。)
ところが、現在はPCでダイナミックレンジの可視化できるので、ダイナミックレンジをギリギリ一杯まで使う事が出来るのです。そうすることで音圧を格段に上げる事ができ、強弱も武器にできるようになりました。

音圧を上げる事でデータ量も増え、音声の表現力の幅が広がります。
別にSACDじゃなくてもいいんじゃね? 的な感じです。
SACDも結局Blu-layのお陰で影が薄くなってしまいましたし、再生用のデッキもバカバカしい程高価過ぎて笑ってしまいます。

で、肝心な「問題」ですが、音圧が上がる=大きな音が出やすくなる&静かなパートと恩寵の多いパートが混在する事になります。
そこで再生するデバイスによってとある障害が発生します。

少し古めの物や、新しくても安価なプレイヤーに装備されている音声出力自動調整機能が誤作動するのです。この機能は小さな音はそれなりに引き上げて聴きやすくし、デカい音は抑え込んで平坦化を促す者なのですが、曲の「ここぞ」という場所で音がこもったりボーカルの帯域が沈み込んでしまったりと良くない事ばかりが起きます。
コレはハイレゾナンス(いわゆる今時のハイレゾです)のダウンロード系の音声にも共通する事で、再生デバイスがチョロいものだと「アレ?」と思うところが出て来ます。
ダイナミックレンジのオーバーにおっかなびっくりで録音をしていた頃のCDを聴きまくった世代の人達には良く分かる現象なのですが、「何故ここで音が落ちる」だとか、「ここはもっとおせるべきだろ」っぽい疑問が完成の中に流れる訳です。

なので「近頃の音楽は作り込みが甘い」などと口にしてしまうオッサン、オバサンが多いのです。

そうでは無くて、皆さんがお使いの「再生デバイス側のスペックの問題」なのです。

故に、少し音が良いステレオデッキやドック式の携帯プレイヤーの価格に機種によって差があるのです。


で、最後にトドメです。

ハイレゾはデータ量が多いですが、基本的に圧縮されているもので元々のサンプリングレートが高くても「音の間引き」があるのでCDよりも音質が劣る場合があります。

なので、私はCDに拘って購入をします。
まず当分は廃れないメディアである事と、音質を求めるが故に、近年はアナログレコードやカセットテープというメディアで作品を発表するミュージシャンがいます。

山下達郎氏がアナログ音源が最も音質が良いに決まっていると断言しているように、それが最も人間の耳に優しくて伝わって来る者も多いと言う事です。

しかし、現在、ターンテーブルもない、アナログレコードを置収納するスペースも無いという事情が多い昨今では、CDもとおりこしてダウンロード系を選びがちになります。
場所取りませんからね。

それと引き換えに、「聴こえない」とされている周波数帯の「音声」を聞き逃して行くのです。

カーステレオはどうせ社内もある程度走行時の騒音でうるさいのでダウンロード系でも平気ですが、自琢哉イヤフォンで聴くサウンドはなるべくCDに近くなるようにサンプリングレートを上げたり、ダイナミックレンジを上げつつレベリングで整える必要があります。

クルマも家電も、超簡単でお手軽に操作できるようになりつつあります。つまりそれは人間の退化を助長する物でもあるのです。

せめて音だけは拘ってみましょう。


なお、様々な理由で耳が聞こえなくなってしまった方々に失礼である事を承知の上で、思い切って意見を求めた事がありますが、皆さんはライブが好きだと仰ります。メロディは分からないけれど、楽しいのか哀しいのか強く訴えたいものがあるのか疲れてしまったものなのか散った、実際に演奏し唄をうたうステージの上の変化は良く伝わって来るのだそうです。
一様に「今日のライブは楽しかった」だとか「ゆったりできた」などのコメントをされるのです。
「身体に感じるビートやグルーブ感」だと仰っていましたが、肌で、身体で感じる事にどれだけの力があるのかが窺えます。


いかがでしょうか。


音楽の力は現状では地球上で人間しか理解できないカテゴリです。

無理にとは言いませんが、音声はとりあえず拡張子..wav でPCなどに取り込んで聴きまくってみては。

当然レンタルのコピーでは無く、新しいものはキチンと著作権の所有者に収益が生まれるように新品を購入しましょう。
そんな私のCDラック(200kg越え)の棚には発売終了でやむを得ずネットオークションや中古CD店で手に入れた者も多いのですが…。(笑)

今回の本文中の意味不明な専門用語は、ウィキペディアでも、まとめサイトでも、まぁ、私でも、楽ちんな方法で調べてみて下さい。
音楽の捉え方が変わって世界が広がります。


ご拝読頂き、ありがとうございました。(ここまで辿り着けなかった方、申し訳ありませんでした)
このところ雨模様が続いている。

地域によっては大きな被害も出ているようだ。

幸い、私の住んでいるあたりは「どしゃ降り」程度で済んでいる。
農家の方々にとって、今年の雨の振る舞いは微妙なところらしい。

作物によって収穫高や、品質に影響が出てしまう降り方なのだそうだ。


しかし、ここでふと思う。

日本において、いわゆる「雑草」とされる類の植物は、毎年ほぼいつもどおりに成長して散って行く。
刈っても刈っても生えてくる。

この生命力や再現性を農作物に利用できないものなのだろうか。
(出来ないから農家の皆さんは苦労されているのだろうけれど…。)

放置プレイで美味しい桃ができまくるだとか、ただ植えておくだけで勝手にトマトが美味しく育つようになったら、促成栽培も最新の光促成栽培も越える研究開発となるのは必至なのだろう。

けれど、それって「遺伝子組み換え」に値する訳だろうし、それらが市場で流通するのかどうかが不透明過ぎて誰も手を出さないのかも知れない。

遺伝子組み換え植物の「実」を捕食して、動物の身体がおかしくなるとは私個人の意見としては、それは「NO」だ。

それらの果実にオキシトシンが含まれている訳でもあるまいし、危険だと指摘する有識者たる方々の意見もバラバラで信ずるに値しないとさえ考えている。

ま、あこのような半分妄想のような話題はさておき、「雨」というキーワードで思い出す曲が私にはいくつかある。


わりと誰もが思い浮かべるであろう曲は、
森高千里さんの「雨」
だろう。

女性とカラオケに行った時に歌わせようとするオッサンは数知れない(笑)。

帰ってCDでもiPod でも何でもいいから、千里さんの唄声で聴けと私は毎度思うのだが、20年が経過しても唄声もルックスも良い方に振れて行っている千里さんはスゴイと思う。
コンサートだとかライブだとかが企画されているのならば、是非行ってみたいしダイレクトに聴いてみたい。
ちなみに「雨」は、彼女の作曲でも作詞でも無いというあたりがシュールなポイントだが、それ故に森高千里さんの唄声がキッチリハマり込んで揺るがないのかも知れない。
曲や詩を手掛けた方々が彼女にベストマッチするようにエディションをしたのだろうと思うとひれ伏したくなる心境だ。


この続きで本題を。

「雨」に関わる曲で私が好きなのは、B'z の作品である。
アンチB'z の方々にしてみれば、この時点では鼻で笑われてしまうのだろうが、シングルカットされていない隠れた曲が「闇の雨」という楽曲だ。
適当にググって頂くか、7’th Blues という2枚組のアルバムでも購入して頂ければ聴く事ができる。
ハイレゾとかダウンロード系は詳しくないので割愛しますが、この「闇の雨」が元となって、タイトルも変わって別の楽曲にブラッシュアップされているようですが、縁がないのか聴いた事がありません。
とにかく「闇の雨」ですね。

遠距離恋愛をされている方々にもオススメです。


さて、徐々に恋人同士の距離が縮まって来ます。


少し前にトラブルを起こしてしまった、元 チャゲ&飛鳥 のASUKA 名義の(あぁ、もうここまででピンとくる人は40代かも知れませんね) 「始まりはいつも雨」です。
始まったばかりの恋人達にはうってつけですね。
若年層の方の中では、もしかしたら懐メロの領域に入ってしまっているのかも知れない楽曲ですが、これをカラオケでせがまれる事があります。
ただし、コレは場が荒れた時のヘルプコールでもあるのですが(笑)。
だいたいこれでほぼ強制的にラブソング系に箱(カラオケボックス)の中に居るメンバーの意識を統一させる事が出来ます(笑)。
暴走カラオケの雰囲気に対する破壊力は絶大ですね。


そして恋人同士がピッタリとくっつきます。
Every Little Thing の「冷たい雨」、もしくは小泉今日子さんの「優しい雨」でしょうか。
どちらも比較的まったりした曲調ですが、菓子はかなりいい感じです。


ただ、私は流行りものが基本的に嫌いなので、この中で最も好きな曲を選べと言われtら、B'z の「闇の雨」になるでしょう。

まぁ、そんな人種もいるのですよ(苦)。

  • このエントリーのカテゴリ : ライフ
今になって、些細なきっかけで仕組まれていた実家で起きた私への罠の実態を知り、本当の影の仕掛け人が誰だったのかが判明。

知らずに酷い思いをさせてしまっていた母に思わず連絡をとった。
電話番号は変わっていたメールアドレスは 変わっていなかった。
電話番号を教えてくれたので電話をかけた。

母は、
「生きていなさい。」
と、あの時以前と変わらぬ口調でそう言ってくれた。

およそ10年間の自身の過ち辟易し、自責の念に駆られて思わず涙が出た。

「生んでくれてありがとう。」
と、初めて母に言えた。

固いベッドで眠ってしまおうと考えていた自分を母が引き戻してくれた。
「生きているといろいろある。生きていれば乗り越えられる。生きていれば嫌な思いもすれば良い思いをすることだってある。だから生きていなさい。道は一本だけではないよ。」
と、そう言った。

2時間半も話してしまったけれど、10年近くの時間を埋めるには少なすぎる。

二人の爺さんが生きていたら、きっと半日以上は正座させられてお説教を食らっていただろう。

一人の世界大戦の生き残りで、帰国後に病で他界したとても頑固一徹な人物だったらしい。
堪忍袋の緒が切れるとちゃぶ台をひっくり返すタイプだったのだそうだ。

もう一人の爺さんはとある運送会社の株主だった時期があり、少しばかり裕福な生活をしていたらしいが、デノミネーションで財産の殆どを失ったのだそうだ。
それなのに、困った人や近所の子供達にささやかながらも、年に一度自身の手打ちでうどんを振る舞ったり、子供達の喧嘩を観察しては仲裁に入ってたしなめていたそうだ。

二人に共通する点は、共に基本的に温厚であったという事だ。

そんな爺さん達にこってり絞られても返す言葉がない。
まさしく「申し訳」が立たない自身の失態だ。

今後の自分の人生について爺さんに尋ねたら何と言うのだろうか。
「豆腐の角に頭をぶつけろ」
程度なのかも知れないし、何も言わずにじっと僕の眼の奥を厳しい眼差しで射抜くように見つめながら微かにニヤリと笑うだけなのかも知れない。

叶わぬ夢だが、僕は一度でいいので爺さん達とじっくりと話をしてみたかった。子供の頃からの夢だ。

爺さん達はその温厚さで黙って状況を眺めて、煙管(きせる)から煙を立てながら、その目で何を見て、何を感じ取り、何を思うのか。

何と無く自分に似ているような気がするが、僕と爺さん達との大きな違いは「優れた洞察力」だろう。

心の内に何かと貯め込みがちで、ストレスの発生に気が付く事が出来ない(一応病症の一種らしいですが…)ために先に自分が壊れてしまう僕とは根本的な部分が違う筈なのだ。

今回の一件について、とんでもなく痛いゲンコツを食らわされるのか、それともそっと頭を撫でてくれるのか。
もしかしたらその両方なのかも知れない。

故に爺さんの反応を伺ってみたい。
何か自身を変える秘訣をおしえてもらえるといいのだが…。


母とは近いうちに二人居る爺さんの墓参りに一緒に行く約束をした。

できれば毎年欠かさず行かれるようになるといい。

既に他界された人と言葉を交わす事が出来るとして、まずは改めて爺さん達の墓参りで懺悔をするのが最優
先だな、と思った途端に少しだけ小さな溜め息が出た。

こんな時に、近いうちに頻繁に夢で出会えてたくさん話ができたら多少なりとも夢が叶った事になるのかも知れない。
  • このエントリーのカテゴリ : ライフ
人生にはいくつもの分岐点があるのだろうし、きっとそれらは否応なしに面前に訪れる。
そういうものだと思う。

ただ、そこで全てを任されるのが「選ぶのは自分自身」という丸投げにも似た文言だ。
うっかり見過ごすといずれ誰かを憎んだり恨んだり羨んだりする種になり得るとても重要なものともいえる。

ここ数日で複数の人物に接触した。

本当にそれぞれみな違った生き方をしていて、リッチでお金に困った事がないだとか、財布の中身はいつもだいたい5千円未満だったりと、その格差を比べてはいけないのだろうが違いはある。
ここで発生する問題は、彼らをどんな「モノサシ」で、どこを基準に測ったら良いのかという点だろう。

結論としては、恐らくは測る事自体が間違いで、「本人がどれだけの満足感を人生で得ているか」で終始するのではないかとやはり感じてしまう。

他人がどうこうと考えた時点でそれは嫉みにもなり優越感にもなり得るからだ。


社会に出てから20年を越えたあたりだが、これから先どうなるかは自分次第だ。
どんな道も選らベルのかと言えばそうではない。
いわゆる企業の「正社員」と呼ばれる括りで所属する事は不可能に近い世の中になっている。
書類に書く生年月日だけで企業の人事は煙たがるのが常識だからだ。

以前、人事を担当していた経験が自分にもあるだけに、それは痛いところでもある。


宙ぶらりんな生活で、身体を壊したり怪我をしたら即生活が崩壊するというステータスをどう捉えるかだ。

何らかの野望を燃やして情熱を傾けるのも、項垂れて悲観しながら生きて行くのもアリなのだとは思うが、願わくば後者は選びたくないし、選ぶべきでもないと、騒動が起きてから1ヶ月近くが経って最近ようやく思えるようになった。

今欲しいのは、正確には、今自分が求めているのは「拠り所」なのだと感じている。それが何なのかは良く分かっていないのだが…。
不思議とお金が最優先では無かったりする事に自分自身で少しばかり戸惑ってしまう。

日々の生活で削れる部分が食費だというレベルに至っているというのにも拘らずだ。

まともなものを食べる訳に行かなくなって20代の頃の体形に戻ったのはある意味「お得?」なのかも知れないが、肉体も衰えてしまうのが難点だ。
当然と言えば当然の結果だが、ここから巻き返して行くのに何が必要なのかはやはり考え直さなくてはならないのかも知れない。

一緒に生活している犬の為に作っている鶏肉中心の煮物を自分の食事用の鍋に少し移して味付けをするようにして動物性たんぱく質を接種して来たつもりだったが、栄養学に詳しい人物によると、それは逆効果でダイエット用の食事だと注意された。
犬の皮膚病に合わせた食事療法の一環として鶏肉料理を作って来た訳だが、自分が食べる物に関しては豚肉系の方が良いのだそうだ。
適度な野菜と適度な炭水化物。

鶏肉と豚肉。
グラム当たりの価格の違いになかなか手が出せない。



今の自分の大元の岐路は、スーパーの精肉販売コーナーにあるのかも知れない。
値引きシールが二枚重なった菓子パンが置かれているコーナーで税込80円のパンを手に取りながらそんな事をふと思ったのだった。


After All This Time だ。

さぁ、どうする? 自分。

道はいくつでも転がっていると有名な歌手は唄っているが、一瞬でも死を脳裏に浮かべた人間がそれを例え一時的であったとしても諦めたばかりの状態で、ゴロゴロと転がっているという新たな「生き方」なんていうものは見えていたとしても気付かないのが定石だとも思う。

自分自身が最も嫌うセリフ、

「時間が解決する」

は、やはりここでも適応されないのだ。

時間など、どれだけ流れても何も解決しないからだ。

「ほとぼりがさめる」のだとしても、それは他人が決める事で、自分自身の問題ではないのだ。


ただ、焦る事だけは避けた方が良さそうだ。強過ぎる焦燥感に蹴り倒されそうだが、じっくりとじっくりと、次の風が吹く瞬間を狙うまでだ。


大きな岐路はそこで待ち構えているに違いないのだから。

自分との勝負。
無くも笑うも己次第という事だ。
  • このエントリーのカテゴリ : わんこ
 

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ウチのワンコ達、その他、自分の周りでホットなものを順次掲載していきます

 

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